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現代アーティストの大橋麻里子氏がゲストスピーカーとして来学!

2022年12月13日(火)

 11月30日(水)のCDP323(2)「アート・マネジメント演習」(担当:上念省三講師)において、現代アーティストの大橋麻里子氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。
 同氏は神戸市出身で、京都造形芸術大学美術工芸学科洋画コース(現:京都芸術大学美術工芸学科油画コース)をご卒業、多摩美術大学大学院美術研究科油画専攻を修了されました。
 授業では、これまでギャラリーなどで展示された作品を写真で鑑賞したり、お持ちいただいた小作品を鑑賞し、作品の解説を聞かせていただいたりしました。さらには実際に使用されている画材を直接触れさせていただく機会も得られました。
 大橋氏は3歳から絵画教室に通うなど、昔から絵を描くことが大好きだったそうで、この時から絵に携わる仕事に就きたいと考えていたそうです。もっと具体的な夢としてアーティストを意識し始めたのは大学生のとき。制作だけではなく企画や空間作り、設営など展覧会ができるまでの一連の流れを経験する機会があったこと、作品をきっかけに他者とのコミュニケーションが生まれ、絵が自分と人を繋げるツールになったと感じられたことがアーティストを志す大きなきっかけとなったそうです。
 現代アート作品の魅力について「現代に生きている作家と実際に対話できること。鑑賞した人が作品について想像した上で、作家から答えを聞くこともできる」と語られ、さらに抽象画については「その人がそう想像したことはそうであっていいと思う。私の場合は、鑑賞者が作品を通して何かを考えたり想像をするきっかけになる作品にしたいと思って制作している。あえて曖昧で分かりづらさが残る画面で留めることもあり、だからこそそれぞれの物語を紡げるような、自由度の高いものであってほしいしそこから生まれる対話もまた面白いと思う」と述べられました。
 また、線がたくさん重なってできている作品は、「過去に堆積された自分のドローイング」と語られ、「手の運動のために描いた1本の線を1つの時間と捉える。目に見えないものを可視化し、時間をキャンパスの中に留めている」とご説明いただきました。
 受講生たちは、現代アーティスト作品や抽象画の魅力に惹きつけられたようで、興味深く話を聞いていました。

受賞歴
2012年 第18回三菱商事アートゲートプログラム(第25回)
2013年 空想美術大賞展 入選
2013年 第38回神戸市民美術展 佳作
2014年 京都造形芸術大学卒業制作展 学科賞受賞
2015年 横浜アートコンペティション2015 審査員特別賞(天野太郎賞)
2015年 損保ジャパン日本興亜美術商FACE2015優秀賞
2015年 SEZON ART AWARD 入選
2019年 松坂屋名古屋 いい芽ふくら芽 入選

受講生の感想

  • やはり印象に残っているのは大橋さんの作品たちです。持ってきてくださって、生で見ることのできた作品は特に印象に残っています。自分の目で原画を見るありがたさと大切さを改めて感じました。
  • 現代アートは古典的な作品に比べると馴染みにくい印象がありました。ですが、大橋さんのお話を聞いて、ギャラリーに足を運んで画家の方とお話しするのも楽しそうと感じました。今度実際に現代アートのギャラリーやカフェに行ってみようと思います。
  • ゲストの大橋氏
    ゲストの大橋氏
  • 画材を持つ大橋氏を囲む受講生と上念講師
    画材を持つ大橋氏を囲む受講生と上念講師
  • 自身の作品の中でお気に入りの一枚とのこと。
    自身の作品の中でお気に入りの一枚とのこと。