70周年記念誌
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045愛する街のために「最適解」を積み重ねる。正直言うと、中高部から女学院で学んでいたけれど、英語はそれほど得意ではなかったんです。ところが高等学部時代にコスタリカやフィリピンへ留学して、自分の英語力でもホストファミリーと通じ合えたことに感動。“ツール”として英語を磨きたいと、留学制度の整った女学院の英文学科へ進学することを決めました。大学時代は交換留学で1年間イギリス・オックスフォード大学へ。国際政治学を選択したのですが、クラスメイトには社会人留学生の外国人外交官もいて、国際問題を英語で議論したのもよい思い出です。世界の国際政治に触れて知的好奇心が刺激された私に、帰国後さらなるチャンスが到来。女学院の国際交流センターから「“アジア若者塾”に参加してみない?」と声をかけられたのです。アジア全域から国際政治に関心のある若者が集い、1ヶ月間寝食を共にして英語で国際政治を学ぶ“アジア若者塾”。実際にタイの外交官、アジア開発銀行の職員、インドネシアの政治学者なども参加する刺激的な場だったうえ、「この人の下で国際政治を学びたい」と思える講師に出会うことができて。おかげで、進学という進路を選ぶことができました。   

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