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2022年度アウトリーチ活動記録

2022年6月9日
西宮市立門戸幼稚園

6月9日(木)10時15分から、西宮市立門戸幼稚園(西宮市門戸東町3−25、園長・阿部久美先生)にて園児対象の「あじさいコンサート」(45分)を行いました。(声楽・安永さくら、ピアノ・中村玲那、ヴァイオリン・山田梨紗子、ヴァイオリン/ヴィオラ・鈴木ありあ)。
 子どもたちに童謡やクラシック、ディズニーやジブリなど、様々なジャンルの曲を聴いてもらえるよう選曲を工夫し、参加型のアクティビティも取り入れ、音楽の楽しさを感じてもらうことを軸にプログラムを構成しました。

初めに、迫力があり情熱的なモンティ作曲〈チャルダッシュ〉をピアノとヴァイオリンデュオで演奏した後、梅雨の季節にぴったりな湯山昭作曲〈あめふりくまのこ〉をピアノと歌で演奏しました。続いて、ドッド作曲〈ミッキーマウス・マーチ〉を全員で演奏する前に、楽器紹介や楽器についての3択クイズをしました。私たちの問いかけに子どもたちが元気よく反応してくれたので、一緒に盛り上がることができました。
次に全員で、ディズニーの4曲をメドレーで演奏した後、中川ひろたか作曲〈にじ―きっと明日はいい天気―〉をピアノと歌で演奏しました。久石譲作曲《となりのトトロ》より〈さんぽ〉では、音楽に合わせて一緒に歌いながら体を動かすアクティビティを取り入れました。子どもたちは笑顔で元気よく参加してくれました。
続いて、ブラームス作曲〈ハンガリー舞曲第5番〉をピアノとヴァイオリンデュオで演奏した後、ロペス作曲《アナと雪の女王》より〈レット・イット・ゴー〉を全員で演奏しました。
最後に、中川ひろたか作曲〈世界中のこどもたちが〉を皆で歌い、楽しい雰囲気でコンサートが終演しました。

今回子どもたちの反応を近くで感じながら演奏したことで、音楽には演奏する側と聴き手との間でコミュニケーションが必要不可欠であることを実感しました。改善すべき点、反省すべき点はありましたが、子どもたちが別れ際に「また来てね!ありがとう!」と声をかけてくれたのがとてもうれしく、大きな励みとなりました。

(山田梨沙子・記)

2022年10月28日
西宮市立高木幼稚園

 10月28日(金)、高木幼稚園 2階ホールにて「秋の音楽会」を開催しました。(10時開演、園児・保護者約50名)演奏は稲葉彩萌(クラリネット)・高橋優佳(ピアノ)・田上優希(トロンボーン)の3名です。

 今回は、秋にちなんだ曲を中心に選曲し、またアクティビティとして園児らの歌える曲も取り入れました。各楽器の楽器紹介を解説と演奏で見聞きしてもらい、楽器についての知識を深めてもらえる形にしました。
挨拶と自己紹介を終え、第1曲目に梁田貞作曲〈どんぐりころころ〉を演奏しました。事前に園児らが歌えると伺っていたので、園児たちにとって身近な音楽とともに秋の音楽会が始めました。ここから楽器紹介に移り、楽器について知識を深めてもらった後に、各楽器の演奏を聴いてもらいました。
第2曲目、三宅榛名作曲〈赤とんぼ変奏曲〉をピアノ独奏でお送りし、次にクラリネットで第3曲目、服部克久編曲〈クラリネットをこわしちゃった〉をお送りしました。この曲は、少しずつクラリネットを分解しながら演奏されます。「こんなに小さくなっても演奏できるんだ」という面白さを感じてもらえ、会場の盛り上がりは想像以上のものでした。第4曲目、團伊玖磨作曲〈ぞうさん〉をトロンボーン独奏でお送りしました。
第5曲目のモンティ作曲〈チャルダッシュ〉では、クラリネットの超絶技巧を楽しんでもらうことができました。その後、第6曲目にオッフェンバック作曲〈天国と地獄〉をトロンボーンが加わり3人で演奏しました。
第7曲目には久石譲作曲〈さんぽ〉を演奏しました。〈さんぽ〉は事前に園児たちが歌唱できると伺っていたので、歌詞カードを用意し園児には簡単な振り付けを一緒に踊ってもらいました。
最後に平井康三郎作曲〈とんぼのめがね〉を演奏しました。この曲も園児たちに歌唱してもらいコンサートを締めくくることができました。

