2025 年に創立 150 周年を迎える神戸女学院のもと、神戸女学院大学は、建学の理念である「愛神愛隣」の精神に基づき、「国際理解の精神」を教育目標とする世界に開かれた大学として、次の課題に取り組みます。

  • 1.国際化に向けた学生教育の充実

     学内外での国際化に取り組むため、異文化理解および国際理解の精神をさらに深められるよう、英語をはじめとした全学共通の外国語教育および 2024 年度新設の国際学部をはじめとする各学部学科における専門教育、また同学部および国際交流センターなど関連各部署との連携などを通して、学生の教育に努めます。

  • 2.学生の実態に合わせた国際化のあり方の模索

     時代とともに変化し多様性を増す学生の志向に合わせた国際化のあり方を、従 来の留学制度の枠組みにとらわれず模索します。

  • 3.海外への学生の送り出し体制の再整備

     学生教育の充実をその基礎とし、また学生の動向の変化に合わせた形で、留学予定者に対するオンライン教育、帰国後研修などを通して、留学への送り出し体制の実質化をはかるとともに、留学期間や学びの内容を多様化・柔軟化化することにより個々の学生に合わせた留学のあり方を提案出来る体制を整備します。

  • 4.海外からの学生の受け入れの拡充、実質化

     従前より行ってきた留学生の受け入れの活性化に加え、可能な限り留学生数に関する数値目標を設定するなど実現化に向けた指針を策定し、それを可能にする入学制度などを整備することにより、2024 年度新設の国際学部などに入学する留学生の増加を目指します。また、留学生向けのインターンシップやキャリア教育など、留学生向けの学習支援体制を再整備し、キャリア支援についても体制を整えます。

  • 5.日本語を含む言語教育の充実

     上の 1、2、4 への具体策として、英語で学べる授業科目と共に、日本文化と日本語を学ぶことができる留学生向けのコースを更に整備し、さらに既存の交換留学生向けの日本語科目に加え、外国語科目としての日本語科目を新設し、日本語教育体制の再整備をします。

  • 6.国際交流を支える環境の整備

     学生の送り出し、留学生の受け入れを活性化するために、提携校の新規獲得およびスクラップアンドビルドを実態に合わせて行い、同時に大学間連携や大学連合による交流プラットフォームを充実させます。また、内外の留学協議会、国際的な大学団体への参加、2024 年度新規設置予定の国際交流連絡協議会などを通し、体制整備の実質化に努めます。

  • 7.研究活動の国際化の推進

     教育活動のみならず、既存の客員研究員および客員教授制度の活用なども含め、研究、研修、情報収集のための教職員の相互交流を推奨し活性化させます。

  • 8.グローバルな活躍への展開

     学修や交流で培った国際性をさらに社会での活躍に繋げるため、本学学生の海外での、また海外からの留学生の日本における、ボランティア活動やインターンシップ、就職を引き続き支援します。