派遣留学
留学期間
2016.8-2017.5
米国

【Lemonade】ロックフォード大学

2017.05.18 留学日記10

シカゴのダウンタウン

昨年の8月から始まった留学日記も、これで最後の10回目となります。

数日前に全ての期末試験が終了し、約1年間にわたる留学生活が完了しました。振り返ると、思っていた以上に暑かった8月から、マイナス20度の長い冬を経験し、ようやく朗らかな春を迎え、今に至ります。
決して短くはなく、楽しいことばかりの留学生活ではありませんでしたが、きっとこれから先の人生の、いつかどこかで役に立つことを、私なりに吸収できた、と思える10か月間だったと思います。

現代は、科学技術の進歩により、いつでもどこでもスマートフォンさえあれば、時差はあれど、家族や友人と連絡がすぐにできるのが当たり前の時代です。しかし、何十年も前、まだ航空機も発達していない時代から、船で海を渡り、何かを「学び」「伝える」ために国を超えて、学問をする人々は如何ほどの気持ちだったのだろうか、と思うと尊敬の念を感じずにはいられません。

昨年の9月、女学院の卒業生で、ロックフォード大学に留学された方とお会いする機会がありました。家族との連絡はもちろん、情報を得る手段もまだ数少ない時代に、ただ一心に遠くの異国を目指し、学問を修められた方のお話は、私の留学生活における不安や不満とは比較にならないものだっただろうな、と10か月間を振り返って改めて感じています。

何もかも一人で成し遂げなければならなかったであろう、当時の留学と比べると、私は恵まれすぎていたかもしれません。大学では、交流センターの方をはじめとした関係者の方々、入寮前、そして、帰国前の数日間は、シカゴ在住の女学院卒業生の方に、たくさんたくさんお世話になりました。また、辛く悲しい時には、家族や友人といつでも連絡を取ることができました。誰一人が欠けていても、私はこの10か月間をきちんとやり遂げることはできなかったでしょう。

完璧からは程遠いですが、支えてくださった全ての方のおかげで、私なりの留学を全うすることができたました。この場を借りて、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。また、拙い文章ではありましたが、今まで読んでくださった方にも感謝しています。
今までありがとうございました。

※写真は帰国日にシカゴのダウンタウンを訪れた時のものです。

2017.04.20 留学日記9

イースターエッグのデコレーション体験

こんにちは!日本は、新学期がスタートし、桜が満開の頃でしょうか...?今年もはや4分の1が過ぎ、4月も中旬となりました。留学期間も残すところあと数週間ですが、授業と課題、そして来月の期末試験に向けて、慌ただしく過ぎ去りそうです。

さて、ここ数回の留学日記では、留学までの手続きや準備等をお伝えしてきましたが、今回は少し違った視点でロックフォード大学、そしてこの留学生活で私なりに学んだことについて少しお伝えしたいと思います。

シカゴのオヘア空港から、バスで1時間半、そしてバス停からは車で約10分の場所にロックフォード大学は位置します。この日記でも何度かお伝えしているように、交通手段は車しかないので、キャンパス外に行くとなると、Uberというタクシーのアプリを利用するか、友人に送迎をお願いすることになるかと思います。また、大学自体は女学院よりも小規模ですので、キャンパスもこじんまりとしています。

ロックフォード大学には、日本と比べると、留学生はもちろん、同じアメリカ人と言っても、一括りにはできないくらい、いろんなバックグラウンドを持つ学生がたくさんいます。お子さんを育てながらだったり、働きながらだったり、学業だけでなく他のことと両立しながら勉学に励むのは、とても労力のいることだと思います。また、日本の大学では、こういったケースは珍しいと思うのですが、教授を含め、大学全体がそういったことについて寛容に受け入れられる、という環境は文化的、社会的に多様性のあるアメリカのよいところなのだろうな、と思いました。

また、普段の生活の中でも、当たり前と思っていることが、当たり前ではないのだ、ということをたくさん目の当たりにしました。どれが正しくて、どれが間違っている、という問題ではないのですが、それぞれのバックグラウンドが違うだけに、私自身も物事に対して、ある程度は寛容にならなければいけない、ということを実感しました。同時に、その分自分自身が周囲に流されないよう、しっかり自分を持つことの大切さにも改めて気づかされました。

長かった冬もようやく終わりを迎え、タンポポやスイセンの黄色と木々の緑色の組み合わせがとても春らしい季節となってきました。冬が暗く長い分、春がやってきた喜びは、日本のそれとはまた違う味わい深さがあると思いました。あれほどの雪が積もっても、しっかりと花を咲かせる逞しい自然に勇気づけられながら、あと3週間となった寮生活、そして10か月間の留学生活を最後までしっかりと全うしたいと思います。それでは、また!

