神戸女学院大学音楽学部のオリジナル教育プログラムとして
2009年に【音楽コミュニケーション・リーダー】の養成プログラムである【音大連携による教育イノベーション(神戸女学院大学音楽学部、東京音楽大学、昭和音楽大学の共同企画)】が文科省の【戦略的大学連携支援プログラム】に採択され、「ミュージック・コミュニケーション講座」を軸にした活動が始まり、 13年目を迎えました。オリジナル教育プログラムとしてこちらも長く続いております「音楽によるアウトリーチ」とともに音楽学部にはなくてはならない活動となりました。これも、皆さまのご支援、ご協力によるものと感謝いたします。
今年度も東京音楽大学とインターネット・ビデオ会議システムで繋ぎ行われる「ミュージック・コミュニケーション講座」やワークショップなどが学生の将来に大きな力となりますことを期待しています。
引き続き、皆さまのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
3大学連携事業の継続と更なる発展に向けて
今年度の「ミュージック・コミュニケーション講座」では、「音楽で社会とつながる?可能性・方法・問題・解決法を求めて」を全体テーマに、学習論やピアノでの即興、舞踊や吹奏楽、作曲や指揮など、各界の講師を招いて、さらに深い学びをめざします。この講座は、本学音楽学部と東京音楽大学とをオンラインで繋いで、両大学が合同で双方 向的な授業をダイナミックに展開するものです。
9月には英国ロンドンのギルドホール音楽院からワークショップ・リーダー2名(イギリス人のフルート奏者デッタ・ダンフォードとアメリカ人のチェロ奏者ナターシャ・ジエラジンスキー)を招聘して、3日間のワークショップ特別研修を行い、最終日には近隣の子どもたちを大学に招いて、履修生が実際に子どもたちのグループをリードする機 会を持つことによって実践的な力を養います。
また、「ようこそ先輩シリーズ」として、本学音楽学部の卒業生に、卒業後の音楽・社会活動についてお話し頂く機会も設けています。
音楽と社会を巡る問題を多面的に学ぶ機会として、今後の展開にどうぞご期待下さい。
2022年4月吉日