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−−研究テーマを教えてください。
池渕 「歴史小説が好きで、日本文学や文化に興味があります。卒論では司馬遼太郎『坂の上の雲』でなぜ正岡子規が主要な人物として描かれたのか、掘り下げる予定です。でもなぜ自分が正岡子規に興味を持ったのかは分からないのですが」
飯田 「文学研究のテーマのひとつに、表に出ている情報に加え、その情報がどうしてその形になっているのかを合わせて考えることがあります。分からないけれどひっかかる、そこが大切なんですね」
−−どう展開する予定ですか。
池渕 「読み進めるなかで、作者自身が正岡子規に特別な思い入れを持っていることを感じています。司馬遼太郎さんの講壇が活字化された文献や、評論などから、作者自身についても考察します」
飯田 「一人の作家がある視点で書いている小説は、ある時代のどの場所でどういう人が見たら何が見えるかという、具体的で個別な見え方というのを知ることが出来る。また、書かれたものとしての歪みやねじれがあるので、書いた人自身の問題もそこには表れます。そういう読み方を学んでいくことにも意味があるし、文学の面白みはそこにあるのではないかと考えています」





