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和氣(直田) 節子 教授
教授・文学部長
和氣(直田) 節子
WAKE-NAOTA Setuko

神戸女学院大学大学院
文学研究科博士後期課程、博士(文学)

「人間のうちの道徳的な原理は決して消滅することなく、それゆえ理性は、進歩をつづける文化をつうじてつねに成長していく」--カント『永遠平和のために』からの一節で、私の文学研究の核となっている言葉です。「進歩をつづける文化」を正しく批評できるように、希望をもって学生のみなさんと研究をすすめていきたいです。

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専門・研究テーマ

●専門
イギリス・ロマン主義思想、英米詩、環境文学
●研究テーマ
イギリスおよびドイツロマン主義思想にみられる、想像力説や美の定義の比較
聖書、神話と英文学 (英米文学にみられる祈りの心の描写, S.T Coleridgeの信仰論と空海真言密教との比較)

研究室紹介

18世紀後半から19世紀初頭にかけてのイギリス・ロマン主義文学は、フランス革命、産業革命、農地改革など変革の時代に台頭してきた読者層(アッパー・ミドルクラスやジェントリー階級)も視野にいれ、めまぐるしく変動する社会にあって真に精神的支えとなりうる信念とはいかなるものかを示そうとした文学です。

私のセミナーでは、想像力、理性,愛や、自然の美しい神秘に驚嘆する生得の感覚などによってもたらされる、確固たる精神の強さを表現しようとするロマン派詩人たちの言葉を比較研究します。加えて、当時の教育論、人権論、奴隷貿易反対運動などもリサーチの対象としています。

英米の文学者たちが残した様々な語りの言葉をじっくりと時間をかけて多方面からリサーチし分析していくことで、社会人になってからも心強い武器となる、教養人としての社会的感性、多角的な社会観察力が身につくと信じています。文字の力を信じる学生の皆さんと教室で会えるのが楽しみです。

担当科目

  • Literature as Art of Living
  • Introduction to Literature I, Ⅱ
  • Romantic Literature and Culture
  • Bible and Literature
  • Poetry and Poetics
  • Graduation Thesis Seminar I, Ⅱ

大学院担当科目

  • English Poetry (博士前期課程)
  • Special Studies in English Literature(博士後期課程)

卒論

  • Dante's Divine Comedy for Samuel Taylor Coleridge
  • William Blake's Strong Belief in "The Poetic Genius"
  • Wordsworthian Idea of True Education in Milne's Winnie-the-Pooh
  • Reason for Romeo and Juliet's "Untimely Death"
  • William Wordsworth's Guide to the Lakes and the National Trust
  • Wordsworth and Rachel Carson on Sense of Wonder
  • Wordsworth's Ideas in Hayao Miyazaki
  • Mary Shelley's Torments Embodied in Frankenstein
  • John Keats on Synesthesia and "Negative Capability"
  • Significance of Rational Sympathy in Lyrical Ballads
  • Wordsworthian Elements in Jane Austen's Mansfield Park
  • Coleridge's Three Supernatural Poems
  • Byron's Guilt-consciousness in his Poems
  • British Abolition Movement: John Newton and Samuel Taylor Coleridge
  • Are Roald Dahl's Charlie and the Chocolate Factory and The Witches Good as Children's Literature?
  • The Sublime and the Picturesque in Works of Turner, Constable, and Wordsworth

著書

  • "On Artistic Disinterestedness: Coleridge, Schopenhauer, and Japanese Esoteric Buddhism." Coleridge, Romanticism, and the Orient (共著、Bloomsbury 2013)
  • 『イギリス理想主義の展開と河合栄治郎』(共著、世界思想社 2014)
  • 『イギリス哲学・思想事典』(分担執筆、研究社、2007)
  • 『今日の世界と文学の対話』(平井雅子・和気節子監修、訳、大阪教育図書出版 2006)
  • 『想像と幻想の世界を求めてーイギリス・ロマン派の研究』(共著、大阪教育図書 1999)

主要論文

  • "Contemplating Genius: Coleridge on Shakespeare" Poetica, 85(2016)
  • "Coleridge’s Transcendental Philosophy: Knowing through Conscience as ’a Spiritual Sensation." The Coleridge Bulletin 32 (Winter 2008)
  • 「コールリッジと美の体験:アニー・ディラードとの比較」神戸女学院大学論集 53-3 (2007)
  • "S.T. Coleridge and Platonic Revelation from Within: Tri-unity, in Reason, Religion, and the Will" (博士学位論文、2002)
  • 「コールリッジのハムレット論:カントおよびシェリングの天才論との関係」、『イギリス・ロマン派研究』16 (1992)
  • 「コールリッジの目指す自由の体験」『イギリス・ロマン派研究』17 (1993)

リンク集

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