今回のコンサートでは、それぞれの楽器ごとのソロを聴き、楽器について知識を深めてもらいました。園児らと一緒に音楽を演奏することで、園児たちにも楽しんでもらえるコンサートを作り上げることができたと思います。

(田上優希・記)

2022年10月31日
スミリンケアライフ株式会社エレガーノ西宮(4年生)

 10月31日(月)スミリンケアライフ株式会社 エレガーノ西宮(兵庫県西宮市津門大塚町11番58号)にて「芸術の秋に聴く 音楽の調べ」と題し、2部制で公演を行いました。(第1部:13時30分、第2部:14時30分 出演者:声楽・安永さくら、ピアノ・藤江未来、ヴァイオリン・鈴木ありあ、打楽器・藤野真由)

 ディズニー音楽で幕開けし、懐かしい名曲や映画音楽、クラシックなど様々なジャンルの曲を取り入れ、参加型のアクティビティなどで音楽を楽しんでいただく事を目的にプログラムを構成しました。 初めに、華やかなメロディーがコンサートの幕開けに相応しい、ディズニー映画『美女と野獣』より〈ひとりぼっちの晩餐会〉を全員で演奏した後、しっとりと懐かしのBEGIN作曲〈涙そうそう〉をピアノと歌で演奏しました。
続いて、楽器の魅力が伝わるようなクラシックを、ということでモンティ作曲〈チャルダッシュ〉をピアノとマリンバで、アザラシヴィリ作曲〈ノクターン〉をピアノとヴァイオリンで、それぞれ演奏しました。チャルダッシュでは、マリンバの音の多彩さを、ノクターンでは新しい作品の発見をお届けできたのではないかと思います。続いて、中村八大作曲〈上を向いて歩こう〉では、音楽に合わせて一緒に歌いながらボディパーカッションを行うアクティビティを取り入れました。簡単な手拍子だけでなく、頭から膝まで叩く複雑なものも取り入れ、みなさまに口ずさみながら参加していただくことができました。
続いてマンシーニ作曲の、『ティファニーで朝食を』より〈Moon River〉をピアノと歌、ヴァイオリンで演奏した後、最後に中島みゆき作曲〈糸・麦の唄〉を全員で演奏し、コンサートが終演しました。

今回、初めて老人ホームで演奏させていただくにあたり、プログラムの選曲や、アクティビティの内容など大変思案しました。今までの実習先である幼稚園とは、お客さまの反応や空気感、言葉遣いなど違いがたくさんあり、難しく感じた部分もありました。
それでも「楽しかった」「また来てください」「今度はこの曲を」などと言ったお声から、楽しんでいただけたことを実感し、とても嬉しく感じました。

(鈴木ありあ・記)

2022年11月10日
西宮市立子育て総合センター付属あおぞら幼稚園

 11月10日(木)10時から西宮市立子育て総合センター付属あおぞら幼稚園(西宮市津田町3―40、担当・堀内知愛先生)にて園児・乳幼児・保護者を対象とした「秋のコンサート」(40分)を行いました(ヴァイオリン・鈴木ありあ、山田梨紗子、クラリネット・稲葉彩萌、ピアノ・高橋優佳、声楽・安永さくら)。

今回のコンサートでは、〈山の音楽家〉をメインテーマとして楽器を知ってもらいつつ、音楽を一緒に楽しんでもらえるようなプログラムを意識しました。
まずはじめに、クライスラー作曲〈シンコペーション〉をヴァイオリンで演奏後、「秋のコンサート」を意識して岡野貞一作曲〈もみじ〉を全員で演奏しました。
次に、アクティビティとして久石譲作曲〈さんぽ〉を、体を動かしながら歌いました。園児は〈さんぽ〉の歌詞を覚えてくれていたので、私たちに続き大きく体を動かしながらハキハキと歌ってくれました。
続いて、コンサートのメインテーマであるドイツ民謡〈山の音楽家〉で、楽器の紹介とリズムのアクティビティを行いました。まず〈山の音楽家〉の本来の歌詞を変更してそれぞれが動物になりきり、順番に楽器紹介をしました。その後、園児にも〈山の音楽家〉の一員として手と膝を使った2種類のリズムを練習し、2つのグループに分かれてそれぞれのリズムを組み合わせ演奏しました。比較的簡単なリズムにしていたので、園児も曲に合わせて楽しんで演奏してくれました。
アクティビティ終了後は動物になりきったまま、ソロパートとして各楽器にフォーカスした曲目が続きました。
まずヴィヴァルディ作曲《四季》より〈秋〉をヴァイオリン二重奏で演奏。園児たちは秋をテーマにしたクラシック曲を、耳を澄ませて聴いてくれました。その後、声楽のソロで坂田おさむ作曲〈ありがとうの花〉、クラリネットのソロでモンティ作曲〈チャルダッシュ〉をそれぞれ演奏しました。
 ソロ終了後は再び秋の曲として、山田耕筰作曲〈赤とんぼ〉を全員で演奏しました。園児たちも口ずさんだり体を揺らしたりして聴いてくれました。〈赤とんぼ〉で終わると雰囲気が落ち着いたまま終わってしまうため、最後は中西圭三作曲〈ぼよよん行進曲〉を全員で演奏しました。演奏者が多かったので比較的音圧のある豪華な演奏になり、園児も喜んでいました。

