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2009年度アウトリーチ活動記録

2010年3月16日
雲雀丘学園小学校

雲雀丘学園小学校雲雀丘学園小学校(宝塚市雲雀丘4-2-1)の音楽室で5年生4クラスを対象にアウトリーチ実習を行いました(声楽・谷真貴子、松井るみ、糀谷栄里子、フルート・木村友香、ピアノ・岡崎典子、須山由梨、司会・石津ひろの、藤野直、特別出演・雲雀丘学園小学校音楽教諭 岡村圭一郎先生)。

「楽しいクラシック・コンサート〜それぞれの曲が持つ魅力を感じよう〜」をテーマとして、子どもたちの知っている曲を中心に、各曲の特徴を説明しながら演奏を進めました。

人気漫画で馴染みのあるガーシュイン作曲《ラプソディー・イン・ブルー》(ピアノ連弾)から始まり、モーツァルト《トルコ行進曲》(ピアノ連弾と二重唱)、ショパン《アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ》(ピアノ独奏)、シューベルトの歌曲《魔王》を岡村圭一郎先生のバリトン独唱で演奏しました。

「リズムで遊ぼう」のコーナーでは、アンダーソン作曲《プリンク・プランク・プルンク》(ピアノ連弾)に合わせて、手や体を使ったリズム遊びを子どもたちと一緒にしました。続いて、ビゼーのオペラ《カルメン》より<序曲>(ピアノ連弾)、<間奏曲>(フルート独奏)、<ハバネラ>(メゾ・ソプラノ独唱)、<何を恐れることがありましょう>(ソプラノ独唱)、最後は岡村先生による<闘牛士の歌>(バリトン独唱)で締めくくりました。

朝から4コマ連続の授業で、体力的に持つかどうか心配でしたが、演出などに工夫を凝らした甲斐あって、生徒たちはリズムを取ったり口ずさんだりしながら楽しく集中して聴いてくれました。生徒との距離も適切に取ることができ、音楽との良い出会いの場を作ることができたと思います。一年間のアウトリーチの学びで最後の実習となりましたが、今までの集大成として充実したプログラムを実現できました。これからもアウトリーチ活動をがんばっていきたいと思います。

(石津ひろの・記)

2010年3月4日
独立行政法人国立病院機構刀根山病院

独立行政法人国立病院機構刀根山病院独立行政法人国立病院機構刀根山病院(豊中市刀根山5-1-1)の院内コンサート(60分)に出演しました(声楽・樋岡絵里那、井本綾華、フルート・木村友香、ピアノ・小幡文香、岡崎典子、辻本真美)。

今回は「春のコンサート」と銘打ち、桜の花びらを模したピンク色の切り紙を準備していって、コンサート会場の作業療法フロアを飾り付けました。

患者の皆様に楽しんでもらえるコンサートをと考えたプログラムは、ピアノとフルートによる「春の曲メドレー」〈春よ来い〉〜〈どこかで春が〉〜〈春がきた〉でスタート。瀧廉太郎〈花〉を2重唱で、中田章〈早春賦〉をソプラノ独唱で、平井康三郎〈さくら幻想曲〉をピアノ独奏で、と季節の曲を続けます。次は、クラシックの世界へ。リハビリ用の階段をオペラの舞台に見立てて、お父さんに結婚の許しを乞うプッチーニのオペラ・アリア〈私のお父さん〉を独唱し、続いてエルガー〈愛の挨拶〉をフルート独奏しました。

ここで、体操の時間です。腕のストレッチや深呼吸などで会場の皆様に体をほぐして頂きました。続いて、日本の名曲を皆で楽しむコーナー。リズム遊びをしながらの〈みかんの花咲く丘〉、そして〈故郷〉〈荒城の月〉〈リンゴの歌〉〈青い山脈〉を一緒に歌いました。会場の皆様も大きな声を出して歌って下さいました。ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」から〈私のお気に入り〉〜〈ドレミのうた〉〜〈エーデルワイス〉を歌とフルートのアンサンブルで演奏し、最後に〈上を向いて歩こう〉と〈川の流れのように〉を歌ったところ、自然と会場の皆様が唱和して下さって、大変うれしかったです。

