微生物をはじめとするバイオサイエンスについて学びたいと思い、環境・バイオサイエンス学科に入学しました。とくに興味をもっていたのは、健康や美容に深く関わる「食」について。自分が普段口にしている食べ物の栄養素について学んだことは、今でも非常に役に立っています。
ゼミは食品基礎科学研究室を選択。卒業論文では企業との共同研究で、コエンザイムQ10を配合したサプリメントが、若い女性の脂肪燃焼にどのような影響を与えるのか調査しました。神戸女学院大学の学生に4週間服用してもらい、一定の効果が期待できるということを実証。データは企業に提供しました。ダイエットのメカニズムの一部を解明し、人の健康と美容に少しでも貢献できたのではないかと思います。
また、環境科学や生態毒性学などの授業を通じて、環境問題に対する幅広い視野と知識も習得しました。人間の活動が環境に与える影響に問題意識をもつようになったことが、今の仕事につながっています。