70周年記念誌
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人生って、死ぬまでチャレンジすること。097-Memory馬術部学生時代は馬術部に所属し、かなり熱中しました。テレビの西部劇に登場する馬が「かっこいい」と思ったのがきっかけ。-Spot中庭休み時間や休講になったときは、売店でジュースを買ってきて、お友達と輪になって座り、おしゃべりに花を咲かせました。“ほんもの”を追求する姿勢は、今のスキンケア事業にも受け継がれています。事業を展開するにあたっては、目先の利益に振り回されずに、軸となるものが大切。私にとっては、“ほんもの”を追求することが軸であり、私の人生そのもののモットーにもなっています。“ほんもの”に少しでも近づきたいという欲求が人を進化させていく、と思うのです。2年前からは、神戸商工会議所の副会頭も務めています。本来の私は、サポートに回る方が向いていると思っていたし、スピーチも本当に苦手で…。そんな重責は到底無理だと丁重にお断りし続けていましたが、女性初の副会頭として、働く女性のために何かできるのであれば、とお引き受けしました。最初は緊張の連続でしたが、苦手だったスピーチにも徐々に慣れ、いつの間にか平気になっている自分に気づきました。自分の中で限界を決めずにチャレンジすれば、この歳になっても自分が変われる。人生って、死ぬまでチャレンジ。どんなことも無駄になることは一つもありません。そのことを改めて実感する毎日です。あの頃の私へ私の頃は、「良妻賢母」という言葉がごく普通に使われていて、私自身も迷うことなく卒業と同時に主婦になりました。時代は大きく変わり、女性は意識を高く持てばいくらでも活躍することができます。皆さんは能力に恵まれ、それぞれいろんな資質を備えた人たち。自分に限界をつくらず、社会のリーダーを目指すぐらいの心意気でチャレンジしてください。  

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