コンサートの準備に当たっては、プログラムを何度も作り直すなど色々苦労がありましたが、多くの方に喜んで頂けて、終った時の達成感は大きく、満たされました。患者の皆様の素敵な笑顔を見ることができて、色々とうれしい声も頂いて、とてもよかったです。病院スタッフの皆様からも勉強になるお話を頂戴して、心より感謝しております。

(木村友香・記)

2009年9月8日
西宮市立夙川幼稚園

西宮市立夙川幼稚園9月8日(火)、西宮市立夙川幼稚園(西宮市松ヶ丘町9の23)で「秋のコンサート」に出演しました(声楽・藤野直、樋岡絵里那、井本綾華、糀谷栄里子、フルート・木村友香、ピアノ・岡崎典子・須山由梨、総合司会・小幡文香)。

園児対象であることに留意して、全体を通して楽しんで聴いてもらえるよう構成を工夫しました。

まずは童謡メドレーで、〈山のワルツ〉〈やぎさんゆうびん〉〈アイスクリームの歌〉〈お化けなんてないさ〉を歌いました。独自に考えたおもしろい振り付けも効を奏し、子どもたちを惹きつけました。〈しゃぼん玉〉を全員で歌った頃には、音楽を楽しむ和やかな雰囲気ができ上がりました。

ここから曲目はクラシックへ。フルートでチャイコフスキー《くるみ割り人形》より〈葦笛の踊り〉、ピアノ4手連弾でブラームス〈ハンガリー舞曲〉、ソプラノ2重唱でヴェルディの歌劇《椿姫》より〈乾杯の歌〉を演奏しました。子どもたちが飽きないか不安でしたが、集中して聞いてくれたようです。続く「みんなで遊ぼう」コーナーでは〈大きな栗の木の下で〉の手遊びをテンポに緩急をつけて楽しみました。

最後に童謡〈森のくまさん〉を全員で歌って締めくくりました。子どもたちも保護者の方も終始楽しそうに聴いて下さったので、親子のためのコンサートのやりがいや需要を改めて感じることができて、うれしく思いました。卒業後もこのような演奏会を企画してみたいです。

この実習は夏休み最後の日程であったため、司会や立ち居振舞などの精度が上がっており、余裕を持って取り組むことができました。ライブならではの予期せぬ事態に対応できる力もついてきているかもしれません。経験による蓄積を実感でき、有意義な実習となりました。

(石津寛乃・記)

2009年9月4日
西宮市立春風幼稚園

西宮市立春風幼稚園9月4日(金)、西宮市立春風幼稚園(西宮市今津野田町2の6)にて、園児と保護者を対象とする40分間の実習を行いました(声楽・樋岡絵里那、井本綾華、石津寛乃、糀谷栄里子、ピアノ・岡崎典子、須山由梨、フルート・木村友香、司会・藤野直)。

今回は、クラシックの楽しさを感じてもらうことを目的とし、耳なじみのあるクラシックを中心にプログラムを構成しました。まずは童謡〈山のワルツ〉で幕開け。挨拶を挟んだ後、〈やぎさんゆうびん〉〈アイスクリームの歌〉〈おばけなんてないさ〉〈しゃぼん玉〉の4曲を童謡メドレーにして、振り付きで演奏しました。

次にフルートが登場。音の出し方や、フラッターという奏法を紹介した後、チャイコフスキー《くるみ割り人形》より〈葦笛の踊り〉を演奏。この曲は、携帯電話のCMで使われていたため、子どもたちは大変興味を持って聴いてくれていました。続いて、ピアノ連弾でブラームス〈ハンガリー舞曲〉、2重唱でヴェルディの歌劇《椿姫》より〈乾杯の歌〉を演奏しました。

ここで、7月の七夕コンサートでも反響の大きかったリズム遊びのコーナーです。「くらげ」と「わかめ」の2種のリズムで膝や手を打ち、途中から久石譲〈崖の上のポニョ〉の音楽を加えました。子どもたちはポニョが加わると、一層目を輝かせて参加してくれました。

最後に、童謡〈森のくまさん〉をみんなで一緒に歌いました。アンコールでは、ヨハン・シュトラウスT世〈ラデツキー行進曲〉をピアノ連弾で演奏し、聴衆の皆さんにも手拍子で参加してもらいました。童謡や聴衆参加コーナーを組み込むことで、クラシックへの抵抗感は多少緩和できたように見受けられましたが、やはり魅力を伝えるためにはまだまだ改良点があると感じ、大変勉強になりました。

