70周年記念誌
11/107

やり遂げた先に、次が見えるから。009-Memory寺嶋ゼミ細胞の世話のために朝7時から研究を開始することも。煮詰まると外に出て、友達とバトミントンなどをしていました。-Spot中庭野嵜先生の授業でキャンパス内の自然を学び、この環境が大好きに。女学院名物(?)「ナツヤスミソウ」が懐かしい!まざまな専門分野を持つ人と一緒に学んだ女学院での経験は役立っていると思いますね。あとは気配りの心。たとえば些細なことですが、オープンキャンパスで参加者向けのお茶がきちんと並べられているのって、女学院では当たり前でも他では全然当たり前じゃないんですよ(笑)。こうした女学院ならではの良さは、社会でも発揮していきたいと思います。就職してまだ2年目。思った通りの開発ができず苦労することばかりですが、周囲からのアドバイスはとにかく全部試しながら、答えのバリエーションを探っている最中です。当面の目標は、必ず一つ商品開発を成功させて世に送り出すこと。研究職は、何かを最後までやり遂げることが大切だと思うんです。私も女学院の研究室で4年間研究を続け、それを論文としてきちんとまとめ上げたことが、今の研究職の仕事につながっています。長い仕事人生の中で、この先研究以外の仕事をすることもあると思いますが、どんな時でも「その場その場でやるべきことを、きちんとやり切る」というポリシーを大切にしていきたいです。あの頃の私へ有働由美子アナウンサーをはじめ、女学院から巣立って社会で活躍されている先輩方を見るたびに「女性が世の中でこんなに輝ける時代なんだ」と実感します。出産や育児を経ても働き続けることが私の夢。そうした生き方が自分にもできるかもしれないと勇気が湧きます。先輩方がどんな道を選ばれているか、ぜひ学生のうちにたくさん知ってください。 

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る