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2008年度アウトリーチ活動記録

2009年2月26日
刀根山病院

刀根山病院2月26日(木)、独立行政法人国立病院機構刀根山病院(豊中市刀根山5-1-1)の院内コンサート(60分)に出演しました。(声楽・金岡怜奈、藤田理世、先間恵子、フルート・中村亜彌子、ピアノ・大澤侑子、友田麻衣加)。

会場は患者さんたちがリハビリで頑張っておられる作業療法棟フロアです。窓の黒いカーテンを引いて用意してきた黄色の月と星を飾り付けて舞台を演出、夜とファンタジーの世界へと誘います。

コンサートはロッシーニ《猫の2重唱》ではじまり、お話を交えながらミュージカル《キャッツ》より〈メモリー〉を3重唱で、シューマン《子供の情景》より〈トロイメライ〉をピアノ独奏で、チャイコフスキーの組曲《くるみ割り人形》より〈行進曲〉と〈金平糖の踊り〉を連弾で演奏。日本歌曲《からたちの花》で、不思議な音楽の世界から懐かしい日本の風景へと進みます。会場の皆さんと体操や深呼吸で体をほぐした後、日本の歌メドレー《富士山》《たき火》などを一緒に歌いました。コンサートの後半はオペラで、ヘンデルの歌劇《セルセ》より〈懐かしい木陰よ〉、 モーツァルトの歌劇《フィガロの結婚》より〈手紙の2重唱〉、 プッチーニの歌劇《ジャンニ・スキッキ》より〈私のいとしいお父さん〉をそれぞれ独唱で聴いて頂きました。続いて、ドビュッシー《ベルガマスク組曲》より〈月の光〉をピアノ独奏で、エルガー《愛のあいさつ》をフルート独奏で演奏しました。最後に皆さんと一緒に《翼をください》《上を向いて歩こう》を歌ってコンサートを終わりました。

刀根山病院は呼吸器疾患や神経筋疾患で長期に療養されている患者さんが多い病院で、コンサート1週間前に病院の先生やスタッフの方たちから患者さんの様子やサポート体制についてお話を伺いました。入院生活を送っている患者さんが私たちと一緒に楽しい一時を過ごしていただけるように「ファンタジー」をキーワードにプログラムを考えました。

今回のコンサートは今年度最後の実習で、それぞれが今までのアウトリーチで経験したことを活かすことが出来たと思います。コンサートが始まってからも、たくさんのお客さんが来てくださって、日本の歌メドレーや《翼をください》を一緒に大きな声で歌って下さり、私たちも皆さんからの暖かい気持ちを感じながら演奏することができました。終演後には、患者さんから直接1人1人に花束を手渡して頂き感激しました。

これからもいい音楽を伝えていけるよう経験を重ねて生きたいと思います。刀根山病院の皆さん、ありがとうございました。

(金岡、先間、友田・記)

2009年2月4日
兵庫中央病院

兵庫中央病院2月4日(水)、独立行政法人国立病院機構兵庫中央病院(三田市大原1314)にて、入院患者の方対象のティータイムコンサート(45分)に出演しました(フルート・中村亜彌子、能登由衣子、寺田朋加、ピアノ・藤井麻由)。

ここでは、フルートの美しい音色のアンサンブルで心も体もわくわくするプログラムを目指しました。

まず、フルート3重奏でカステレード《フルート吹きの休日》とクーラウ《フルート・トリオ 作品13》、次にフルート2重奏で七瀬あやこ編曲《ウィンター・ワンダーランド》とドップラー《アンダンテとロンド》、そしてフルート独奏でミュージカル《マイ・フェア・レディ》より〈踊り明かそう〉など、色々な組み合わせでフルート演奏の可能性を披露しました。その合間に唱歌や童謡を入れて、患者の皆様にも歌で参加して頂きました。《大きな栗の木の下で》では、体を動かす場面も取り入れ、栗の大きさを指、手の平、腕で表しました。