*今回の写真は、イースターエッグのデコレーションを体験させていただいた時のものです。留学中、機会があり、何度か教会の礼拝に参加させていただきました。聖書や讃美歌を英語で読んだり、歌ったりするのも貴重な経験の一つになったと思います。

2017.03.08 留学日記8

4人部屋の様子

留学日記もこれで8回目となりました。おかげさまで、中間試験も終わり、9日間の春休みを迎えました。留学期間もあと2か月程となりましたが、この1年間で学べたことが、いつかどこかで活きてくれるといいな、と思いながら残りの時間を過ごしていきたいと思います。

さて、今回の留学日記では、前回お伝えしたように、留学先にあるもの(留学生用に用意されているもの)、留学中に部屋にあると便利なもの、日本で用意しておくとよいもの、こちらのスーパーなどで購入すればよいもの、などをお伝えしたいと思います。あくまでも、私の場合ですので、参考程度にしていただけるとありがたいです。

1.留学生用に用意されていたもの
ベッドのマット・シーツ・枕・掛け布団・バスタオル(2枚)・洗濯洗剤・洗濯かご
上記が最初に部屋に到着したときに置かれてあったものです。割と最低限のものしか用意されていないので、日本から当座の分だけでも日用品は持ってきておいた方が良いかもしれません。

2.留学中に部屋にあると便利なもの
・扇風機(部屋にエアコンのない寮だと、夏場はこれなしではキツイです)
・電気ポット(冬場にあたたかい飲み物やインスタント食品を食べたいときに重宝します)
・水(ウォーターサーバーが校舎内にはあるのですが、寮にはなかったので、スーパーでペットボトルのセットを購入しておくとなにかと便利です。また、休み期間になると建物が全て施錠されますし(ちなみに食堂も閉まります。部屋に飲料水がないと困ります。水道水は飲めるそうですが、あまりおすすめしません。)
・ビーチサンダルまたは草履(もちろん土足なので、普段の靴に加えて、部屋用のスリッパやシャワー用にビーチサンダルなどがあると便利です。)
・おけ(固定されたシャワーなので、狭い空間で体をねじりながら洗うことになります。おけがあると意外と便利です!しかし、いわゆる桶はないので、私は、料理用のボールを桶代わりに購入しました(笑))
・掃除類(部屋の中は自分で掃除するのですが、特に掃除用品はありません。ごみ箱なども各自用意しなければなりません。寮やルームメート、きれい好きかどうかによっても異なるので、一概に言えませんが、寮自体がとても古く、控えめに言ってきれいではありませんので、私はクイックルワイパーと箒で頻繁に床を掃除し、ごみ袋も洗面所(4人で共有)と自分用に2つ用意していました。)
・ティッシュ(こちらではナプキンはよく見かけますが、ティッシュは大学内にありませんので、部屋にあると便利です。ちなみにトイレットペーパーは清掃員の方に頼むと必要分をくださります。)
・毛布(真冬になると布団だけでは足りなく感じます。布団がかなり薄っぺらいので(笑)毛布はこちらで購入することをおすすめします!!)
・コップやお皿など(冬場は特に暖かいものを部屋で食べたい、飲みたい、というときに自分用にあると便利です)

3.日本で用意しておくべきもの・持ってきておくとよいもの
衣類(夏、冬は分厚いコートやヒートテック、マフラー、カイロ、ブーツなど)・化粧品類(硬水と部屋の暖房のせいで冬は特に乾燥します)・シャンプーなど石鹸類・綿棒や爪切りなど・ハンドタオル・雨具・授業用のリュックサック・常備薬・歯磨きセット・ハンガー・パソコン(必需品)・筆記具・日本食(日本のお菓子など好きなものがあると風邪のときなどは特に嬉しいかと思います)・お土産(扇子、お箸などお世話になる人や友達などに渡すためです)
*変圧器などはアメリカの場合不要です。

4.こちらのスーパーで購入すればよいもの
正直に言うと、スーパーに行けば大抵のものは購入できますが、問題は行きたいときにすぐにスーパーに行けないという点です。交通手段が車しかないことや、何度か交流センターの方が買い物に連れて行ってはくださりますが、時間の制約があることもあり、だだっ広いスーパーですぐに必要なものを見つけられないということもあります。ですので、当座のものだけでも多めに日本から用意しておくことをおすすめします。とはいうものの、全てをスーツケースに1年間分入れることはおそらく不可能なので、サイズが大きいもの・かさばるもの、当座なくても問題なく過ごせる、こちらのスーパーで買ったらよい、というものをいくつか挙げておきます。
(電気ポット・扇風機・掃除類・授業用のノートやファイル・ハンガー・ブーツ・水・毛布・ティッシュ・コップ・お皿など)