(藤野直・記)

2009年8月29日
社団法人佳生会 野木病院

社団法人佳生会 野木病院8月29日(土)、野木病院(明石市住吉町長坂)でオータム・コンサートを行いました。(声楽・藤野直、樋岡絵里那、井本綾華、石津寛乃、フルート・木村友香、ピアノ・小幡文香、岡崎典子、須山由梨)。

プログラムは、季節を感じて頂ける曲を入れながら、チャイコフスキー《くるみ割り人形》より〈葦笛の踊り〉(フルート)、ドビュッシー〈月の光〉(ピアノ)、プッチーニの歌劇《ジャンニ・スキッキ》より〈私のお父さん〉(ソプラノ)、パガニーニ〈カンタービレ〉(フルート、ピアノ)、メンデルスゾーン〈歌の翼に〉(ソプラノ二重唱)、永六輔/中村八大〈上を向いて歩こう〉、高野辰之/岡野貞一〈紅葉〉、北原白秋/山田耕作〈この道〉など親しみやすい曲を演奏しました。

〈紅葉〉は、本来唱歌として演奏されますが、今回は歌とフルートでリズミカルにアレンジした編曲で演奏しました。また、〈歌の翼に〉ではフルートと歌それぞれのソロが交わされ、さらにアンサンブルで、演奏するよう工夫をしました。 久石譲〈崖の上のポニョ〉を使った体を動かすリズム遊びでは、手や膝を叩いたりして複数のリズムを同時に合わせるので、少し難しいかなと不安に思っていましたが、私たちの想像以上に楽しんで頂けて、その盛り上がりに驚きました。

〈上を向いて歩こう〉や〈この道〉では、歌詞カードを配布して一緒に歌って頂きましたが、私達の目を見て涙ぐみながら一緒に歌って下さり、アンコールとしてもう一度演奏した〈紅葉〉では、自然と皆さんが声を合わせて下さって、演奏者側と聴衆が一つになったように感じられました。

私たちの演奏する音楽に乗って体を動かしてリズムを感じて下さったり、音楽を通して皆さんと温かく、素敵な時間を共有することができて、本当に心に残る一日となりました。

(木村友香・岡崎典子・記)

2009年8月27日
神戸市立医療センター中央市民病院

神戸市立医療センター中央市民病院8月27日(木)、神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区港島中町4の6)の院内コンサートで、私たちにとって初めてのアウトリーチ実習を行いました(声楽・藤野直、樋岡絵里那、井本綾華、石津寛乃、フルート・木村由香、ピアノ・小幡文香、岡崎典子、須山由梨)。

ここのコンサートには、入院患者さんはもちろん、ご家族やご友人など様々な方が来場され、中には音楽に詳しい方もあるとのこと。そこで前半はクラシック音楽、体操コーナーを挟んで、後半は一緒に歌うという構成を考えました。

まず、チャイコフスキー《くるみ割り人形》より〈葦笛の踊り〉(フルート)で始まり、ドビュッシー〈月の光〉(ピアノ)、プッチーニの歌劇《ジャンニ・スキッキ》より〈私のお父さん〉(ソプラノ)、パガニーニ〈カンタービレ〉(フルート、ピアノ)を演奏し、それぞれの楽器の音色の違いを感じて頂きました。そして、フルート・声楽・ピアノによるアンサンブルとして、メンデルスゾーンの〈歌の翼に〉を演奏しました。

次の体操コーナーでは、簡単なストレッチに続いて、久石譲〈崖の上のポニョ〉に合わせて体を動かすリズム遊びをしました。

後半は、全員で永六輔/中村八大〈上を向いて歩こう〉を、そして2重唱による高野辰之/岡野貞一〈紅葉〉を演奏し、最後に再び全員で北原白秋/山田耕筰〈この道〉を歌ってコンサートを締めくくりました。

初めての実習だったので、リハーサルの時間がオーバーしてしまったり、本番で思うように力を発揮できなかった部分もありました。しかし、終演後に多くのお客様から「楽しかった」「良い気分転換になりました。ありがとう」と声を掛けて頂き、アウトリーチ活動の意義や素晴らしさを実感できました。この経験を今後の活動に生かしていきたいと思います。

(須山由梨・記)

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