3重奏がメインでしたが、単調にならないよう、めりはりのある選曲を心掛けました。耳馴染みのない作品もありましたが、演奏が始まると皆様、真剣に聴いて下さって、予想以上の拍手と反応を頂きました。

メンバーはそれぞれに意識が高く、演奏やお話のほか、会場を歩き回って一緒に歌ったり、演奏する姿を間近に見てもらうよう工夫したりと、聴衆に一歩踏み込んだ演奏をすることができました。このメンバーで活動する機会はこれまであまりなかったのですが、お互いの長所に改めて気付くことができたので、今後さらによい関係を作ることができそうです。

(中村亜彌子・記)

2009年1月31日
若松町自治体青少年部

若松町自治体青少年部1月31日(土)、西宮市立大社小学校(西宮市桜谷町9-7)にて、若松町自治体青少年部主催のコンサートに出演しました(フルート・中村亜彌子、クラリネット・田中冨規子、ピアノ・井上智恵子、藤井麻由、南方今日子)。

コンサートは小学生6名と保護者対象で75分。2つの木管楽器、クラリネットとフルートに親しんでもらうことを目的としました。

まず、クラリネットとフルートの2重奏でエルガー《愛のあいさつ》。フルートの楽器紹介をした上で、ビゼー《アルルの女》より〈メヌエット〉と、イサン・ユン《雅楽》を独奏し、音色を披露しました。イサン・ユンの作品に使われている特殊奏法には子どもたちもびっくり。さらに、ピッコロ、アルト・フルート、バス・フルートの音高や音色を比較しました。

次に、クラリネットの紹介です。《クラリネット・ポルカ》などで音色を知ってもらった後、ソプラノ、バスなど様々な種類のクラリネットとその違いを聴き比べてもらいました。リードの説明をした時には、子どもたちは身を乗り出して話を聞いてくれました。フルートもクラリネットも、長さによって音域が変わることを理解してくれた様です。

最後に、出演者5人でリコーダー合奏をしました。リコーダーは小学生にも身近な楽器です。ソプラノ、アルト、テナーの3種を使って、ヘンデル《水上の音楽》などを演奏しました。

子どもたちの反応はとてもストレートで、質問すると、みんなすぐ手を挙げて答えてくれました。特に、特殊楽器への反応がよく、ピッコロやバス・クラリネットの時に子どもたちの表情がキラキラしていました。

演奏者には教員志望者が多く、子ども達の顔をじっくり見ながら臨機応変に演奏や話ができました。今回学んだことに、事前準備の仕方があります。質問して答えがどう返ってくるか3パターンぐらい用意していましたが、最初に答えが出た時を想定しておらず、リハーサルで指摘されて対応の準備をしました。コンサートでは本当に最初に正解が返ってきてびっくりすると同時に、準備しておいてよかったと思いました。

(中村亜彌子・記)

2009年1月29日
神戸市立医療センター中央市民病院

神戸市立医療センター中央市民病院1月29日(木)、神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区港島中町4-6)の院内コンサート(40分)に出演しました(声楽・金岡怜奈、藤田理世、衣川三奈子、ピアノ・友田麻衣加)。

昨秋、他の学生が出演した際に「日本の歌を歌いたい」というお客様の要望が多かったので、今回は日本の歌をメインとして、声を出すための体操や、私たちが今大学で学んでいるオペラやソロの作品も組み込みました。

幕開けはロッシーニの《猫の2重唱》。声楽の2人が舞台裏から飛び出してきて「ニャーオ ニャーオ」と猫が会話するように歌います。次にモーツァルトの歌劇《フィガロの結婚》から、侍女スザンナが小姓ケルビーノを逃がそうとする小2重唱と、伯爵夫人とスザンナが歌う〈手紙の2重唱〉を演奏しました。

