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国内ボランティア奨励賞の授与式が行われました

国内ボランティア奨励賞の授与式が行われました

11月20日(木)、国内でのボランティア活動において顕著な活動をした学生に贈られる「神戸女学院大学国内ボランティア奨励賞」の授与式が行われました。
今年度受賞したのは、下記4名の学生です。

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尾坂さん(英文学科3年)

 京都市内の子ども会に所属している10人の小学生の子どもたちと一緒に、二泊三日アスレチックや飯盒炊爨などをおこなう「AND YOU!夏キャンプ」に参加しました。
キャンプ中、子どもたちの「やりたい!」という気持ちを尊重し、自主性を見守りました。
 尾坂さんは活動を通して、子どもの自主性を大人が尊重することにより、子どもたちは安心感や成長につながるのではないかと考えたそうです。
 「私は将来子どもと関わる仕事をしたいと考えております。そのため、子どもたちの心を守れる、そしてあふれる感情を真摯に受け止める大人になりたいです。」と述べられました。


高瀬さん(環境・バイオサイエンス学科2年)

 大学入学後から、NPO法人 ROJE 関西中高まなびプロジェクト、YMCA Future Innovator、そして学校横断型探究プロジェクトの3つの団体でボランティア活動に参加しました。
 ROJEでは通信制高校で「自分の大切にしたい軸を見つけよう」という授業を企画・実施し、生徒が自分の人生を振り返り、将来を考えるきっかけを作りました。YMCAでは児童養護施設の子どもたちにWeb制作を教え、学ぶ喜びや挑戦の楽しさを伝えることができました。
 また、探究プロジェクトでは高校生の探究活動を支援し、一人ひとりの成長に寄り添っています。
 高瀬さんは活動を通して、協力し合いながら学ぶことの大切さ、そして自分の想いに正直であることの大切さを学びました。
 「今後も子どもたちが自分らしく成長できるように寄り添い、学びの楽しさを伝えられる人になりたいです。」と述べられました。


後藤さん(心理・行動科学科3年)

 1年生の夏休みから、小学校で放課後の時間から児童が自主的に活動する中、トラブルや危険がないか見守るボランティアに参加しています。
 子どもたちが教室や運動場で遊んでいる姿をみるのが楽しくて、次に何を言うか分からない、予測できない子どもたちの様子や会話を見たり聞いたりしていると、面白いと思うことがたくさんあります。
 後藤さんは活動を通して、日々、子どもたちからたくさんの刺激をもらい、自分が遭遇したことのない場面や状況の中で、自分も成長し、経験するとともに、他のスタッフの方々とも繋がり、コミュニケーションを取る機会があり、先輩として色々なことを教えてくれるそうです。
 「頼れるスタッフの明るく温かい雰囲気で、活動できていると実感しています。そして、心理学を学んでいるからこそ感じる、学校の在り方や終業の様子、教室の雰囲気など子供だけではなく、そこで働いている人たちの様子も知ることができる良い経験なので、これからもできるだけ続けたい」と述べられました。


出口さん(英文学科4年)

 三年間、BBS会という様々な悩みを抱える少年少女たちを支援するボランティア団体に参加しています。
 活動に参加した中でも特に印象に残っている「ともだち活動」において、初めて担当した中学二年生の男の子の学習支援でした。最初は緊張の連続でしたが、回数を重ねるうちに、彼の表情が柔らかくなり、学校や家での出来事を話してくれるようになりました。週に一回・一時間、約九か月間の関わりの中で、勉強を教えるだけでなく、彼の悩みや考えを共有する時間が増えました。
 出口さんは、活動を通して、「支援」とは、相手を導く事ではなく、その人が自分で答えを見つけられるように寄り添うことなのだと気づき、最終的に彼は、進学ではなく就職を選び、「ともだち活動」は終了しましたが、その決断を支えることができたことは自分にとって何よりの経験になったそうです。
 「このBBS会での活動を通して、私は「人に寄り添うことの大切さ」を学びました。ここで得たものを将来仕事をするうえでも、活かしていきたいと思います。」と述べられました。

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本学では「ボランティア・サポート委員会」を中心に、学生に対してボランティア活動の啓発を行っています。
※ボランティアについては≪こちら

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