高校時代から、漠然とアナウンサーという職業に興味を持っていた私にとって、何人ものアナウンサーを輩出している神戸女学院は、まさに憧れの場所でした。そして、幅広い知識や教養を身に付けたいという思いで志望したのは総合文化学科。大学はもちろん勉強するところではあるのですが、机に向かって勉強したという印象があまりないのは、高校時代の勉強とは少しちがって、好奇心を広く、そして深く突き詰めることができたからかもしれません。
そんなふうに学ぶことができたのは、先生方の存在が大きかった気がしています。知識を押し付けるのではなく、私の興味に向き合ってくださって、そっと手を差し伸べるように、深い学びへと誘導していただいた感覚があります。社会に出てから役に立つからと、メールの打ち方から論理立てた文章の書き方まで、根気よく熱心にご指導いただいたことも、今あらためて感謝していることのひとつです。