ここで、会場の皆さんにも参加してもらって、上真行《1月1日》、文部省唱歌の《富士の山》と《雪》、渡辺茂《たきび》を一緒に歌いました。

最後に、各人がソロで演奏しました。ピアノ独奏でショパン《練習曲 作品25‐1 エオリアン・ハープ》、ソプラノ独唱でハーン《あなたに忠実でありたい》、山田耕筰《からたちの花》、プッチーニの歌劇《ジャンニ・スキッキ》より〈私のいとしいお父さん〉。曲に対する思いなどもお話しました。

日本の歌は会場の皆さんが大きな声で歌って下さいましたし、私たちの話も熱心に聴いて下さいました。目が合うと、皆さんにっこりして下さって、終始温かく穏やかな雰囲気の中で演奏することができました。終了後には、直接声をかけて下さる方もあり、お客様とのこの距離の近さはアウトリーチならではと思いました。

(友田麻衣加・記)

2008年12月16日
雲雀丘学園小学校

雲雀丘学園小学校12月16日(火)、雲雀丘学園小学校(宝塚市雲雀丘4-2-1)の音楽室で、5年生4クラス(各45分)を対象とする実習を行いました(声楽・金岡伶奈、先間恵子、ピアノ・友田麻依加)。同校音楽教諭の岡村圭一郎先生(バリトン、関西二期会会員)にも加わって頂きました。

今回は「歌やオペラの魅力を感じてもらうこと」をめざして、最初にヘンデルの歌劇《セルセ》より〈懐かしい木陰よ〉とベネディクト《みそさざい》を歌いました。次に、モーツァルトの歌劇《フィガロの結婚》について、粗筋の説明は最小限にとどめ、今回取り上げるアリアを歌う登場人物の性格をわかりやすく写真とともに紹介しました。ケルビーノのアリア〈恋とはどんなものかしら〉を歌った後、岡村先生にフィガロのアリア〈もう飛ぶまいぞ、この蝶々〉と伯爵のアリア〈もう訴訟に勝っただと!〉を歌って頂きました。最後に、《赤鼻のトナカイ》《ジングル・ベル》《あわてんぼうのサンタクロース》といったクリスマス・ソングを子どもたちと一緒に歌いました。

実習に行くまでは「5年生」と一括りで考えていましたが、実際に行ってみるとクラスによって様子が全く異なるのに驚きました。4クラスで4回同じプログラムを実施したことで、少しずつ生徒達の反応を見ながら進められるようになりました。岡村先生が同じアリアをイタリア語でも日本語でも自在に歌われるのを見て、レパートリーの増やし方についても考えさせられました。先生には授業中何度もフォローして頂きました。このような学びの機会を与えて下さったことに感謝します。

(金岡怜奈・記)

2008年11月23日
「音楽の新しい学び」フォーラム 社会に飛び出す音大生たち

3大学交流会写真 11月23日(日)、14〜18時、東京音楽大学(東京都豊島区南池袋3-4-5)にて「『音楽の新しい学び』フォーラム 社会に飛び出す音大生たち」を開催しました。

これは、文部科学省大学教育支援プログラム(GP)に選定されている音楽系3大学の共同企画によるもので、神戸女学院大学「音楽によるアウトリーチ」(特色GP)、昭和音楽大学「アーツ・イン・コミュニティ」(現代GPの地域貢献型)、東京音楽大学「アクト・プロジェクト」(現代GPのキャリア教育型)の3つが、いずれも音楽と社会との関連性を重視した教育プログラムを展開していることに端を発したものです。本学からは、4年制のアウトリーチ履修生7名とアウトリーチ・センターのスタッフ5名、教員2名と事務方1名の計15名が参加しました。

会場校の東京音楽大学および文部科学省からの挨拶の後、まず3つの大学の学生たちがパワーポイントを使って、自分たちの活動内容について15分ずつ発表しました。テーマに共通性があるとはいえ、各校の取組はさまざまで、履修している学年も力点の置き方や指導体制もそれぞれに異なっており、なるほどこういうやり方もあるのかと思うことしばしばでした。本学からは友田麻依加さんと大澤侑子さんの2人が代表で発表をしましたが、学校の規模が小さいこともあって、履修生全員が各々リーダーシップを発揮しながら独自の活動を行なっている様子がよく伝わってきました。

