派遣留学
留学期間
2019.9-2020.06
英国

【おもち】イーストアングリア大学

2020.02.12 春学期の幕開け

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お久しぶりです、こんにちは。英文学科2年生のおもちです。前回、すぐに次のブログを書きますと言っていたのにも関わらず、体調を崩していたこともありもう2月になってしまいました。すみません。今回は授業、学校生活についてお話しさせていただきたいと思います。
初めに、こちらのお天気事情についてお話させていただきます。イギリスは緯度が高いこともあり、日没がとても早く12月頃から16:30で、すでに真っ暗と言った状況になります。気温的には神戸より少し寒いくらいですが、大学のある町、ノリッジは海が近いこともありとても冷え込みます。
こちらの大学で私は、学校内の寮で8人のフラットメイト(同じ寮で暮らす人達の呼び方)と共に生活をしています。寮には色々なタイプがありますが、私の寮は、トイレとシャワー付きの1人部屋で、キッチンは共有です。こちらでは自炊なのですが、ご存知の通りイギリスは物価が高いため学校近くの安いスーパーにいくために、友達と毎回往復1時間以上歩いています。行きは何も持つものがないためまだましなのですが、帰りは約1週間分の食材を買うため重くて重くて仕方がありません。毎回のように、お互いに励ましあいながら帰ってきています。
 授業についてですが、前期は「Advanced English」というInternational studentsのための英語の授業、「Language Contrasts and Translation」 という翻訳に関する授業、「Aspects of Japanese communication」という日本人の会話の仕方(本音と建前、曖昧さ、謙遜、敬語などなど)外国から見た日本人の会話方法を学ぶという授業を取っていました。こちらの大学の授業時間は各授業により異なり、1時間、2時間、3時間などと様々です。私が取っていた授業は基本、2時間もしくは3時間のものでした。先程、翻訳に関する授業と説明しましたが、私は初め、単純に英語を日本語に翻訳するのだろうと思っていましたが、少しはそういう機会があったものの大半は翻訳とはどういうものなのか、なぜ翻訳は難しいのか、状況に応じての翻訳などなど、想像以上に深く難しい内容でした。最終課題もessay3000wordsと、とても苦戦しましたが日本での翻訳の授業と全く違うもので、良い経験ができたと思います。
 今学期は、前期に引き続き「Advanced English」「Teaching English as a Second Language」そして「Contemporary Japanese Society」という授業を取っています。「Teaching English as a Second Language」という授業は、9-13時までの4時間の授業であり、休憩が少しあるとはいえ、とても疲れます。readingの課題もとても多く大変ですが、内容がイギリスで取っている授業のうち1番興味があるもののため毎週とても楽しみにしています。
 授業外の活動として、日本からの留学生の方と漢字workshopというものをボランティア的な活動としてさせていただいています。週に1回、こちらの大学で日本語を専攻されている学生さんたち向けに、授業で既に習った漢字を楽しくゲーム形式で覚えてもらおうというセッションです。私たちが、英語の難しい単語や、スペルが似ているものを覚え間違えしたりしまったり色々と苦労することと同じように、こちらの学生さんたちも部首だけが違う漢字や、発音が1字のみ違う漢字などを覚えるのに大変そうです。私たち日本人はどうしたらより楽しくわかりやすく覚えてもらえるか色々苦戦しています笑。ですが、楽しかった、ありがとうと言った声を実際にセッションに参加してくれている学生さんから聞けたときはとても嬉しいです。
 今回のブログで少しでもこちらの学校生活や、授業の様子を知っていただけたら嬉しいです。最後までお読み頂きありがとうございます。

1枚目 大学内の寮の外観
2枚目 大学からスーパーまでの途中にあるイギリスらしい建物

2019.11.22 留学第一歩目のハプニング

こんにちは。初めまして、9月から派遣留学で、イギリスのイーストアングリア大学に留学させていただいています、英文学科2回生のおもちです。イギリスにきてから、早いものでもう2カ月が経とうとしていますが、なかなか留学ブログを書けていませんでした。

さてさて、今回は私がこちらの大学にたどり着くまでの長い長い道のりについてお話ししたいとおもいます。ロンドンへの直行便は今まで、羽田もしくは成田からしかありませんでしたが、今年から関空ーロンドン(ヒースロー)、British Airwaysの直行便の運行が復活し、留学が決まった頃から、めんどくさがりな私はこの直行便を利用したいと思いとてもワクワクしていました。しかし、私は直行便どころか、一泊しなければならないという状況に置かれてしまいました。

いざ出発の日、飛行機に1人で乗ることが初めてだった私は不安と寂しさで一杯で搭乗しました。そんな時、機内アナウンスで空調システムに不具合があるため遅延しますと伝えられます。(この機内アナウンスはもちろんBritish Airwaysなのでイギリス英語で、イギリス英語が大好きな私は少し幸せな気持ちになりました笑) 出発の時刻が遅れることは珍しいことでもなく、今までにも何度か経験しているのであまり焦りはしませんでしたが、その状態が4時間以上続き、少し焦り始めていました。しばらくすると、再び機内アナウンスにて、空調システムは正常に戻ったが、遅延により予定していた航路(ロシアの上空を通るもの)が、既にいっぱいであるため別の航路(中国の上空を通るもの)を取るとのこと。アナウンス終了後、離陸。これでスムーズにロンドンに着けるのだと思い、安心して眠りについた私でしたが、そうはいきませんでした。

飛行開始から約4時間後、機内アナウンスにて、飛行機は中国の上空を旋回しているだけであることを知らされます。中国政府から許可がおりるまでは、中国の上空を飛行することはできないとのことでした。許可が下りるまで旋回を続けるとのことで、また更に、1時間程旋回。離陸から約5時間後、中国政府からの許可が下りないため、一旦韓国の仁川に着陸することを告げられる。仁川で、一泊してから、次の日に仁川からロンドンに飛ぶとのこと。私を含め乗っていた人達は皆何が起こっているのかよくわからないまま、仁川で降ろされ、混乱。1人で飛行機に乗ることが初めてな上、単なる旅行ではなく留学であったことも含めて私の中の不安は大きくなるばかりでしたが、同じ飛行機に乗っていた方にも助けていただき、なんとか、次の日無事にロンドンにたどり着き、空港から、バスで揺られること6時間(交通渋滞のため笑)家を出てから丸3日程かけてやっとの思いで、こちらの大学に到着しました。

手続きを全て終えて、自分の部屋に入れた時の、安心感は決して忘れることができません。やっと、ほっと一息つける場所にたどり着いたと、とても嬉しかったのを覚えています。留学初めからハプニングがあり、動揺しましたが、振り返ってみると、何事にも予期せぬことは起こりうるということを心に留め、これからの留学生活で直面するであろう苦労なども乗り越えていけるようになろうと思うことができた良い機会だったのかなと思います。

長々と失礼致しました。ブログに書く内容を考え、留学生活の始まりを振り返っていた時にどうしても、省くことのできない出来事であったので書かせていただきました。
次回からは、寮生活や、学校の授業などについてもう少し留学を考えている方などに役に立つと思われる事などを、お伝えしていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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