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編集者・ライターの唐澤和也氏がゲストスピーカーとして来学!

2020年02月03日(月)

 1月14日(火)のCDP211(2)「プレゼンテーションの技法」(担当:安藤善隆講師)では、編集者・ライターの唐澤和也氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。

 唐澤氏は、明治大学商学部をご卒業後、広告代理店やコント系の劇団の裏方などを経て、28歳でフリーライターに。現在はPunch Line Productionの代表のほか、『月刊LOGOS』(アウトドアブランドLOGOSの月刊Webマガジン)の編集長も務めておられます。

 同氏が就職活動を迎える頃はバブル絶頂期だったため、あまり考えずにある程度のところで就職活動を終わらせようと思っていたそうです。しかし、その様子を見た当時のアルバイト先の店長に初めて本気で叱られたことをきっかけに、将来について真剣に考えるようになりました。
 そこで、小学生の頃、学校の作文で作文用紙10枚も書き上げるほど書くことが好きだったことから、コピーライターを志すことを決意されます。

 大学卒業後は希望通り広告代理店に入社されますが、想像していた仕事内容と異なることから、3か月で退職。学生時代のアルバイト先で再び働くことになります。学生時代の店長は退職されていましたが、新しい店長も同じように将来について真剣に考えてくださる方で、「3か月で今後について考えてここを辞めなさい」と告げられました。

 3か月後、編集プロダクションでの仕事が決まり、2年目には有名人のインタビューも任されるほどに。しかし、コント系の劇団の裏方に専念するため退職し、その後は劇団の解散をきっかけに、28歳でフリーライターになられました。
 劇団で活動していた際に芸人の方々をずっと近くで見ていたため、彼らに対しての尊敬の気持ちが強くあり、フリーになられてからは下調べや準備を徹底的に行い、有名人の取材に挑まれたそうです。

 爆笑問題の太田光さんのファンであったことから彼について本を書きたいと思い、「世界一くだらない自伝」をコンセプトに企画・構成・インタビューを行い、『カラス』を出版されました。"立つ名刺"ができたことで、キャリアが順調に進みはじめます。様々な雑誌のインタビュアーとなり、15年間で取材した人の数は700名にものぼりました。

 42歳で一度スランプに陥られますが、それから2年後に『月刊LOGOS』の編集長を任され、初めて誰かのために仕事をしたいと思うことができたそうです。LOGOS会員限定で配布するPAPER LOGOSにおいては、それが欲しくて会員になってくださるお客様も最近増えているということで、率直な喜びの気持ちを口にされました。

 授業の最後には唐澤氏からの逆質問コーナーが設けられ、受講生が回答に行き詰ると優しくフォローの言葉をかけられるお姿が見られました。
  • ゲストスピーカーの唐澤氏
    ゲストスピーカーの唐澤氏
  • 唐澤氏と安藤講師(右)
    唐澤氏と安藤講師(右)
  • 授業風景
    授業風景