5月17日(火)のCDP312(1)「プロフェッショナル・ライティング」（担当：江弘毅講師）において、神戸新聞社の石沢菜々子氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。
　石沢氏は2002年入社以降、明石総局、本社編集局社会部（現報道部）、経済部、論説委員室を経て、現在は報道部に在籍されています。

　授業は、紙面づくりの流れや地方紙としての特徴、記事ができるまでの流れといった新聞社の基本的なことから始まり、石沢氏の日常である記者の仕事や1日の流れ、取材については特に深く伺いました。デジタル対応については、どういうものが読まれるのか模索中で、デジタルニュース以外に音声ニュースも活用中とのことです。また、最近は女性記者の採用や子育て中の記者も増えてきたそうで、学生たちは「女性の働き方」の話について特に熱心に聞いていました。他に、学生時代の就職活動を振り返り、神戸新聞社を志望することになった経緯をお話しいただきました。

　石沢氏は「デジタル化が進み変化が求められる世の中で、新聞社も様々な新しい取り組みをしていますが、『正しい情報を伝えていく』ということは変わりません。それはこれからも大事にしていきたいと思っています。」と締めくくられました。
　「職種のデパート」ともいわれる新聞社。その中で記者として、女性として働く同氏ならではの貴重な経験をもとに語られたお話は、受講生にとって大変有意義な講義となったようです。