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毎日放送(MBS)の古川圭子氏がゲストスピーカーとして来学!

2016年12月21日(水)

12月20日(火)のCDP211(2)「プレゼンテーションの技法」(担当:江弘毅講師)は、毎日放送(MBS)アナウンサー室でご活躍中の古川圭子氏をゲストスピーカーとしてお迎えしました。古川氏は本学文学部英文学科の卒業生で、毎年大好評の講義です。今年もキャリアデザインプログラム履修生に加え、意欲のある学生を"特別聴講生"として受け入れたところ、50名近くが集まりました。

「『話しことば』で伝える」と題して行われた今回の講義では、「聞きやすい声の出し方と話し方」、「伝わりやすい言葉の選び方」、「あがらないコツ」、「アナウンサーとして心がけていること」などアナウンサーとして実践されている内容を幅広くお話しくださいました。専門職としての知識に加え、日常会話や就職活動においても即活用できることを色々とご教授頂き、とても貴重な学びを得る機会となりました。
現役アナウンサーに直接質問ができるまたとない機会でしたので、講義後は質問者が殺到し長蛇の列になりましたが、一人ひとりに手厚くアドバイスをしてくださいました。

講義では、現役アナウンサーのリアルな生活もお話いただきました。この日は朝6時からラジオのお仕事があり、起床時間はなんと3時だったとのこと。そんな超多忙なスケジュールの中、少しのお疲れも見せず優しくかつ丁寧なご指導をしてくださった大先輩の姿に、強い憧れを抱いた学生も多いことでしょう。

講義概要について

  • 「文字」で書かれた情報を「音」に変える。不特定多数の人に、一度で聞き取って理解してもらう。それがアナウンサーの仕事。
  • 聞きやすい話し方のコツは、ゆっくり話すこと。普段の会話のスピードは速い。小さい子どもやご年配の方と話すときをイメージする。また、一文を短くした方が、相手にとっても自分にとってもわかりやすい。
  • 伝わりやすい言葉選びに大切なのは、漢語よりもひらがな言葉を使うこと(例えば、「開始」よりも「はじめます」の方がわかりやすい)。漢語は同音異義語が多く、誤解が生じやすい。目安は、小学2~3年生程度の語彙。
  • 相手の話を上手く引き出す方法は、相手が「はい」「いいえ」でしか答えられない質問は避け、「?」で終わる質問を心がけること。また、勝手に相手の答えを決め付けるのもNG。
  • 地名や駅名の読み方には特に神経を使っている。アナウンサー室で抜き打ちテストをすることもある。
  • ゲストスピーカーの古川氏
    ゲストスピーカーの古川氏