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誰か、じゃなくて、私たちが。(2020年9月)

※2020年9月掲出(阪急、電車内ドア横広告)

誰か、じゃなくて、私たちが。

私たちはいま、ひとつの教室にいる。
前例のない状況をまえにして、
誰も答えを知らないし、教えてくれるひともいない。
なんとかしようと提案するひとがいたり。
それは違うと発⾔するひとがいたり。
じぶんの世界をだいじにするひとがいたり。
いろんな立場のひとがいるなかで。
私たちは悩んで、考えて、なんとかまえに進もうとする。
あたらしい学期のはじまり。
はじめてのことばかりだけれど、できることから。
期待と不安と、安全な無関⼼のあいだで揺れながら、
私たちは。私は、
どんな世の中をつくっていこう。

私はまだ、私を知らない。

女子大は、女性大学へ。 / 地球はもう、丸くない。(2020年3月)

※2020年3月掲出(阪急・大阪メトロ、電車内ドア横広告)

女子大は、女性大学へ。

そろそろ女子大は、「女子」のままではいられない。
あたらしい時代の空気が、女子たちが「女性」として歩んでいくほうへ、
やさしい追い風となって吹いているから。
女子が入学するから「女子」大、そうした入口だけの話ではなく。
卒業という出口の先まで見すえながら。
たとえば、芸術大学の芸術、音楽大学の音楽のように。
「女性」の大学として、これまで以上に
女性の生きかたと向きあっていけたら。
女子たちが、女性として成長し、ひとりの自立した個性として、
じぶんの人生を切りひらいていくために。どんなことを学べばいいのか。
いまだからこそ、あらためて考えられることがあると信じて。
女子のひとりを、ひとりの女性へ。
そこに、変わりつづけようとする意志があるかぎり。

私はまだ、私を知らない。

地球はもう、丸くない。

海のむこうに外国がある、
なんて思いを馳せていたのは、もう昔のこと。
いま地球は、四角い画面のなかにある。
行ったことがない地域のことも、会ったことがない人物のことも。
私たちは、それなりに知ることができる。
「知っている」からこそ、世界の大きさや、じぶんの小ささを忘れて、
だれよりも賢くなった気分で語ってしまったりする。
なんて壮大な勘違いなんだろう。
それでも。いままで調べられなかったことを調べられたり、
つながらなかった何かがつながることで、
生まれるものだって、きっとある。
変わりゆくことのなかに、不安ばかりを数えるよりも。
ひとつでも多く、あたらしい可能性を見つけていけたら。
いつの時代もそうやって、人間は、進んできたんだ。

私はまだ、私を知らない。

批判を疑え。(2019年9月)

※2019年9月掲出(阪急・JR西日本、電車内ドア横広告)

批判を疑え。

だれかを批判しているとき、無意識に、じぶんが偉くなった気分になっているのは、なぜだろう。
いつのまにか批判が、非難になっているのは、なぜだろう。
反対のための反対ではなく。この現実を、すこしでも良くするための批判になっているだろうか。
「まだ知らないことがある」って謙虚さから、「ほかの視点もあるかもしれない」って、しなやかさが育まれるように。
この世界が完璧じゃないかぎり、足りないところなんて、いくらでもあるのだから。
それを見つけただけで得意げになるか。どうすれば良くできるだろう、と前向きになるか。
野次馬ではなく、当事者でいるために。私たちは、学びつづける。

私はまだ、私を知らない。

わからないから、おもしろい。(2018年12月)

※2018年12月掲出(阪急・阪神・近鉄・JR西日本、電車内ドア横広告)

<文学部 卒業>
英語というスキルを武器にしていた私が、
ビジネスにこそ「心」がだいじ、
と思う日がくるなんて。

わからないから、おもしろい。

 

<音楽学部 卒業>
大学で磨いた
「音楽」の表現力や技術を活かして、
ザンビアで働くことになるなんて。

わからないから、おもしろい。

 

<人間科学部 卒業>
植物について
学びたかった私が、
化粧品会社で研究に携わるなんて。

わからないから、おもしろい。

女は大学に行くな、(2018年4月)

※2018年4月掲出(阪急・JR西日本、電車内ドア横広告)

女は大学に行くな、という時代があった。
専業主婦が当然だったり。寿退社が前提だったり。
時代は変わる、というけれど、いちばん変わったのは、
女性を決めつけてきた重力かもしれない。
いま、女性の目の前には、いくつもの選択肢が広がっている。
そのぶん、あたらしい迷いや葛藤に直面する時代でもある。
「正解がない」。その不確かさを、不安ではなく、自由として謳歌するために。私たちは学ぶことができる。
この、決してあたりまえではない幸福を、どうか忘れずに。たいせつに。

私はまだ、私を知らない。

人生は、いつだって途中だ。(2018年3月)

※2018年3月掲出(阪急、電車内中吊り広告)

人生は、いつだって途中だ。

これで完成ということもなければ、もう遅いということもない。
歩きはじめるかぎり、あたらしい世界は広がっていく。
遠回りだと感じていたことが、あとから考えると、あの道を選んだからこそ今がある、と思えたり。
迷ったことも、悩んだことも。

あなたの卒業が、いい通過点でありますように。

 

「知ってる」って閉じてしまわないかぎり、人生は、いつだって可能性に満ちている。

私はまだ、私を知らない。

労働は、時間か。(2017年11月)

※2017年11月掲出(阪急・阪神・JR西日本、電車内ドア横広告)

学問は、就活か。(2017年6月)

※2017年6月掲出(阪急・JR西日本、電車内ドア横広告)

インナーツール

学生向けリーフレット

タグラインとそれが表現する本学での学びについて、2017年9月に全学生向けにリーフレットを発行しました。

Stories ~私はまだ、私を知らない。~

新制大学設置認可70周年を記念して、社会で活躍する卒業生20名のインタビュー集を2018年12月に発行しました。 

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