 今回の実習では園児との距離が近く、間近に楽しそうな反応を見ることができて楽しかったです。リズムアクティビティや知っている曲などは口ずさんでくれたり楽しんで聴いていただけてとてもうれしかったです。      

(稲葉彩萌・記)

2022年12月13日
芦屋市立西山幼稚園

 12月13日(火)、今回は芦屋市立西山幼稚園(兵庫県芦屋市西山町22番15号)へ伺いました。テーマを『いろいろな拍子の音楽〜2拍子、3拍子、4拍子!?〜』とした40分プログラムです(声楽・安永さくら、ピアノ・中村玲那、ヴァイオリン/ヴィオラ・鈴木ありあ)。

 子どもたちの知っている、聴いたことのある音楽を取り上げ、「拍子」にフォーカスしました。「拍子」は音楽にどのような効果をもたらしているのかを知り、体感してもらうという目的でプログラムを組みました。
オープニングには、リズミカルで華やかな2拍子のロウ作曲〈踊り明かそう〉を3人で演奏しました。挨拶後、同じく2拍子のモーツァルト作曲〈トルコ行進曲〉をピアノとヴァイオリンで披露しました。
次に3拍子であるチャイコフスキー作曲《くるみ割り人形》より〈花のワルツ〉をピアノとヴァイオリンで演奏し、ワルツのリズムを体感してもらいました。続いて4拍子であるピアポンド作曲〈ジングルベル〉をなんと3拍子にアレンジして演奏しました。ここでは3拍子を体感させるアクティビティを取り入れました。ちょうど子どもたちは、生活発表会でリズム打ちをしていたらしく、みんな張り切って行ってくれました。
そして4拍子の異国的なリズムが特徴的なピアソラ作曲〈リベルタンゴ〉をヴァイオリンとピアノで演奏し、続けてシューマン作曲〈献呈〉を声楽、ヴィオラ、ピアノの3人で演奏しました。ヴィオラという名前を知っている子どもも多く驚きましたが、音色をお届けすることができとても喜んでもらえました。
最後には《クリスマスメドレー》を3人でお届けしました。

異なる拍子で曲を準備し、子どもたちが体を使って体感できるよう工夫した点がいくつかあります。
その中でも、(1)1拍目をいつもより目立たせて演奏する、(2)わかりやすいテンポに落とす、ということを特に意識しました。
企画の時点では苦戦した点も多々ありましたが、当日は子どもたちが生き生きと真剣な眼差しで積極的に参加してくれたので、とても楽しい時間となりました。                  

(中村玲那・記)

2022年12月14日
雲雀丘学園小学校(4年生)

 12月14日(水)、雲雀丘学園小学校(宝塚市雲雀丘4―2―1)にて、アウトリーチ・コンサート(各45分)を行いました(クラリネット・稲葉彩萌、トロンボーン・田上優希、ヴァイオリン・山田梨紗子、ピアノ・高橋優佳)。対象は、雲雀丘学園小学校の4年生(36名×4クラス)と教員2名でした。

