派遣留学
留学期間
2025年8月-2026年5月
米国

【カオカオ】ワイオミング大学

自由さ、主体性

251015_ryugaku_1.png251015_ryugaku_2.pngはじめまして。2025年8月からアメリカのワイオミング大学に留学させていただいております、音楽学部2回生のカオカオです。
まず、大好きな音楽を、大好きな英語で学べていることを本当に光栄に思いますし、このような機会をいただけたことに心から感謝しています。
多様性や言語、生活環境、文化、交友関係など、書きたいことはたくさんありますが、私がアメリカに来て最も感動したのは、大学の「自由さ」です。

アメリカでは、文化の違いによるものだと思いますが、いわゆる日本の「先生と生徒」という関係ではなく、生徒が主体的に学ぶことを先生方が支えてくださっており、授業で自分の意見を安心して発言することができます。
初回授業だけでなく、授業中も繰り返し「皆さんの意見は尊重されます」「皆さんには"No"と言う権利があります」と説明されます。少しでも不公平なことやハラスメントだと感じた場合には(実際にそのように感じたことはありませんが)、その場で生徒が手を挙げて主張することができます。どのような意見や意思も尊重される環境は、私にとって非常に新鮮です。

また、これは私のいる学部の特性かもしれませんが、一緒に学んでいるクラスメイトは全員、明確な意思と将来の夢をもって入学してきています。どの授業も選べないほど楽しいのですが、私のお気に入りはタップダンスの授業です。アメリカの学生は恐らく日本人とは根本的に異なるリズム感を持っており、その違いを身体的に感じるのがとても興味深いです。

今、私が経験していることは本当に貴重だと日々強く感じています。このような機会を与えてくださった方々に、心より感謝申し上げます。

留学先で学んでいること

251205kokusai_1.png251205kokusai_2.png音楽学部2回生のカオカオです。
今回は、私が現在学んでいる内容や専攻についてご紹介いたします。

私は現在、ワイオミング大学の音楽学部に留学しており、専攻は音響分野です。週に3回、実際の機器を使用する実践的な授業があり、さらに週に1回、教授との30分間の個人レッスンを受けています。教授はとても優しくフレンドリーで、さまざまな新しい技術を丁寧に教えてくださいます。個人レッスンでは主に、DAWを用いたサウンド処理の方法を学んでいます。
音響の授業では、学生同士で機器を操作するだけでなく、実際のライブセッションに参加し、音響を担当する機会もあります。

大学の施設は本当に素晴らしく、音楽学部の建物には大ホール・中ホール・小ホール・リサイタルホールの4つのホールがあり、音響設備も照明設備も非常に充実しています。授業ではこれらすべてのホールの裏側を見学しましたが、その規模と設備の充実ぶりには圧倒されました。
また、大学が保有する音響機材はプロフェッショナル仕様で、実際に業界でも使用されているマイクやオーディオインターフェース、さまざまな種類のマイクケーブルなどが揃っているのも魅力です。
掲載している写真は、音響の授業で実際に使用している機材と、ホールの様子です。

音響以外にも、シアター専攻やダンス専攻の授業、そして音楽学部の授業を幅広く履修しています。合唱、音楽史、タップダンス、ステージでの声の使い方など、多岐にわたる内容を学んでいます。シアター専攻の「シアター産業への導入」という授業では、ワイオミング大学出身でシアター業界の第一線で活躍されている著名な方々をゲストスピーカーとして迎えたり、実際のインターンシップや仕事への応募方法を学んだりしています。このような実践的で将来に直結する授業は今まで受講したことがないため、とても新鮮であり、将来を考えるうえで大変有益です。
来学期は、音楽理論、ジャズピアノ、フランス語、美術の授業を履修する予定です。現在は、シアターのクラスの期末プロジェクトに向けて、チームでファッションショーの準備を進めています。

音響を専攻しながらアメリカへ交換留学できる大学は多くないと思います。そのような貴重な制度と機会をいただけたことに、改めて深く感謝します。こちらでの生活は本当に時間が過ぎるのが早く、毎日を大切に過ごしていきたいと思っています。