次は、ロビーでのポスター・セッションです。各大学がポスターやパネル、映像資料などを用意したブースに、フォーラム参加のお客様が次々に見えて、学生たちに質問をしたり声を掛けたりして下さいました。本学のブースでは、学生たちが工夫を凝らして準備した「七夕コンサート」「幼稚園コンサート」「病院コンサート」のアルバム等を使って質問にお答えし、とても賑やかな一時になりました。

東京音楽大学の学生11名によるブラス・ファンファーレを合図に、パネル・ディスカッション「音楽・ひと・コミュニケーション」に移り、ピアニスト仲道郁代氏、社団法人日本オーケストラ連盟元事務局長(現在はNHK交響楽団演奏製作部副部長)出口修平氏、東京音楽大学武石みどり准教授、昭和音楽大学武濤京子准教授と赤木舞ディレクター、本学津上智実教授の6人のパネリストによるディスカッションが行なわれました。こうした教育プログラムが学生や地域に何をもたらしたのか、また今後の可能性や課題について議論されましたが、中でも仲道郁代氏の「アートもカルチャー・インダストリーにならなければならない」という力強い主張に会場から拍手が沸き起ったのが印象的でした。フロアからの質問も活発に出されて、このような取組に対する関心の高さを感じさせました。

最後は、東京音楽大学創立百周年記念館の食堂での立食パーティーとなり、サンドイッチとジュースを片手に、各校の学生と関係者はもとより、業界関係者など一般のお客様も入り乱れての活発な交流の場となりました(当日の参加者は三大学関係者79名、来賓4名、一般65名の計148名でした)。そして本学澤内崇教授の挨拶でお開きとなりました。最後になりましたが、フォーラム開催に当たり、事務局として準備に手を尽くして下さいました昭和音楽大学の皆様、会場校としてきめ細やかなお世話を下さいました東京音楽大学の皆様に御礼申し上げます。

(南香代子・記)

2008年9月18日
甲東デイサービス・センター

甲東デイサービス・センター9月18日(木)、甲東デイサービス・センター(西宮市上甲東園2の11の60)にて、施設利用者を対象とした「秋のコンサート」に出演しました(声楽・先間恵子、奥田敏子、ピアノ・田村徳子)。声楽専攻生が二人出演するので、オペラの2重唱などを組み入れたプログラム(四十分)を準備しました。

まず、2重唱で〈浜辺の歌〉、独唱でカプア/カプロ〈オー・ソレ・ミオ〉を演奏した後、秋にちなむ3曲(〈小さい秋見つけた〉、〈里の秋〉、〈紅葉〉)を聴衆の皆さんと一緒に歌いました。中程に「体操コーナー」を設け、ずっと座っている皆様の体をほぐして少しリフレッシュ。リスト〈愛の夢 第3番〉をピアノ・ソロで演奏した後、ロジャース/ハマースタイン2世〈シャル・ウィ・ダンス〉、モーツァルト〈手紙の2重唱〉、フンパーティングの歌劇《ヘンゼルとグレーテル》より〈こうして踊る〉など多彩な2重唱をお届けしました。アンコールは團伊玖磨/江間章子〈花の街〉。

予想以上に聴衆の皆さんとの距離が近かったので最初は緊張しましたが、温かい雰囲気で聴いて下さったので、リラックスして楽しんで演奏することができました。アンコール後、もう一度〈里の秋〉を一緒に歌って下さったのは嬉しかったです。センターの方からは「今後もできる限り来てほしい」と言って頂きましたし、私たちも成長することのできた演奏会でした。ご協力くださいました施設の皆様、ありがとうございました。

(先間恵子・記)

