入学する前は、親元を遠く離れて大学に通うことに不安を感じていました。でも、初めてキャンパスに足を踏み入れたときに、そんな気持ちは吹き飛んでしまったんです。豊かな自然のなか、満開の桜が美しい校舎に映えていて、こんな素敵な学校に毎日通えるのだと思うと、とても嬉しくなりました。
私が学んでいたのは心理・行動科学科。特に、スクールカウンセリングや教育心理学に関心を持って講義を受けていました。卒業後は違う業界の仕事に就きましたが、どのような仕事であっても人と人との関わりは大切なので、心理学の知識はとても役に立っています。なかでもカウンセリングの技法は実践しやすく、今でもときどき教科書を見返しているほどです。
大学では幅広い知識を身につけたかったので、心理学だけでなく、他学部の講義も積極的に受講しました。とくに印象に残っているのは「女性学」。まだやりたいことを決めていなかった私に、自立した女性としての生き方を考えるきっかけを与えてくれました。このときに、自分の人生の軸ができたと思っています。