日本製の物でなければ使えない、使いたくないというのがあれば、夏頃の留学日記
でお伝えしたように、日本から荷物を送ってもらえば、キャンパス内のメールボックスで受け取ることができます。送料は少しかかりますが、家族の方にお願いすれば、1週間弱で受け取りができます。(メールボックスは申し込みをすれば、自分用のボックスと鍵が用意され、メールボックスの受付で荷物の受け取りが可能です)

毎日の生活起点となる寮ですので、ルームメートや部屋の使い勝手など相性があると思います。学期初めの数週間は寮を変更することも可能ですし、少しずつ自分の生活スタイルを作っていけばよいと思います。写真で伝わるとよいのですが、4人部屋だと部屋に入ると、真ん中にリビングがあり、それをはさんで2部屋あります。また、シャワーとトイレは部屋の中にあり、4人で共有となります。何度か2人部屋を見たことがありますが、4人部屋と比べるとかなり狭く、シャワーやトイレも部屋から一旦廊下に出て、隣の部屋の人と共有するようなので、私はどちらかというと4人部屋をおすすめします。

今回も長くなってしまいましたが、少しでも留学の準備に役立てていただけたら幸いです。また、あくまで私の意見ですので、参考程度にしていただければと思います。それでは、また!

*写真は4人部屋の様子です。左上から時計回りに、シャワーと洗面所の様子、逆側から見た様子(左側がトイレで、右側がシャワーです)、私の部屋、最後がリビングです。(ルームメート持参の電子レンジと以前女学院に留学していた方から冷蔵庫を貸していただいたので、どちらも助かっています)

2017.02.20 留学日記7

こんにちは。2月もあと1週間となりました。今学期も1カ月が過ぎ、授業によっては中間試験がすでに始まっていたりします。さて、あと4回の留学日記で何がお伝えできるかな、と考えたのですが、今回は、留学するまでの大まかな手続き(主にロックフォード大学の場合ですが)と、今までお伝えできていなかった細々としたことを書いておこうと思います。

さて、まずは留学までの手続きについてです。留学が決まってからは、なにかと留学してからのことを考えがちだと思いますが、意外と留学までの手続きが面倒だったり、女学院での授業も増えたりしてバタバタするので、だいたいの流れをお伝えしたいと思います。大きく分けて、手続きは3つあります。

まず、一番大切なのが、パスポートとビザの取得、Sevisの支払い、そして銀行の残高を示すBank Statementの取得です。パスポートをすでに取得している人は期限を確認し、ビザを取得するために大使館のホームページでプロファイルを作成し、必要事項の記入をウェブ上で進めます。(意外と時間がかかり、大事な情報を記入することになるので早めに取り組めるとよいのですが、留学先からDS2019という書類が女学院の方に届くまでは作業を完了させることができません)また、Sevisの説明はここでは割愛しますが、ビザ取得の費用と同時にSevisの費用も支払うことになります。さらに、ビザの手続きがウェブ上で完了した後、領事館での面接があり、その予約をしなければなりません。(時期によっては予約が取りにくいそうなので注意してください)そして、留学先ではデビットカードまたはクレジットカードが確実に必要になります。アメリカで口座を開くこともできますが、留学前にはとりあえずBank Statement(残高証明)が必要になるので、その時点で口座のある銀行に問い合わせてください。

次に重要な手続きが、ワクチンの接種です。アメリカの場合は州によって必要なワクチンとその回数が異なるので、母子手帳と照らし合わせて、どのワクチンの接種が足りていないか、何回必要なのかを確認してください。英文でワクチン接種の証明書を書いてくださる病院がいくつかあるので、そちらで予約することをおすすめします。ワクチンによっては、1回目と2、3回目の間を数週間空けてからでなければ接種できないものもあるので、留学が決まり次第、進めていく方がよいかもしれません。(ビザの取得は、留学先からの資料が届かなければ、必要事項の記入が完了できませんが、ワクチンの場合は、留学先のHPにImmunization Formというのがあり、それを印刷して母子手帳とともに病院に提示すると手続きが進められます。)

