生涯発達心理学研究室


社会や文化によって決められた男女の役割や女らしさ、男らしさのことを「ジェンダー」と言います。ジェンダーは、自分でも気づかないうちに、わたしたちの考え方や行動に影響を与えます。たとえば、好きな人ができると、女の子はかわいらしさを気にし、男の子はかっこよさを気にするというように。
女らしさや男らしさには、「優しさ」「たくましさ」のように、男女に関わらず大切なものが多いのですが、こうしたものにしばられ、「女なんだから他人に親切にしなければいけない」「男のくせにくよくよするな」のようになると、生きるのが苦しくなることもあります。
では,こうしたジェンダーはどのようにしてわたしたちに伝わるのでしょうか。それが、森永研究室で扱っているテーマのひとつです。

生涯発達心理学研究室MORINAGA YASUKO
■専門分野 生涯発達心理学/ジェンダー心理学
■学位 博士(教育心理学) ■研究室 JD館 107号室 ■オフィスアワー 無(2009年10月より2010年9月末まで国内留学中のため) ■URL http://www.eonet.ne.jp/~morinaga-office/site/ |
| 人は生まれてから死ぬまでさまざまに変化します。生涯発達心理学は受精から死のときまで人がどのように変わっていくのかを、いろいろな側面から研究する領域です。森永研究室では、特に女性を中心に、働く女性とその夫や子どもとの関係、高齢女性の人間関係などを取り上げています。また、女らしさや男らしさをどのようにして身につけるのか、それらが雑誌や漫画などのメディアの中にどのように描かれているのかなど、ジェンダーの視点から研究しています。 |
人間の行動や考え方、感じ方など、ふだん「当たり前」と思っていることも、心理学や行動科学を学ぶと、「当たり前ではなかった」ことに気づかされます。また、社会や文化、そして、時代が変われば、「当たり前」もどんどん変わります。一緒に、心理学や行動科学を勉強して、これまでとちょっと違う目で世の中を見てみませんか?

1 女性と家族、社会 2 現代社会とジェンダー

主な著書・訳書
・S.ハ−ディング著 森永康子訳 『科学と社会的不平等 』 北大路書房 (2009年4月)
・ L. バブコック・S. ラシェーヴァー著 森永康子訳 『そのひとことが言えたら…働く女性のための統合的交渉術』 北大路書房 (2005年7月)
・青野篤子・森永康子・土肥伊都子著『ジェンダーの心理学 改訂版』 ミネルヴァ書房 (2004年10月)
・R.K. アンガー編著 森永康子・青野篤子・福富護監訳 日本心理学会ジェンダー研究会翻訳 『女性とジェンダーの心理学ハンドブック』 北大路書房(2004年3月)
・森永康子・神戸女学院大学ジェンダー研究会編 『はじめてのジェンダー・スタディーズ』 北大路書房 (2003年2月)
・森永康子著 『女らしさ・男らしさ −ジェンダーを考える−』 心理学ジュニアライブラリ 第7巻 北大路書房(2002年10月)
そのほかは、下記をご覧ください。
http://www.eonet.ne.jp/~morinaga-office/papers_and_mores/since_1997.htm

2008年度卒業生11名(2009年3月卒業)
・タカラヅカファンにとってのタカラジェンヌータカラヅカファンへのインタビューから探るー
・夏まつりを通しての子どもの変化
・ペットは高齢者に何をもたらすか
・青年期の自立〜インタビューによる検討〜
・恋愛における女性性と自己卑下、他者高揚的自己呈示の関係性
・女を演じるー同性ペアと異性ペアにおける非言語的行動の差異
・ドラマ「Lの世界の」の分析
・就職活動における自己効力感と父親・母親・恋人・友人との関連性
・ボランティア活動が大学生にもたらす変化
・社会的地位とノンバーバルコミュニケーションー教員と学生はいかに地位を表出するのかー
・映画の中のトランスジェンダー
2007年度以前は、下記をご覧ください。
http://www.eonet.ne.jp/~morinaga-office/courses/soturon.htm

ものごとを解釈し、それについて考察するときには、何らかの理論的枠組みや視点が必要となります。森永研究室では心理学の領域でジェンダーの視点から研究を行っています。研究テーマは大学院生各自の問題意識や興味関心に基づきます。