三つの柱

キリスト教主義

「愛神愛隣」の標語のもと、神戸女学院ではキリスト教に基づく教育を実践してきました。神から託された責務にどのように応答するか、向かい合うものに対する当事者意識をどのように養い、隣人と出会い、ネットワークを創出するか。各自に与えられた力を紡ぐ共同性を体得します。

国際理解の精神

1875年、二人の女性宣教師、イライザ・タルカット、ジュリア・ダッドレーが開校した女學校(後の神戸女学院)。学びの起点となったのは英語でした。それは単なる語学教育ではありません。異質なものを積極的に受け入れ、相互につなぐ行動に向かわせます。

リベラルアーツ教育

一つの事象をさまざまな角度から考察できるよう、「神戸女学院大学のリベラルアーツ教育(カリキュラム)」を設定し、専門を超える分野との対話を試みます。その中で現代の新たな問題を認識し、解決する手だてを学びます。

キリスト教主義 国際理解の精神 リベラルアーツ教育

本学で育む7つの力

本学のミッションステートメントと、教育の3つの柱である「キリスト教主義」「国際理解の精神」「リベラルアーツ教育」をより具体的かつ、わかりやすい形で示したものが「本学で育む7つの力」です。
本学の各授業のシラバスでは、7つの力のうち、その授業ではどの力を養うのかを示しています。

  • 愛と奉仕の精神

    自分を深め、人に尽くす大切さを理解する。隣人を愛し、隣人に共感して行動することができる。社会の一員としての高い倫理的意識を備え、より善い社会の実現のために働くことができる。

  • 豊かな感受性

    知的、感情的、美的なものに対する感性や理解を高める。社会性・社会的関心をもち、広い視野にたって多様性を理解し、受容することができる。

  • 論理的思考力

    論理的に自分の考えを構築して表現できる。プレゼン等を通して、客観的で説得力ある意見を述べることができる。

  • コミュニケーション力

    異なる見解や他者の立場を尊重し、対話を重んじて自分の意見を伝えることができる。自分のリーダーシップや調和力を高め、チームワークを向上させることができる。

  • 専門的知識と技能

    専門的な考え方、見方ができる、専門的なパーフォーマンスができる。複数分野の専門知識とあわせて、多角的に問題を発見し、分析し、解決することができる。

  • 創造力と企画力

    偏見から自由で、柔軟な思考ができる。新たな発想を持ち、展開していくことができる。

  • 主体的に学び続ける力

    自立と自律の心構えをもち、自己を管理して、上達目標を定めて粘り強く学ぶことができる。資料収集・読解を自ら進んで行うことができる。