今回は、「楽器ハカセになろう!」というテーマで、私たちの演奏する4つの楽器の魅力を知ってもらうことがねらいでした。
挨拶と自己紹介を終え、小学校の皆さんと初めましての気持ちを込めて、E.エルガー作曲〈愛の挨拶〉を演奏しました。この曲は、小学校のチャイムに使われているようで、「聴いたことある!」と喜んでいただきました。
続いて、楽器紹介とそれぞれの楽器がメインになる曲を演奏しました。ピアノでは、元々はオーケストラの曲である、S.プロコフィエフ作曲バレエ《ロミオとジュリエット》より〈モンタギュー家とキャピュレット家〉を演奏し、ヴァイオリンでは、弓を使わない「ピッツィカート奏法」を用いた、L.ドリープ作曲〈ピッツィカート〉と、L.アンダーソン作曲〈プリンク・プランク・プルンク〉を演奏し、トロンボーンでは、トロンボーンならではの「グリッサンド奏法」を活かしたO.レスピーギ作曲交響詩《ローマの祭り》よりトロンボーンソロの抜粋と、アメリカ民謡〈聖者の行進〉を演奏し、クラリネットでは、楽器を分解しても演奏できるのかを検証するため、フランス民謡〈クラリネットこわしちゃった〉を演奏し、トロンボーンでも用いた「グリッサンド奏法」を活かした、G.ガーシュウィン作曲〈ラプソディー・イン・ブルー〉を演奏しました。クイズや質問を交え、時には大変盛り上がる瞬間もありました。
最後は、クリスマスにちなんだ曲、アンダーソン作曲〈そりすべり〉で締めくくりました。

生徒の皆さんは、終わってから質問や楽器を見に来てくれたり、興味深く聴いて下さり、とてもうれしかったです。また、このコンサートをすることで、私たちにとっても専攻の楽器の魅力を再発見するよい機会になりました。改善点もありますが、私たちが思う楽器の魅力はしっかりと伝えることができたのではないかと思います。                

(高橋優佳・記)

2022年12月15日
雲雀丘学園小学校(5年生)

 12月15日(水)、雲雀丘学園小学校(宝塚市雲雀丘4―2―1)にて5年生クラスを対象とした実習(各45分)を行いました。(声楽・安永さくら、ヴァイオリン/ヴィオラ・鈴木ありあ、ピアノ・中村玲那)。

 「いろんな拍子の音楽 〜2拍子・3拍子・4拍子〜」をテーマに、拍子を感じながら音楽に親しめることを目的としてプログラムを組みました。オープニングはミュージカル《マイ・フェア・レディ》より〈踊り明かそう〉を演奏しました。その後は今回のねらいである、拍子についての説明を入れながら、コンサートを進行しました。2曲目は2拍子の音楽、モーツァルト作曲〈トルコ行進曲〉をピアノとヴァイオリンで演奏し、同じ編成で3拍子、チャイコフスキー作曲《くるみわり人形》より〈花のワルツ〉を演奏しました。
 さらに拍子に親しんでもらうため、雲雀丘学園の校歌を本来の4拍子から、3拍子と5拍子で演奏しました。児童たちは、馴染みのある校歌が違った拍子で演奏されることに、とても食いついている様子でした。そしてこの校歌を使ってアクティビティも行いました。まずは全員で4拍子の指揮を振り、拍を感じてもらいました。次に1人が指揮者役になり、自由な速度や強弱で指揮を振り、他の生徒たちはその指揮通りに歌いました。一生懸命参加してくれ、各クラスとも個性的でおもしろい校歌の合唱となりました。
 モーツァルト作曲《魔笛》の2重唱〈パ・パ・パ〉では、音楽教諭の岡村先生が助演してくださいました。この曲は授業でも取り扱っていたらしく、先生の歌う姿に生徒たちは興味津々でした。次に3拍子、シューマン作曲〈献呈〉を声楽とピアノに加え、男声を意識し、ヴィオラで演奏しました。最後は今まで出てきた拍子を盛り込み、クリスマスメドレーで締めくくりました。

 今回の実習では4公演が連続であったことがむずかしかったのですが、聞き手にとっては1回の機会であると実感しました。生徒たちの楽しそうな様子を胸に、今後も1回1回を大切に演奏していきたいです。                 

(安永さくら・記)

2022年12月21日
芦屋市立宮川幼稚園

 12月21日(水)、芦屋市立宮川幼稚園(兵庫県芦屋市浜町1番20号)にて、「いろんな拍子の音楽〜2拍子、3拍子、4拍子!?〜」と題し、午前10時から40分間のコンサートを行いました(声楽・安永さくら、ピアノ・中村玲那、ヴァイオリン/ヴィオラ・鈴木ありあ)。

