取り組み

取組の概要

神戸女学院大学音楽学部が、東京音楽大学、昭和音楽大学と力を合わせて立ち上げた3大学連携(正式名「音大連携による教育イノベーション――音楽コミュニケーション・リーダー養成に向けて」)は、文部科学省平成21年度「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」に選定されました。

これは、3つの音楽系大学が、教育研究資源の相互補完や学生・教職員の交流、関連団体との協働を通して新しい音楽教育の基盤整備を行い、社会の様々な場で音楽活動を創造・実践できる「音楽コミュニケーション・リーダー」の養成をめざすものです。

文部科学省の助成は平成23年度で終了しましたが、その後も各大学の予算と民間の助成金を得て3大学での教育改新を継続してきました。平成27年度からは東京音楽大学と神戸女学院大学音楽学部の2校での取り組みとして展開しています。

ミュージック・コミュニケーション講座

2010年4月にスタートした「ミュージック・コミュニケーション講座」は、この大学連携の柱となる取り組みです。

この授業は、インターネット・ビデオ会議システムを活用して各大学から提供される講義を参加大学で同時に受講し、相互にディスカッションをしようという画期的なものです。日本の音楽系大学では初めての先進的な授業を、ぜひ体験してみて下さい。

15年目の今年度は、「誰一人取り残さない社会に向けて、音楽でできること」を全体テーマに、各分野の専門家をお呼びして、音楽を介したコミュニケーションの可能性について多面的に学びます。

9月には英国ギルドホール音楽院から優れたワークショップ・リーダーを日本に招聘して、音楽作りワークショップ集中研修を計画しています。大学の枠を越え、国境を越えて、大きな出会いの場となることでしょう。

(2023年4月)

*詳しい情報は、音楽館29室の「連携ルーム」(内線8588)までお問い合せください。

神戸女学院大学 音楽学部 連携ルーム Kobe College Department of Music 神戸女学院大学 音楽学部