音楽によるアウトリーチ 神戸女学院大学音楽学部
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病院・その他への派遣 2005年度

「日本最古のスタインウェイが語る元町音楽物語
 〜神戸女学院秘蔵のスクエア・ピアノの展示と演奏〜」

10月15日(土)、神戸市立博物館エントランスホールにて「日本最古のスタインウェイが語る元町音楽物語〜神戸女学院秘蔵のスクエア・ピアノの展示と演奏〜」が行われました(11時半、13時半、15時半の3回公演)。本学所有の日本現存最古(1860年製)のスタインウェイ製スクエア・ピアノが使われ、中村健先生と5名のアウトリーチ履修生(ピアノ・伊規須彩花、金沢彩子、河戸茉悠、多田安希子、谷村早聴子)のお話を交えながら演奏が披露されました。

スクエア・ピアノはテーブル型ピアノとも呼ばれ、19世紀中頃にアップライト・ピアノが開発されるまで盛んに使われていました。本学の楽器はカナダ人女性が亡くなった娘さんの形見に所有していたもので、宣教師のラドフォード女史に託され、1890年、女学院に寄贈されました。その後、部品が補充できなくなり、長年使われないままでしたが、今から10数年前、スタインウェイ社の代理店である松尾楽器商会関西営業所の技術者の目に留まり、数少ない演奏可能な楽器として復元されました。

当日はお話を交えながらの3回公演で、出演した履修生は大変だったようですが、博物館の美しい空間でこのピアノを演奏できたことを喜んでいました。休憩時間に調律の北村正治氏からピアノにまつわる様々なお話を聞けたのもよかったとのこと。会場には本学関係者も多数来場し、茂洋先生からは楽器に関するお話を頂きました。博物館との交渉に当たって下さった山本美紀先生にお礼申し上げます。

「子育てにやさしい風を吹かせよう
 〜子育てを子どもと音楽とともに〜ハープの演奏にのせて」

10月19日(水)、西宮市立子育て総合センター(所長・古岡俊之氏)にて 「子育てにやさしい風を吹かせよう〜子育てを子どもと音楽とともに〜ハープの演奏にのせて」と題した講演と演奏を行いました。 第1部は津上智実先生による講演、第2部は既習生・履修生を含む3名(フルート・増田みのり/ハープ・寺澤彩/ピアノ・湯淺香織)による演奏で、秋や子守歌にちなんだ曲、クラシックの名曲などをお聴き頂きました。当日は80名ほどの参加者があり、第3部では会場の皆さんにも歌って頂きました。終了後、アウトリーチ活動に興味を持った方が声をかけて下さって、アウトリーチをより多くの方に知って頂く良い機会ともなりました。