音楽学部特別客員教授に松下耕氏が着任
松下耕特別客員教授と斉藤言子学長
「合唱」での講義
今年度、音楽学部特別客員教授に、日本の合唱界を牽引する作曲家・合唱指揮者である松下耕氏が着任しました。
松下特別客員教授は、前期・後期に開講される「合唱」を担当します。9月28日(月)に第一回目の授業が行われました。
この科目は、合唱音楽を正しく演奏するために必要な技術と知識を習得し、優れた合唱指揮者になるための基礎を身につけることを目標としています。授業では、合唱の美しい響き、表現のために必要な知識を論理的に学び、併せて合唱指揮の方法を実践します。
【松下耕特別客員教授 プロフィール】
1962年東京生まれ。作曲家、合唱指揮者。国立音楽大学作曲学科首席卒業。
卒業後、ハンガリーに渡り、合唱指導法及び作曲法を学ぶ。レメーニ・ヤーノシュ、モハイ・ミクローシュ他に師事。
作曲家として生み出している作品は、合唱曲を中心として多岐にわたり、それらの作品は世界各国で広く演奏されており、同じく楽譜も、国内外で出版が相次いでいる。これまでに、国内およびポーランド、中国、台湾において個展が開催された。深圳では深圳交響楽団によりオーケストラ作品の初演も行われ、台湾・台北メールクワイアの音楽監督にも就任。
八王子市で発足した児童合唱団「みなみ野キッズシンガーズ」の芸術顧問・音楽監督および指導者を務め、地域の児童、生徒の音楽教育にも注力している。
「ロバート・エドラー合唱音楽賞」をアジア人で初めて受賞した。
現在、ヨーロッパ、アジア各国で国際合唱コンクールの審査員として、国際作曲コンクールの審査員として、また講習会の講師としても活躍中である。第85回(2018年度)NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲「出発」を作曲。通算5曲目。2019年、国際コダーイ協会シンポジウム(マレーシア・クチン)にて、基調講演を行なった。
一般社団法人東京国際合唱機構代表理事。耕友会芸術総監督。軽井沢国際合唱フェスティバル総合音楽監督。東京国際合唱コンクール総合プロデューサーおよび芸術監督。日本国際合唱作曲コンクール芸術監督。Interkultur World Choir Council日本代表評議員。東京都合唱連盟副理事長。全日本合唱連盟こどもコーラス委員。日本作編曲家協会会員。日本合唱指揮者協会会員。合唱表現研究会代表。国際コダーイ協会会員。