3つ目は、留学先での寮や食事のプランについての書類記入と、航空券の購入です。以前もお伝えしたのですが、1回生は食事のプランが決められているので、書類の記入は簡単です。また、寮の希望が出せるのですが、はっきり言うとほとんど希望通りになることはないと思うので、あまり悩みすぎなくて大丈夫だと思います(笑) そして、航空券ですが、自身で往復のチケットを購入することになると思いますが、変更の利かないチケットの場合、帰りの便は期末試験の最終日を確認してから購入することをおすすめします。

長々と、留学前の手続きについてご紹介しましたが、きちんと書類を読めば、それほど手こずることなく完了できると思います。最後に、ロックフォード大学では授業の資料の閲覧や、課題の提出先などをCanvasというウェブ上で行うことが多いです。女学院のMoodleと同じようなものです。また、印刷ポイントもあらかじめ配布されていますので、課題や資料を自分で印刷することができます。そして、食事についてですが、食堂でBoxをもらうことができるので部屋で食べることも可能です。

2週間後の中間試験が終わると、9日間の春休みがやってきます。こちらは、珍しく穏やかな日が続き、今週は日本の春のようなお天気でした。来週は再び冷え込むようですが、風邪には気を付けて、中間試験を乗り越えたいと思います。来月の留学日記では、留学先にあるもの、ないもの、日本から持っていくと便利なもの等々をお伝えしたいと考えています。また、その他キャンパス内でのイベントについてもご紹介できたらと思っています。それでは、また♪♪

*今月の写真は私が履修している授業の教室です。実験などが伴う理系の授業の教室は分かりませんが、だいたいはこういった教室が多いかと思います。
左上から時計周りで、倫理(セミナー形式の授業です)、レトリック(最近気づいたのですが、この授業はライティングというより文学の授業に近いです)、ジェンダー(少人数の授業の場合はこういう小さい教室です)、経済学(5100 Building と言って、何度かお伝えしていますが、一番離れたところにある建物の教室です。MBAを取得するための大学院生向けの授業が多く開講されており、ビジネスや経済などの授業は学部生用の授業でもこの建物で行われるかと思います。)

*大学から車で20分ほどの場所にあるDiscovery Center という子ども向けの科学館で 、"Hello from Japan" という企画が今年の6月から9月にあるそうです。ご縁があって、こちらの交流センターを通して、その企画のお手伝いというかたちで、折り紙や福笑いなど子ども達が楽しめそうな遊びを随時、提案させていただいております。おそらく、来年度ロックフォード大学に留学される方は現場で直接お手伝いする機会があると思いますよ!!

2017.01.31 留学日記6

1月のキャンパスの様子

もう1月も下旬ですが、あけましておめでとうございます。
年が明け、1か月近くあった冬休みも終わりを迎えました。そして、いよいよ春学期が始まり、こちらでの生活もあと4か月弱となりました!!

2017年、最初の留学日記は春学期に履修する授業のこと、また今学期の大まかな予定についてお伝えできればと思っています。

さて、まず私が今学期履修しているのは以下の4つのクラス(いずれも各50分)です。
・ジェンダー(男性らしさ、女性らしさとは)週3回‐3単位
・ジェンダーと経済学(女性の雇用問題など)週4回‐4単位
・倫理(さまざまな事象におけるモラルについて考える)週3回‐3単位
・レトリック(ライティング)週3回‐3単位

以前にもお伝えした通り、最低12単位を履修することが必要で、これに加えて、各学期中に2回、フォーラムというイベントに出席することが単位認定に必須の条件となっています。これは学内にゲストが来られて講演を聴いたり、演劇を観賞したり、などさまざまですので、興味のあるイベントに参加すればよいと思います。

また、上記の授業ですが、教授が主体の授業もあれば、学生のディスカッションで成り立つ授業もあったりなど、初回の授業に行って、シラバスを確認しなければ、なかなか自分が求めているクラスかどうか判断できない場合が多いです。今学期もお世話になっているチューターの方は、シラバスをよく読み、その授業において、教授が何に重きを置いておられるかを知り、理解しておくことが日々の課題や試験を乗り切るためにとても重要なことだとおっしゃっていました。

また、授業が始まって1週間くらいが経つと、こちらの交流センターの方と懇談があります。授業やその他にも心配事がないかなどをお話し、授業に不安がある場合は、教授にコンタクトを取ってくださり、少しでも不安を解消し、学習しやすい方法を考えてくださります。もちろん、教授のオフィスアワーやメールを通して、自ら不安な部分を相談する必要もあるかと思いますが、交流センターの方からも伝えていただくことは、後押しとなり、より安心できるかと思います。