2008年9月11日
西宮市立夙川幼稚園

西宮市立夙川幼稚園9月11日(木)、西宮市立夙川幼稚園(藤井久美子園長、西宮市松ヶ丘町9の23)にて「秋のコンサート」に出演しました(声楽・藤田理世、金岡怜奈、ピアノ・大澤侑子、友田麻衣加)。今回は「動物」をテーマに、子どもたちに参加してもらえるプログラムを考えました。

まずチャーチル〈ハイホー〉で開幕し、ロッシーニ〈猫の2重唱〉では歌の2人が猫の耳としっぽをつけて幕の両脇から登場。全曲が2匹の猫の掛け合いでできている何ともおもしろい曲です。ドイツ民謡〈山の音楽家〉では様々な動物が登場。「好きな動物が出て来たら、手を叩いて一緒に歌ってね」と声をかけると、子どもたちは喜んで参加してくれました。続いてサン=サーンス《動物の謝肉祭》より〈象〉をピアノ連弾で、ベネディクト〈みそさざい La capinera〉をソプラノ独唱で演奏。「どんな動物かな?」とクイズ形式にしたところ、それぞれの動物のイメージを子どもたちは的確に感じて当ててくれました。最後に、アメリカ民謡〈森のくまさん〉と越部信義〈おもちゃのチャチャチャ〉を全員で歌って締め括りました。

幼稚園での実習は初めてだったので、子どもたちを飽きさせないようクイズを入れたり、想像力をかきたてる話し方を工夫したりしました。子どもたちは多様な反応を返してくれましたが、中には思いもよらない返事もあり、その想像力に驚きました。子どもたちが体全体で音楽を楽しんでいる姿をみて、音楽に触れることの価値を改めて感じました。

実は準備したプログラムがリハーサルでは20分で終わってしまい、与えられた30分のコンサート枠を満たせないのではないかと不安に思いましたが、リハーサル時のアドバイスを生かして、子どもたちとじっくり繰り返し曲を楽しむことによって丁度の時間で終わることができました。曲数の多さに頼らなくてもよいプログラムを作ることができることを学びました。

(友田麻衣加・記)

2008年9月4日
神戸市立医療センター中央市民病院

神戸市立医療センター中央市民病院9月4日(木)、神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区港島中町4-6)の院内コンサート(40分)に出演しました(声楽・藤田理世、先間恵子、フルート・中村亜彌子、ピアノ・小林延江、美馬裕子)。患者の皆様に日本と世界各地を巡った気分を味わって頂こうと、写真や地図も用意し、各地の特徴を感じられるよう考えました。

まず日本の音楽から、北原白秋が北海道を旅した思い出を綴った〈この道〉、兵庫県龍野市生まれの三木露風が作詞した〈赤とんぼ〉、宝塚歌劇を象徴する〈すみれの花咲く頃〉(デーレ/白井鉄造)、沖縄での経験から嘉納昌吉が平和を祈って作曲した〈花〜すべての人の心に花を〜〉を演奏。北は北海道から南は沖縄まで、特に、ここ兵庫にゆかりのある曲を中心に演奏しました。

次は世界の音楽へ。イタリアからカプア/カプロ〈オー・ソレ・ミオ〉、ドイツからモーツァルト〈手紙の2重唱〉、ドイツで生まれ、イタリアとイギリスでも活躍したヘンデルの歌劇《リナルド》より〈私を泣かせてください〉、チェコ生まれのドヴォルザークのピアノ連弾曲《ボヘミアの森から》より〈騒がしい時〉、そしてアメリカからは〈踊り明かそう〉や〈ムーン・リバー〉といった映画音楽やミュージカル作品をお届けしました。

隣の患者さんの手をとって歌われた方、一緒に口ずさんで下さった方、〈この道〉やアンコールの〈里の秋〉を涙を流しながら歌って下さった方もあって、こちらも感動しました。温かく「ありがとう」と言って頂いたのがうれしかったです。また準備の過程では、訪問先に合わせてどのような話し方をするのかなど学ぶことも多かったです。今回得たことを次回に活かしていきたいと思います。

(中村亜彌子・記)

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