派遣留学
留学期間
2018.08-2019.05
米国

【Tay】ワイオミング大学

2019 1.20 グローバルバディについて

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皆さんこんにちは。ワイオミング大学に留学させていただいております、
英文学科2回生のTayです。今回は私が秋学期に入っていたグローバルバディについて紹介したいと思います。
グローバルバディとはワイオミング大学のISS(International Students and Scholars)、神戸女学院大学でいうと国際交流センターが留学生またはワイオミング大学生向けに提供しているバディ制度のことです。留学生とワイオミング生がバディ同士になり、ISSや大学が提供する様々なイベントに参加したり、学校外で遊びに行ったりしたりなどと交流を目的とされています。私は昨年の春学期に神戸女学院大学でも留学生バディをしていました。神戸女学院大学でバディをやっていた際は、私はサポートする側だったため歓迎会・送別会や七夕パーティーなどを他の学生たちと企画したり、留学生を観光地に案内したりしました。私が担当していたフィリピンからの留学生さんたちととても仲良くなりました。留学生バディをしてとても楽しかったため、ワイオミング大学でもバディ制度をやっていると知り応募しました。また神戸女学院大学とワイオミング大学のバディ制度の違いも知ることができたら良いなと思いました。まず応募する際にたくさんの質問に答えました。質問内容は全て覚えていませんが、性別や出身国をはじめとする基本情報、趣味や特技また応募理由など様々な質問に答えました。初めてのミーティングの際、各テーブルの上に応募者たちの名前カードが散りばめられており、自分の名前を探して座ったテーブルのグループがバディのグループでした。そしてリーダーさんたちが「なぜこのグループなのか話し合ってください」と言い、自己紹介も含めながら軽くアイスブレーキングをしました。話し合っていくと、だんだんお互いの趣味などが同じであることに気がつきました。その時にたくさんの質問に答えた理由が分かりました。グローバルバディでは趣味や好きなことなどお互い共通点がある学生同士がバディになるそうです。一方神戸女学院大学の留学生バディでは女学院生が自分の担当したい国の留学生を選びます。その点が私の気が付いた違いでした。私の担当のバディさんは二人とも年上で学科や分野も違いますが、趣味の音楽を聴くことやコンサートに行くことなどが共通していました。休日にキャンパス近くのカフェに行ったり、バディさんのお家に遊びに行き、アメリカの伝統なお菓子を一緒に作ったりしました。また日本語を教えてあげたりしました。ISSでも月に一回バディ向けにイベントが開かれており、ハロウィンやクリスマスイベントにも参加しました。ハロウィンのイベントでは他のバディさんとグループになり、キャンパス中駆け回り様々なミッションに挑戦したり、パンプキンカービングにも挑戦しました。クリスマスイベントではクッキーをクリスマス仕様にデコレーションしました。どのイベントもアメリカならではで、私にとって初めての経験ばかりでした。バディさんとも仲良くなりとてもいい思い出になりました。春学期もまた応募したいなと思っています。
私は日本に戻った際また神戸女学院大学で留学生バディにも応募したいと思っているため、グローバルバディの経験を活かせたら嬉しいです。今回はこの辺で失礼いたします。ありがとうございました。