それから、各授業に必要なテキストですが、キャンパス内の購買部で学期間のレンタルが可能です。購入することもできますが、テキストによってはとても高額な場合があるので、レンタルが便利かと思います。また、購買部にない場合は各自、アマゾンなどのサイトでレンタルまたは購入しなければなりません。

最後に、今学期のおおまかなスケジュールをお伝えしたいと思います。前学期と同様に、中間試験(2月末から1週間)と期末試験(5月上旬から1週間)があり、また、中間試験のあと、9日間ほど春休みがあります。他にも、イベントがあるかもしれませんが、またそれは追々お伝えできればと思います。留学日記の更新もあと4回となりますが、できる限りいろんな情報をお伝えできれば幸いです。
それではまた2月に♪♪

*写真は、1月のキャンパスの様子です。12月に大寒波によって雪がかなり積もっていましたが、すっかり雪は溶けています。しかし、毎日ほとんど曇りで、霧が発生すると視界が悪く、どんよりしていることが多いです。

2016.12.22 留学日記5

ロックフォード大学のキャンパス

こんにちは。今年も残すところあと2週間となりました。こちらに来て4か月が経ち、今学期の全ての授業、期末試験が終了しました。そして、これから約1か月間、待ちに待った冬休みに突入します!!この留学も折り返し地点に来ているのか、と思うと、長かったような短かったような、不思議な感覚です。さて、今年最後の留学日記は、期末試験のこと、また今学期に経験したことで、まだお伝えできていないことをいくつか書き留めておきたいと思います。

まず、期末試験についてですが、私は教室での試験が2つと、Take-homeの試験が1つありました。Take-homeの試験は大きく2つあり、1つは配布プリントの問題を解く、そしてもう1つはEssayでした。どちらも容易ではありませんでしたが、なんとか提出日よりも早く提出することができてホッとしていました。というのも、校舎が遠いため、授業のない日に、提出のためだけに雪の中を歩いて行くのが億劫だったからです(笑) 教室での試験は、どちらも2時間の制限時間が与えられていましたが、Multiple-Choiceだったため、それほど時間をかけずに終えることができたのでよかったです。また、Writingの授業では、最後にResearch Paperを提出しました。このように、期末試験と一口にいっても授業や教授によって内容はさまざまでした。

次に、留学日記でまだお伝えできていないことをいくつかご紹介したいと思います。この4か月間で、何度か日用品や食料を買いに外出したので、おすすめのお店をシェアしたいと思います。まず、食料品も日用品もどちらも購入できるのが、TargetとWalmartです。おそらく、近場で買い物をする、となると主にこの2つが便利かと思います。(近場と言っても、もちろん車なしでは行けません!)また、少し離れていますが、Cherry Vale Mallは、いわゆるモールですので、少し気分転換にショッピングが楽しめるかもしれません。あくまでも私の場合ですが(車のない留学生には多いかもしれませんが)、基本的には土日も含めて、キャンパスから出ることはほとんどありませんでした。そのため、買い物に行くと言っても、月2回の交流センターのシャトルバスをたまに利用するくらいで、しかも授業後などがほとんどだったため、時間の制約もあり、落ち着いて店内を回ることは少なかったです。この半期を振り返ると、交通手段が車に限られているため、ふらっと出かけては、お店を散策したり、カフェに行ったり、など日本で当たり前のようにしていることは、ほぼ不可能なことでした。

また、寮生活についてですが、やはり大学生ということもあるのか、週末にはよくパーティが開かれます。しばしば夜中まで騒いでいる学生もいるので、うるさいことも度々ありました。そんな中、私の部屋がある寮は4棟が連なっているのですが、今学期中、夜中に火災報知器が鳴る、という悲劇が月2回くらいのペースで起こりました。試験期間の最終週でさえ、2回も真夜中に鳴り、マイナス20℃の中、ベッドから飛び起きては、外で待機しなければなりませんでした。特に原因については説明されず、毎回、腑に落ちないまま、毎月の恒例行事のようになっていました。初めのころは、何が起きているのか理解できず、着の身着のまま、外に飛び出していましたが、先月ごろから、私も免疫がつき(笑)、コートを着て、マフラーをして万全の恰好で避難するようになりました。実際に火事が起こっているわけではもちろんありませんが、警備員が来て、消防車が数台来て、それから点検する、という一連の作業を呆然と20分ほど眺めているのです。これも寮生活の一環だと思えばよいのか、よく分からないというのが正直な気持ちですが、来期は少しでも回数が減ってくれることを祈るばかりです。。