 直近に実施した小学校のアウトリーチ・プログラムを幼稚園児向けにアレンジしました。映画音楽やクラシック音楽、クリスマスの曲を使い、説明を交えながら拍子について触れてもらうことを目的にプログラムを構成しました。
 初めに、映画『マイ・フェア・レディ』より〈踊り明かそう〉を全員で演奏し、楽しく明るいコンサートの始まりをつくりました。
次に2拍子の説明をしたのち、歩くような拍子を感じてもらうため、W.A.モーツァルト作曲〈トルコ行進曲〉をピアノで演奏しました。続いて3拍子の音楽では、P.チャイコフスキー作曲バレエ音楽《くるみ割り人形》より〈花のワルツ〉をピアノとヴァイオリンで演奏し、ワルツの踊りを紹介しました。
続いて、クリスマス・ソングの〈ジングルベル〉を使い、よく知っているこの曲は何拍子でつくられているかクイズをしました。拍子の違いによるおもしろさを伝えるため、3拍子のワルツ風ジングルベルも演奏しました。拍子を体感してもらうために、園児には手と膝を使ったボディパーカッションで参加してもらいました。
    次に、3拍子と4拍子の違いをもっと感じてもらうために、4拍子の舞曲、A.ピアソラ作曲〈リベルタンゴ〉を選曲し、ピアノとヴァイオリンで演奏しました。
その後、大きな3拍子を感じてもらうため、R.シューマン作曲〈献呈〉を全員で演奏しました。この曲では楽器にも関心と知識を持ってもらうためにヴィオラを加えた編曲にしました。ヴァイオリンとヴィオラを並べて比べてもらい、楽器の説明をしました。最後に、コンサートで出てきた3つの拍子が登場するクリスマス・メドレーを全員で演奏し、終演しました。

今回は小学校のプログラムを使ったため、内容が少しむずしいか懸念していましたが、説明の言い回しやコンサートに参加してもらう方法などを工夫し、園児にも伝わりやすいコンサートになったのではないかと思います。園児からは終演後に歌のプレゼントもいただき、1年の集大成といえるアウトリーチ・コンサートとなりました。       

(鈴木ありあ・記)

2023年1月13日
スミリンケアライフ株式会社エレガーノ西宮(3年生)

   1月13日(金)エレガーノ西宮にて、「New Year Concert 2023〜アンサンブルの愉しみ〜」を行いました。(ホールは、13時30分開演、介護居室は14時30分開演の各30分)出演は、「音楽によるアウトリーチ(講義)」を履修している3年生7名です(フルート・芦沢梨里沙、クラリネッット・野山真歩、声楽・北村理子、ピアノ・金悠雅、冨田萌絵、平野里奈、山田詩織)。

アンサンブルをテーマに公演を行い、きいてくださっている方々に音楽を楽しんでいただけるよう工夫しながらプログラムを作成しました。
初めに、お正月らしく、宮城道雄作曲の〈春の海〉をフルートとクラリネットで演奏した後、ヴェルディ作曲のオペラアリアより〈慕わしい人の名は〉を歌とピアノで演奏しました(ホール公演のみ)。次に、清塚信也編曲の〈チャルメン〉をピアノ連弾で演奏し会場を魅了した後、岡野貞一作曲の〈ふるさと〉を歌、フルート、クラリネット、ピアノで演奏しました(介護居室では、フルート、クラリネット、ピアノのみ)。
ホール公演では手を使うアクティビティを行ったのですが、みなさん積極的に参加して下さったり、口ずさんでくださったりと、盛り上がりました。
次に雰囲気をガラッと変え、出演者(山田詩織)が編曲をしたショパン作曲の〈ノクターン第2番〉をフルート、クラリネット、ピアノで演奏しました。その後、W.A.モーツァルト作曲の《ピアノソナタ第17番変ロ長調》より第3楽章をピアノで演奏し、最後にシュトラウス作曲の〈ラデツキー行進曲〉を出演者全員で演奏しました。
きいてくださっている方々も強弱をつけながら一緒に手拍子をして下さり、とても楽しい公演となりました。

今回初めての実習で不安なこともたくさんありましたが、みんなで協力して完成させることができ、多くの方に楽しんでいただけたと感じます。実際に職員の方々にもお褒めの言葉をいただきとてもうれしく、満足度の高い公演ができました。     

(芦沢梨里沙・記)

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