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ファッションデザイナーの林修子氏がゲストスピーカーとして来学!

2016年12月19日(月)

12/13(火)のCDP211(2)「プレゼンテーションの技法」(担当:江弘毅講師)の講義に、林修子氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。
同氏は、大学卒業から今日まで、長年ファッション・デザイナーとしてご活躍されています。ご自身のデニムブランド「Shu jeans」は、独自のこだわりで多くのファンを魅了しています。ウェブサイトはもちろん、最近はインスタグラムでも情報発信をされているそうです。
講義では、ジーンズの歴史からヴィンテージジーンズの魅力について、さらに加工方法の種類まで、ジーンズを手に取りながら、幅広くご教授いただきました。
質問タイムでも興味深いお話を伺うことができました。例えば、「ジーンズはあまり洗わない方が良いと聞くがどのタイミングで洗うのが良いのか」という受講生の質問。林氏は「あまり洗わないというのは、本当は良くない。洗ってください!」とご回答。「洗わないと汚れ(酸)によってデニムがどんどん痛んでくる」とのことです。他にも、普段どういう感覚でジーンズを買うか、どういう日にジーンズを履くか等、"デニムトーク"で盛り上がりました。

講義概要について

  • 林氏の手がける「Shu jeans」は、デニムの生地からオリジナルで作りこんでいる。「味のあるデニム生地が大好きで、それを使いたかった。ストレッチをきかせ、さらにリメイクしたものを作りたい。それだけではなく、古着独特の立体感を作りたい」という発想により立ち上げた。
  • 1870年、アメリカの労働者のために丈夫で長持ちするズボン、ジーンズが作られた。
  • 「ジーンズ」の語源は、当時デニム生地が出荷された都市「ジェノバ」の港からきている。この「ジェノバ」が各国の言語によって変化し「ジーン」へ、さらに複数形となり最終的に「ジーンズ」となった。1920年に「ジーンズ」という名前が広がり、1950年には完全に定着する。
  • 加工にはさまざまな方法がある。「ストーンウォッシュ」は、石と一緒に洗う方法。「手こすり」は、その名の通り、手でこすっていく方法。「ブラスト」と呼ばれる、砂を高速で擦り付けて穴をあける方法など。
  • 本来、物は古くなったら捨てられる。しかしジーンズはその逆で、古いのがおしゃれとされる不思議な物。1年モノ、3年モノ(1年、3年履き込んだように作られている)があるが、3年モノが一番人気とのこと。
  • ゲストスピーカーの林修子氏
    ゲストスピーカーの林修子氏
  • 右は、織機に使われるシャトルの現物
    右は、織機に使われるシャトルの現物
  • 講義後半は“デニムトーク”で盛り上がった
    講義後半は“デニムトーク”で盛り上がった