前回の日記でもお伝えした通り、12月に入ってから、雪は積もるし、気温は毎日マイナスと、関西の冬とは比較にならない寒さが続いています。冬が終わるのは遅いと5月頃とも聞きました。春の訪れを歌う詩が多いのも、なんとなく納得できる気がします。。さて次回の留学日記の更新は年明けになりますが、来期の授業も始まりますし、残りの留学生活をより有意義なものにできるよう頑張りたいと思います。
それでは、よいお年を~♪

*写真はキャンパスの写真です。一旦、雪が降るとこれくらいは普通に積もるようです。マフラー、ニット帽、手袋は欠かせないです。

2016.12.12 留学日記4

こんにちは。11月の留学日記はThanksgivingとBonfireについて記そうと思っていたのですが、気付けばあっという間に12月になっていました。少し間が空いてしまいましたが、今回は少し先月のことを回想しながら、日記を書きたいと思います。

まず、11月の出来事といえば、日本でも大々的に報道されていたと思いますが、大統領選挙です!! もうご存知の通り、来年の1月から正式にトランプ氏が大統領に就任されますが、今年の選挙は討論会も含めて、稀にみる貶し合いの選挙で、どちらが大統領になるのも望まない、選挙に行きたくないという人が政治学の授業でも多かったように感じました。選挙後最初の授業では、教授もまさか、といった表情でトランプ氏当選に驚いておられました。結果はどうであれ、タイムリーな大イベントを現地で味わえ、また履修中の授業でも学べたのは、とても意義深いことだと思いました。
また、同時期に盛りあがりを見せていたのが、シカゴカブスの108年ぶりのワールドシリーズ優勝です。キャンパス内のあちこちで、カブスグッズを身に着けている学生がいましたし、また、どこのスーパーでもカブスのグッズ販売が行われ、翌朝の新聞はあちこちで売り切れるなど、選挙戦以上に??盛り上がっていました。

11月上旬は選挙やカブス優勝という、今年特別なイベントが続きましたが、次にご紹介するThanksgivingとBonfireは毎年恒例の行事です。この感謝祭に伴い、秋休みと同じく5日間ほどの休暇がありました。

Thanksgivingは日本のお正月と似ていて、家族や親戚が集まって、美味しいお料理をいただき、カードゲームをしたり、ゆっくりお話ししたり、など団欒を楽しむものです。期間中は、ほぼ全ての寮生が実家に戻るため、キャンパス内はひっそりとしていました。さらに、食堂が閉まってしまうため、数日分の食料を買い出さなければならず、冷蔵庫がない私の部屋にとっては少し辛いところがありました。幸い、感謝祭当日は前回の日記でご紹介した、日本に住んでおられた方が、お家に招待してくださったので、その方のご家族や親戚の方と共に、ターキーやマッシュポテトなどのご馳走を頂いて、アメリカの家庭の味を堪能することができ, とてもありがたかったです。それから、感謝祭翌日の金曜日はBlack Fridayと言って、あちこちのお店で一斉に大セールが催されます。お正月の福袋のような感じで、深夜からお店の外で並んだり、お店も一日中営業したり、など大変な賑わいを見せていました。

次に、Bonfireですが、これは本格的な冬に突入する前の、季節のよい時期に行うイベントで、日本のキャンプファイヤーに似ていると思いました。実は、私は10月下旬に体験させていただいたのですが、火を囲んで、手作りのアップルタイザーを飲みながら、ホットドッグやスープをいただき、ゆったりとした時間を過ごすことができました。また、マシュマロを焚火で焼いて、板チョコと挟んで食べるS'more(Some More:「もっと食べたい」が由来?!だとか) は絶品でした。森の中で大きな木々に囲まれて食事をしたり、お話ししたりするのはとても素敵な経験でした。

こうして振り返ると、11月はたくさんイベントがあり、とても充実していたように思います。前回、前々回の日記で肌寒くなってきました、などとお伝えしていましたが、例年に比べると、今年の秋は異常なくらいに暖かく、とても過ごしやすかったそうです。実際、今月に入ってからは急に真冬が到来し、毎日気温はマイナスですし、先週ついに初雪を観測しました。これからますます寒くなるというから、もう驚きと恐怖しかないですが、残り少なくなった今学期、期末試験も控えているのでしっかり頑張りたいと思います。また試験が終わり次第、12月の日記も更新できたらと思っています(´▽`*) それでは、また。

