仲間と苦労を共にした、精神保健福祉士の養成課程

- 興味を持ったことには全力で挑戦した4年間 -

仲間と苦労を共にした、精神保健福祉士の養成課程

- 興味を持ったことには全力で挑戦した4年間 -

Episode 09

2017/12/21

心理・行動科学科 
卒業生

岩井 里沙さん

高校時代はあまり活発なタイプではなかったという岩井さん。そんな自分を変えるために、大学では小さな興味でも「今しかできないことはとにかくやってみよう」の精神で挑戦するようにしていたそうです。講義の様子や国家資格の取得を目指すなど、4年間の思い出をお話ししてもらいました。

最初は「別世界」と思った美しいキャンパス

初めて神戸女学院大学に来たのは高校3年生の夏でした。高校までずっと公立の共学に通っていた私にとって、きれいなお姉さんがいっぱいいるキャンパスはまるで別世界。「絶対に馴染めない」と思いました。でも、入学してみると金銭感覚も含めてみんな普通の大学生。きれいなお姉さんはもちろん多かったですが(笑)、気後れせず友達になりました。
神戸女学院大学に来てよかったと思ういちばんの理由は、校舎が本当に綺麗なこと。とても恵まれた環境で4年間過ごすことができました。最初は別世界と思ったことが嘘のように、今でもよく「あの空間に包まれたい」という気持ちになります。「ドラマのロケ地に使われた」という話を聞くと、卒業生として誇らしい気持ちになるんです。

仲間と支え合って取得した精神保健福祉士の資格

在学中には、精神保健福祉士の資格を取ることに力を入れていました。心理系の国家資格ですが、大学院への進学が必須である臨床心理士と違い、大学4年間で受験資格を得ることができます。
精神保健福祉士の役割は、精神疾患により生きづらい状況にある方を支援すること。心理カウンセラーに似ていますが、心の問題だけでなく生活にも密着し、本人が望む生活を送れるようにお手伝いします。そのため、精神疾患の知識だけでなく、社会的な制度や問題についても学びました。
3年生から養成課程に進み、4年生では実習でNPO法人が運営する地域の福祉事業所と精神科病棟へ。相手の生活圏に入って直接お話を聞いたのはこのときが初めてで、私の方が精神的にショックを受けることもありました。
実習のほかにもたくさんの課題があり、受講しなければならない科目も多かったのですが、挫折せずにがんばれたのは養成課程の仲間がいたから。苦しいなかでも、みんなで支えあいながらひとつの目標に向かっていました。

大学で親しい友達はできないと思っていた

入学する前、大学は講義ごとに出席するメンバーが変わるので、そんなに深い友人関係はつくれないだろうと思っていたんです。でも、実際はゼミや精神保健福祉士の養成課程では少人数で協力しながら取り組むことが多いため、4年間を通してすごく親しい友達がたくさんできました。
そのほかの講義でも30人以下の少人数クラスが大半で、数百人単位の大講義はほぼありませんでした。先生が学生一人ひとりの顔と名前を覚えてくださっているため、わからないことがあれば気軽に質問することができます。
また、ディスカッションではみんなが積極的に発言していました。大人数の講義だったとしたら、私の場合「誰かが言ってくれるだろう」という発想になっていたのではないかと思います。とくに卒業論文のゼミでの意見交換は活発でした。実際に調査をして論文を書き上げたのは自分ですが、そこにはゼミのメンバー13人の考えが反映されています。

私はまだ、本当にやりたいことを知らない

社会福祉の制度づくりや運用といった行政の仕事をしたいと思って公務員になったのですが、今は福祉とはまったく違う税金関係の部署に配属されています。考えていた仕事とは違うものの、最近は自分の仕事がどのような役割を担っているのかを理解できたことで、すごく面白くなってきました。社会の仕組みでわかっていないことがたくさんあるので、もっと勉強したいと思っています。
行政の仕事は幅が広く、福祉や税金に関することもあれば、観光のように華やかな部署もあります。大学4年間を通して「福祉行政をしたい」という目標を見つけましたが、実際に仕事をするとほかのことにも関心が広がりました。そのため、私はまだ自分が本当にやりたいこと、向いていることを知りません。また1から模索していくつもりです。

Profile
心理・行動科学科 卒業生
岩井 里沙さん

兵庫県立明石高等学校卒業。2017年3月、人間科学部心理・行動科学科卒業。現在は市役所で公務員として勤務している。学生時代は小さな興味をきっかけにいろいろなことに挑戦するなかで、軽井沢でのリゾートバイトも体験したのだそう。

最新の記事

prev
next