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yanodesign代表矢野晋作氏が語る「非まじめ」と「自己を知る」

2023年11月30日(木)

1129日(水)CDP211(2)プレゼンテーションの手法(安藤善隆講師)におきまして、yanodesign代表の矢野晋作氏をゲストスピーカーとしてお招きしました。矢野氏にご登壇頂くのは、2021年、2022年に続いて3回目となります。

矢野氏は兵庫県ご出身で、地元の中高卒業後、宝塚造形芸術大学へ進学。ご卒業後は大阪市内のデザイン事務所に所属し、大手携帯電話会社のセールスプロモーション(SP)ツールのデザインなど、広くデザイン領域に従事されました。フリーランスとして独立された後も、これまで同様SPツールのデザインのほか『あまから手帖』の誌面デザイン、メーカー会報誌、社内報等エディトリアルデザインも手掛けるなどご活躍の場を広げておられます。

授業では広告の意義、目的から始まりマスメディアからデジタル媒体への広告手法の変遷、広告制作の流れ、グラフィックデザイナーの仕事内容、クライアントの依頼から実際のデザイン完成までと多岐にわたってお話し頂きました。矢野氏は広告が消費者と企業を結ぶコミュニケーションツールであることに触れ、「自己とのコミュニケーションを意識し他者とのコミュニケーションに備える。自分を知らずして他者とコミュニケーションははかれない」と自分を良く知ることが大事だと語られました。さらに高杉晋作の言葉を引用され、「逃げ方や執着の手放し方を知り、あえて違う視点から見てみる、まじめに考えすぎずに「非まじめ」であれ」とご講義を締めくくられました。

受講者からは「企業広報部での編集の仕事とは?」「広告が長く目につくと飽きられるのでは?」「成果物にどう作者の個性を出すのか?」といった具体的な質問が相次ぎ、講義修了後も質問に向かうなど有意義な時間となりました。

  • ゲストスピーカーの矢野氏
    ゲストスピーカーの矢野氏
  • 講義の様子(左は安藤講師)
    講義の様子(左は安藤講師)
  • 「非まじめ」について語る矢野氏
    「非まじめ」について語る矢野氏