*今回はなかなか綺麗に撮れている写真がないので、分かりづらくて、すみません。左側がThanksgivingの食卓で、右側はBonfireの様子です。

2016.11.09 留学日記3

Edwards Apple Orchard

こんにちは!留学日記、今回で3回目となります。中間試験、秋休みが終わり、再び日常が戻ってきました。鮮やかに色付いていた紅葉はいつのまにか葉を落とし、朝晩は毎日2~3度、日中でもコートが必要なくらいにまで寒くなってきました。また寮はようやく暖房が入り、本格的な冬を迎える支度が始まりました。さて、この度は、中間試験と秋休み、そして少し気が早いですが、来学期の授業登録について記しておきたいと思います。

10月中旬から1週間ほど中間試験がありました。授業や教授によって、試験の形式は様々だと思いますが、私の履修している授業は、50分間の筆記試験が2つと、試験はない代わりにレポートを提出する、というものでした。初めての試験で緊張しましたが、無事に終えることができ、今はほっとしています。また、レポートは文法から内容の構成まで、前回ご紹介したLearning Centerで数回にわたり添削していただけたので、納得のいくものが完成し、また、何度も書き直すことでライティングの練習にもなりよい経験となりました。

さて、試験が終了すると同時に秋休みが始まりました♫ 当初は特に予定もなく、どうしようかと悩んでいましたが、こちらの交流センターを通して、偶然、日本でお仕事されていた方と知り合うことができ、リンゴ果樹園に連れて行ってもらったり、お料理を教えてもらったりなど、充実した秋休みを過ごすことができました。こちらでは9月から11月中旬にかけて、リンゴ果樹園に行って、アップルタイザーを飲み、アップルシナモンのドーナツを食べ、リンゴ狩りをする、というのが秋の風物詩のようで、友人や家族とともに、期間中は何度も果樹園に足を運ぶそうです。

1週間も長いなぁと思っていた秋休みも、いつのまにか過ぎ去り、週明けからすぐに来学期の履修登録が始まりました。今学期は、登録期間が短く、ほとんどの学生が登録を終えた後だったため、履修できる授業と興味のある分野を一致させるのが難しかったですが、この度はしっかり時間を取って、自分が興味のある分野の授業を選ぶことができるので、とてもうれしいです。

11月に向けて、ますます寒さが厳しくなりそうですが、風邪だけはひかないように体調を整えながら、冬休みまであと1か月ほど、今学期の授業を頑張りたいと思います!日本はこたつが恋しくなってくる頃でしょうか?次回の留学日記では、クリスマスムード漂う街の様子がご紹介できるかもしれません!
それでは~♪

*Edwards Apple Orchardの写真です。リンゴに加えて、ハロウィンと重なるこの時期はカボチャの種類もたくさんで、アメリカのハロウィンを少し味わえたと思います。

2016.10.28 留学日記2

こんにちは。こちらでの生活も2か月が経とうとしています。いよいよ本格的に冬が始まりそうで、朝晩はもちろん、日中もブーツやあたたかい上着がなければ肌寒いです。
さて、留学日記2では、前回お伝えした通り、食堂やキャンパス内の他の施設を紹介した後、お恥ずかしい限りですが、少し私自身のことについて書いておきたいと思います。

まず、食堂についてですが、基本的に1回生(女学院では2回生でもこちらでは1回生です)は平日の朝昼晩3食と土日はブランチ・夕飯の2食がセットになっているミールプランを各学期のはじめに、寮費とともに支払うことになっています。(この手続きはSASという教務課のような事務所で手続きができます。) 決してとても美味しいというわけではありませんが、一通りのものは揃っていると思います。また、このミールプランには食堂での利用に加えて、食堂下のカフェでも食事ができるようにポイントが付いています。(5000円くらいまでならポイントを用いて食事ができます。もちろんポイントを使わず現金でもカードでも支払いは可能です。)

さて、他の施設についてもご紹介したいと思います。
先ほどのSASという施設では各学期のはじめに登録した履修科目の変更などの手続きもできます。(授業開始から約2週間は変更が可能です) さらに、学生証の発行などもこちらでしていただけます。この学生証は食堂や寮に入る際に必要となるので部屋の鍵とともに手放せません! その他にもKentという寮のトラブルを対処してくださる施設やOGAという国際交流センター、またMail box(日本から荷物を送ってもらったり、こちらから送ったりすることもできます)、購買部、Health Center(保健室のようなところです)さらにカフェにはStudent Center といって学生が自由に利用できるフリースペースもあります。その他、授業を受ける建物が5か所ほど、また図書館やジム、授業のサポートをしていただけるLearning Centerなどがあります。

このLearning Centerでは週に1回ないし2回、授業の課題を助けてもらったり、分からない箇所を質問できたりするので、留学生にとってはとてもありがたいです。時間割りを組んで、授業が始まり次第、空き時間を確認して、チューターの方に予約することをおすすめします。

