70周年記念誌
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国の“場所”は知った。人々の“営み”はどうか。0242年生の時には、アメリカ・ロックフォード大学で1年間、派遣留学生として学びました。とにかく課題の量が多くて大変で、毎日100頁以上を読み込んで授業に出ることが大前提なんです。読んだ内容をもとに、授業はすべてディスカッション。自分の考えを持つための思考力、意見を伝える表現力を鍛える日々でした。また、ルームメイトのルーマニア人とは大の仲良しに。彼女のおかげで、脳内で日英翻訳しながら話すのではなく、思ったことが英語で口から出てくるようになったんです。英語で喧嘩もできたし、夢の中でも英語になってしまって自分でもびっくり(笑)。多様な人種が入り混じって学ぶ日々を通して、文化・歴史・宗教など異なる背景を持つ人がいろいろな考え方を持っていることを知り、それが当たり前だということに気づくことができました。留学後には、ルームメイトと世界旅行にも出かけました。界を知ったけれど、社会人としてより深い視点から世界と関わっていきたいと感じたんです。例えば、その土地の人々の営みや、社会の在り方など、ビジネスを通して見る世界はま現在はリスクマネジメント部に所属。営業部門で立ち上げた商売の“継続”を考える仕事です。オフィスにはよく海外出張者のお土産が置いてあり、異国の食文化に未だに驚かされることも!20カ国は回ったでしょうか。その時に、地理的な意味では世  

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