高校時代に、授業の一環として演劇を鑑賞したことがありました。私は子どもの頃からときどき劇場に行く機会があったのですが、そうでない友達も多く、生の舞台にすごく感動していたんです。その様子を見て、「将来は音楽の先生になって、生徒が芸術に触れられる機会をつくりたい」と思うようになりました。
進学先は教育系にするか芸術系にするかで悩みましたが、入学前に音楽学科の教授である松本 薫平先生のレッスンを受ける機会があり、「この先生のもとでもっと学びたい」という思いから入学を決意。今になって振り返ると、声楽を専門的に学びながら、他学部の授業や友達を通じて音楽以外の世界も知ることもできたので、総合大学である神戸女学院大学を選んでよかったと思います。高校まではずっと共学だったので女子大に馴染めるのかは少し不安でしたが、すぐに打ち解けられて友達もたくさんできました。