さて、最後に私自身のことについて少し触れておきたいと思います。
こちらに来て2か月が経ち、授業も課題も生活もすっかり慣れました。それでも時々ホームシックがひどくなることがあり、このままではいけないと思い、数週間前に思い切ってこちらの交流センターの方に相談しました。すると、すぐに時間をとって話をきいてくださり、先ほどご紹介したHealth Centerのカウンセラー室に連れて行ってくださりました。そこで、カウンセラーの方とお話しし、ずいぶんと心が楽になりました。便利なツールで家族や友人とも簡単に連絡が取れるとはいえ、人によってホームシックの症状や期間は異なるので、今はあまり考え込まずに、自分なりに気分転換の方法を考え、工夫しているところです。

来週からは中間テストの期間に入ります!!そしてそのあとには、約1週間の秋休みが待っています♫初めての試験で緊張しますが、精一杯頑張りたいと思います。日本はもうすぐ紅葉のシーズンでしょうか。こちらもだいぶん葉っぱが赤や黄色に染まり綺麗です。
次回第三弾は、キャンパス周辺のお店や秋休みのことなどお伝えできたらと思っています。それでは~(´▽`*)

*今回は写真を少し編集してみました。左上から時計回りでStudent Center、図書館、寮の廊下(前回お伝えした通り、だいぶ閉鎖的な感じです(笑))、食堂です。
次回からはキャンパスの紅葉など外の写真をお送りできたらと思っています♫

2016.09.26 留学日記1

はじめまして。今年度ロックフォード大学に留学させていただいております、Lemonadeです。
このブログを通して留学生活や授業のことについてお伝えできると嬉しく思います。今回は主に寮生活や授業についてお伝えします!

さてアメリカに来て1か月が経ちました。正直、初めの1週間は時差や生活環境の違いから辛いことが多かったのですが、授業も始まり、ようやく生活リズムもつかめて慣れてきました。
授業が始まるまでの1週間は、毎日のようにオリエンテーションがあり、キャンパス内の施設紹介や履修登録、必要な日用品の買い出しなどをしていました。車がないとどこにも行くことができないので、私は配布される予定表をみながら、お買い物に行く日までに必要なものをリストアップしていました。(こちらの交流センターの方が銀行やアメリカで使用する携帯電話、日用品の買い出しなどに連れて行ってくださります。)

また、こちらの寮は冬用に設計されているからか、8月は本当に暑く、エアコンの設備がないため(寮にもよりますが)、慌てて扇風機を購入しました。シカゴは寒いと思っていたので暑さには本当に驚きました。日本ほどではないですが、日差しもきつく半袖で過ごせます。さらにシーツや枕、バスタオル、数か月分の洗剤は配布されますが、それ以外は一切ない状態なので、必要そうなものはあらかじめ考えておくとよいかもしれません。(スタンドランプや湯沸かし器、コップなどがあると便利だと思います)それから授業が始まるまでの2日間くらいは食堂が使えなかったため、パンや水なども少し買っておいた方がよいと思います。

次に授業ですが、最低12単位は履修しなければなりません。だいたいの授業が一コマにつき4単位くらいで、週4回あることが多いと思います。体育などで1単位の授業もあります。
私は政治学を専攻していて、この授業を2つ履修しています。それ以外には、ライティングやリサーチの効果的な方法を学ぶ授業、またヨガの授業も取っています。基本的に定員に空きがあれば、どの授業でも履修することができますが、秋学期はほとんどの学生がすでに履修登録を終えている状態のため、留学生にはそれほど選択肢がなかった気がします。10月にある春学期の履修登録ではもう少し幅広く選べるようなので今から楽しみです♫
また、時間割を組むうえで、どこの校舎で授業があるかはきちんと確認をしたほうがよいです。ほとんどの授業が50分で授業間の休憩が10分なのですが、私は寮から1番遠い校舎に1日2回行き、さらにヨガの授業のためにジムにも行かなければならず、10分で移動するのが少し大変です(笑)他の学生は車で移動している距離なんです! 今は、運動になるとポジティブに考えてなんとかやっていますが(笑)

長文になりましたが1回目のブログでは、寮生活や授業について、おおまかにですが、お伝えできていると幸いです。来月は他の施設や食堂、寮についても詳しくお伝えしたいと思っています。こちらも朝晩は涼しくなってきました。日本も秋に近づいているころでしょうか? それではまた☆彡

*写真は私の部屋です。2人部屋が2つで洗面所を4人でシェアする部屋で暮らしています。全員生活リズムが違うため、朝も混み合うことなく気楽に使えています(^^♪

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