2019.1.19 秋学期に受講していた授業について

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皆さんこんにちは。ワイオミング大学に留学させていただいております、
英文学科2回生のTayです。早いもので2019年になってしまい、そして私の留学生活も残り後4ヵ月になってしまいました。後4ヵ月しかないのか....と思うととても寂しいです。今回は私が秋学期に受講していた授業についてお話出来れば良いなと思います。
私は昨年4個(1個当たりの単位数3)、合計12単位の授業を受講していました。授業内容は以下の通りです。
・English Oral Skills (週2回)
・Introduction to Academic Writing Skills (週2回)
・Introduction to LGBTQ/NS Studies (週2回)
・Introduction to Theatre, TV and Film (週2回)
私は基礎から全て学び直したいと思い、Introductionメインの授業を取りました。その中でも今回はIntroduction to LGBTQ/NS Studiesの授業について詳しくお伝えできればと思います。私は以前からLGBTQやジェンダーについて学びたいと強く思っていました。学びたいと思ったきっかけは、私が中学生だった頃に見ていた海外ドラマがきっかけです。日本のドラマよりも男性同士、女性同士の恋愛模様が深く描かれていたのに驚き、私が知らないことがたくさんあるのだなと思いました。また私が好きな海外アーティストたちが「自分はゲイまたはレズビアンである。」とカミングアウトしたのもきっかけで、もっと彼らのことを知りたいと思いました。そのため留学した際にはぜひとも学びたいと思っていました。神戸女学院大学でも2回生の春学期にジェンダー法学という授業を受講していました。そこでは日本における現在のLGBTQの人々の状況、例えば彼らが直面している問題、また日本のジェンダー問題などを法律の視点から学びました。一方ワイオミング大学ではLGBTQだけではなく、+QIIAAPなどの性の多様性や性のアイデンティティについて学び、それぞれの歴史、宗教や文化との関係などについても学びました。またそれらに関する研究や分野(sexologyやsociology)なども勉強しました。それらに加えて、ヘイトクライムについても学びました。なぜ授業でヘイトクライムが大きく扱われたかというと、1998年にワイオミング大学の学生だったマシュー・シェパード(Matthew Shepard)さんが同性愛者であることを理由に殺害された事件があったからです。シェパードさんの死は全米で大きな非難を巻き起こし、ヘイトクライム、同性愛者嫌悪を象徴する事件として大きく取り上げられていたそうです。私は事件があった年に生まれたため全くその事件について知りませんでした。昨年は事件からちょうど20年が経ったということもあり、ワイオミング大学内やララミーの地域で事件に関する講演会やイベントがたくさん開かれていました。それらのイベントに参加し実際にシェパードさんのご家族や友人、当時捜査に関わった警察官やLGBTQコミュニティの人々の話を聞き当時の事件の状況などを知りました。またシェパードさんや事件のことを知るにつれて、シェパードさんの死はヘイトクライムとして扱われるだけではなく、LGBTQコミュニティやララミーに大きな影響を与えたと知ることができました。この事件がきっかけで有名セレブリティがLGBTQへのサポートの意思表明やカミングアウトをしたため、以前よりLGBTQコミュニティは大きくそして強くなり、社会も多様性を受け入れるようになったため、学校や周り人々からサポートを受けやすくなったそうです。その結果、特に若者のカミングアウトが増えたそうです。私が参加したイベントでもある女の子が自分自身がバイセクシャルであることに苦しみ親にでさえカミングアウトすることができなかったが、学校から教育やサポートを受けられたり、社会がLGBTQの人々を受け入れるようになってきているためカミングアウトすることができた。と話していました。
Introduction to LGBTQ/NS Studiesの授業を通して日本では学べないこと、特にワイオミング大学でしか学べないことをたくさん学びました。大量の読み物の課題、エッセイやテストはとても大変でしたが、学びたいという気持ちがとても強かったためこの授業は苦ではありませんでした。自分の想像していた以上にたくさんのことを学ぶことができ、この授業を受講して本当に良かったなと思いました。この授業がきっかけで、春学期にはPop Music and Sexualitiesや Women and Leadershipの授業を受講する予定です。もっとLGBTQやジェンダーについて学べたら良いなと思っています。とても楽しみです。春学期も頑張りたいと思います。今回はこの辺で失礼いたします。ありがとうございました。

2018.11.06 約2カ月半を振り返って

皆さん初めまして。こんにちは。ワイオミング大学に留学させていただいております、英文学科2回生のTayです。これから時間が許す限りこのブログを通して皆様に少しでも多く留学生活のことをお伝えできれば良いなと思います。

さて8月の半ばに日本を出発しワイオミングに来てもう約2カ月半が経ちました。ワイオミングの最初の印象は、やはり「何もない」でした。出発前に国際交流センターの方々、大学の先生方やワイオミング大学からの訪問団の方々から、「ワイオミングは何もないよ」と伺っていたので少しは覚悟をしていたのですが、やはり何もありません。何もないと言っても最低限生活に必要な施設、例えばスーパー、ファーストフード店やダウンタウンはキャンパスの周りにあります。ですが私が住んでいる寮からは少し遠く、不便です。キャンパスを離れると、草原が広がり家の数も少なく、ただただ大自然が広がる静かな田舎の町です。それらの点でいえばやはり何もありません。ですが私が少し感動したのは、デンバー空港からララミー空港に来る間に、センターピボットを見たことです。センターピボットとは乾燥地域において行われている灌漑農法です。半径400mから大きいものだと約1kmにもおよぶ円形農場に水を撒く農法です。高校生のときに地理の授業で習い、その大きさに驚いたため印象に残っていたのでそれらを飛行機の中から見たときは感動しましたが、それらしかないため、「凄い田舎のところに来てしまったな」とも思いました。ワイオミングはとても田舎のところですが、大自然が広がる良いところです。週末に時間があれば友達とハイキングを楽しんでいます。

最初の一カ月を少し振り返ると、まずワイオミングの気候と大学での学校生活に慣れるので大変でした。ワイオミング大学は標高の高いところにあるため、乾燥がとてもひどいです。すぐに喉が渇き、手や唇の乾燥がとてもひどいです。今でも私は手荒れに悩まされています。水のボトル、リップクリームそしてハンドクリームは毎日欠かせません。大学生活、特に授業のことでいうと最初は授業についていくのに大変でした。今でも毎日課題や予習、復習で大変です。ですが私がずっと学びたかったLGBTQ and New studiesについて想像以上にたくさんのことを学べているため大変ですが、とてもやりがいがあります。2カ月半が経ち、授業にも慣れもうすぐ秋学期が終わりに近づいています。授業が一通り終わった後に、LGBTQ and New studiesで学んだことやアメリカでの現状などについて少しお話ができれば良いなと思います。もうすぐFinalテストや課題が大量に増えてきます。また気温も今週の予想では最低気温が-9℃であり2ケタの気温がなさそうです。風邪を引かないよう体調管理には気を付けて勉強を頑張りたいと思います。

今回はこの辺で失礼いたします。ありがとうございました。

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