女性だからこそできるコミュニケーションの可能性を追求したい

女性だからこそできるコミュニケーションの可能性を追求したい

Episode 18

2019/03/29

総合文化学科 
住友商事グループ 機電総合商社

町田 さん

学生時代はマスメディアやホスピタリティを中心に学んでいたという町田さん。学生スタッフやテレビ番組への出演など、学内外で幅広く活躍していました。
現在は商社で事務職として仕事をしている彼女に、神戸女学院大学の思い出とこれからの展望について伺います。

メディアと接した経験から抱いた興味と関心

総合文化学科への進学を決めたきっかけは、高校生のとき環境啓発活動に参加したことです。広報リーダーを務めていたため、新聞をはじめとするメディアに自分たちの活動を取り上げてもらえるように、日々試行錯誤していました。報道されると周囲からあまりにも大きな反響があったことから、メディアが社会に与える影響に興味が湧いてきたんです。さらに、社会全体の成り立ちについても知りたいと思うようになりました。
社会学・メディアをはじめ、さまざまな切り口から社会について学べる神戸女学院大学の総合文化学科は、そんな私にぴったりだったんです。
学生時代の学びでとくに印象に残っているのは、メディアリテラシーの授業で複数の新聞の読み比べをしたこと。同じ事象でも、取り上げ方が違えば読む人の思考も大きく変わるということがよくわかりました。目の前にある情報を鵜呑みにするのではなく、多くの情報を集めてから自分の考えを導き出すことの大切さは、今でも忘れていません。

日々の仕事のなかにある「おもてなし」

総合文化学科の学びとして社会学・メディアの講義を受けながら、キャリアデザインプログラムでホスピタリティ・マネジメントについても学びました。
ホスピタリティというのは、日本語で「おもてなし」のこと。特別なことのように思われるかもしれませんが、日々の生活のなかにも人をもてなすタイミングはたくさんあるということを、講義で教えられました。
たとえば、私は今経理の仕事をしているのですが、営業部の方が仕事をしやすいようにサポートをする役割でもあります。その際に大切にしているのは、関わった方に気持ちよく、そしてスムーズにお仕事をしてもらえるよう、一瞬一瞬に思いやりを持ちながら接すること。学生時代に学んだおもてなし精神が、今の仕事に生きていると感じます。ホスピタリティとは、自分も相手も気持ちよく過ごせるようなコミュニケーション方法のひとつではないでしょうか。

コミュニケーションについて考え続けた4年間

学外の活動では、最初にお話したようにメディアへの興味があったので、テレビ局でアルバイトをすることに。情報番組へのレギュラー出演と、裏方としてプロデューサーのアシスタント業務に挑戦しました。
一見華やかな業界ですが、実際には大勢の方の、想像をはるかに超える地道な努力に支えられています。私もその一員としてさまざまな立場を経験できたことは、今でも大切な宝物です。
また、出演と裏方の両方を経験するなかで実感したのは、テレビの向こう側にいる人に向かって話すことよりも、目の前にいる人と直接コミュニケーションをとることが好きだということ。振り返ってみると、大学でもアルバイトでも、コミュニケーションについて考え続けた4年間だったと思います。それが、人と人とのつながりを大切にする「商社」という仕事に就くことに繋がりました。

私はまだ、コミュニケーションの可能性を知らない

学生時代は女性学を学んでいたこともあり、自立した女性の生き方について考える機会が多かったように思います。一足先に社会人になった先輩方も、それぞれの職場で生き生きと活躍しているようでした。
でも、実際に社会人になって周りを見渡してみると、男女の格差は完全には解消されていません。女性は結婚や妊娠によって、ライフプランを大きく変更せざるを得ないということも、要因のひとつだと思います。
こうした現状において私が考えているのは、自分が女性として輝ける場所を見つけること。相手を思いやる気遣いや柔らかなコミュニケーションが得意な女性だからこそできる、新しい社会の回し方があるのではないでしょうか。
今も社内のサポート役としてホスピタリティ精神を大切にしながら仕事をしていますが、まだまだ発展途上です。そこで、ビジネス現場でのコミュニケーションについての見識をさらに深めるべく、秘書検定1級の取得に向けて勉強を始めました。
幸いなことに、今は社会が女性の活躍を後押ししてくれていますし、社内にも仕事の幅を広げるチャンスがあります。それらを追い風に、今以上に責任ある仕事を任せられる女性を目指していくつもりです。

Profile
総合文化学科 住友商事グループ 機電総合商社
町田 さん

松蔭高等学校卒業。2015年3月、文学部・総合文化学科卒業。学生時代は社会学・メディアとホスピタリティを中心に学び、現在は住友商事グループ 機電総合商社の事務職として、経理の仕事に従事している。

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