私が神戸女学院大学に入学したのは、世界の文化や情勢を広く学びたい、将来海外で活躍するためのリベラルアーツを身につけたいと思っていたからでした。文化、社会学、心理学、宗教学など、幅広く履修していましたが、その学びをより深めることができたのは、課外活動として海外ボランティアでの経験があったから。学生主体のNPOで労働奉仕のボランティアを企画運営したり、学内で国際協力サークルを立ち上げ、劣悪な住環境で暮らす人のために家を建てに行ったり、さまざまな形で国際協力に携わっていました。発展途上国に足を運ぶことで目の当たりにしたのは、授業でも取り上げられる社会問題のリアルと、未だ把握されていない数々の問題。講義だけでなく、体験が伴うことによって、大学での学びを濃く立体的に理解できた感覚がありました。