高校時代は心理学といえば心理テストのイメージしかなかったのですが、実際に入学して学び始めてみると、とても奥深い世界が広がっていました。今でも忘れられないのは、臨床心理学実習の授業で先生とひとつずつ心理検査の考察をしていった時です。自分でも気づかなかった自分の気持ちを言葉にするという新鮮な体験で、終わったときには世界が変わって見え、「生きている」という実感を強く持ちました。
臨床心理学について深く学ぶ一方、副専攻として「地域創りリーダー養成プログラム」も受講。これは実際に企画・運営を体験しながら地域活性化について学ぶというもので、大学周辺のお店を巡るラリーや、小学生を対象とした門戸厄神境内でのクイズイベントにグループで取り組みました。
高校までは、クラスやグループで何かをするとなると男子生徒がリーダーを務めることが多かったような気がします。でも神戸女学院大学では、すべてにおいて女性が主体となって進めていくことができました。今振り返ってみても、社会に出る前に大切な学びと経験ができたと思います。