生活環境について

260119_ryugaku_1.png260119_ryugaku_2.png音楽学部2回生のカオカオです。
今回は、生活と学内の施設に焦点をあてて書こうと思います。

●住居について
ワイオミング大学には、寮とアパートの2つの住居タイプがあり、私は1人で生活したかったため、アパートを選びました。
食事については、寮に住む学生はミールプランの利用が必須ですが、アパートに住む学生は自炊が基本となります。費用面では、ミールプランを含めると、寮とアパートの間で最終的に大きな差はないように感じました。
私が住んでいるアパートは、1人には十分な広さがあり、徒歩圏内にスーパーマーケットやマクドナルドもあって、非常に居心地が良いです。昼間には楽器の音が聞こえることもあります。オートロック式で、管理事務所も24時間対応しているため、安全面でも安心して生活できます。

●気候について
10月には降雪があり、11月から1月にかけては気温がマイナス10度まで下がることもあります。ただ、コートを着ていれば、思ったほど寒さを感じることはありませんでした。
また、11月上旬にはオーロラを見ることができました。特に冬の朝は空気が澄んでおり、青空がとても美しいです。都会の喧騒から離れ、落ち着いた環境で過ごせる点が、ワイオミングの魅力だと感じます。

●移動について
キャンパス、街中、大型スーパーマーケットを周回する無料シャトルバスがあります。自転車を借りることもできるため、そちらも活用しています。

●医療等について
学内には病院があり、加入必須の保険でカバーされるため、支払いは0〜10ドル程度で収まります。学外にも、街中には歯科医院や眼科があります。
また、カウンセリングセンターには専門性の高いスタッフが在籍しており、不安の言語化からトラウマへの対処まで、さまざまな面で留学生活を支える助けとなっています。

残りの留学生活も、様々なことを吸収できるよう努力したいです。

ワイオミングで得たもの

260430_ryugaku_1.png留学生活も残り1ヶ月を切りました。今回は、この留学で得た学びについて書こうと思います。

まずは英語力についてです。大学生まで日本で育ってきた私にとって、英語とは試験のためのものであり、コミュニケーションのツールという意識は薄いものでした。こちらに来て初めのうちは聞き慣れない表現に戸惑ったり、会話の間合いが掴めなかったりと、苦労することもありました。英語での会話とは単に英語を話すだけでなく、言語を文化的な文脈の中で応用することでもあります。留学生活の中で、日本で英会話を学んでいた頃とは異なる、よりリアルな英語力が身についたように感じます。また、日常的に使い続けることで、英語をコミュニケーションの手段として機能させるには、発音、文法、表現法など、あらゆる技能において基礎から応用までが必要だと実感しました。自分の専門である音楽に限らず、医療・教育・政治など様々な話題について友人たちと話すことで、語彙力も向上したと感じています。

二つめに得たものは、将来の選択肢について幅広く考えられるようになったことです。担当の先生からの助言や、様々な目標を持つ留学生・現地学生との出会いを通じて、漠然としていた将来像が少しずつ形をなしてきました。また、英語には明確な敬語が存在しないからこそ、年上の友人や教授とも距離の近いコミュニケーションが取れ、そうした風通しの良い環境は今までの価値観を一変させるものであり、良い刺激になりました。

ワイオミング大学を選んで良かったと思う点は、様々な場所でとても良い人たちと巡り会えたことです。辛い時には冗談で笑わせてくれたり、車で何時間もかけて日本食材店まで送ってくれたりと、友人や教授の支えがなければ頑張れていなかっただろうと思います。学業においても生活においても、一生の財産となるような経験をさせていただきました。

また、キャンパス内でクィアのコミュニティが可視化されていることも、私にとって新鮮でした。レインボーフラッグを掲げた施設や、ジェンダーニュートラルなトイレが存在し、多様なアイデンティティが尊重される環境は、日本ではまだまだ見られない光景で、学生のうちにそのような環境に身を置けて良かったと感じます。

帰国後もワイオミングで得た出会いと学びを大切にしながら、さらに励んでいきたいと思います。

一覧ページへ