70周年記念誌
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「犠牲にする」という選択肢はない。053-Memory西田ゼミ4年生のゼミで乳がん細胞の研究をしていた時の1枚。研究室は薄暗くて少し怖いのですが(笑)、その静かさが好きでした。-Spotデフォレスト館ここでよく友達と待ち合わせをしました。その前のベンチのある広場はとても静かで、時間を忘れておしゃべりしていました。んとある人間として認めていただき、信頼関係を築くきっかけにできたと思います。もうすぐ3人目の子どもが生まれます。「子どもは絶対3人ほしい」という思いと、「仕事もバリバリ続けたい」という思いがぶつかって、正直悩んでいましたが、やっぱりどちらも諦めることはできませんでした。何かを大切にするためには、何かを犠牲にしないといけない。そう考える人もいるかもしれません。でも私は、どっちも頑張れるなら頑張ってみたいと思うんです。同期の仲間がステップアップしている中で、産休・育休と長期間休んでしまうわけですから、遅れをとってしまうのではないかという不安は、もちろんあります。でも、子どもを産んでからでも、能力があれば必ずステップアップできるはずです。横を気にして焦る気持ちをぐっとこらえて、「私なりの優先順位」をつければいい。そうすれば、タイミングは人と違っても、私がやりたいこと自体は、すべて諦めなくてもいいはずですから。   あの頃の私へ学生時代は、将来のことで不安になることもありました。でも今となっては、悩んだことも、遊んだことも、勉強したことも、すべてがいい思い出。ただ流される毎日ではなく、後悔のないようにどんなことにも精いっぱい取り組んでほしい。皆さんは可能性のかたまり。やりたいことを諦めずに全部チャレンジしてください!

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