派遣留学

フィリピン留学で授かった「自分らしく生きる勇気」

学部・学科

文学部 英文学科

留学国

フィリピン

留学先

ミリアム大学

留学期間

2024年8月~2024年12月

251030i.png「いいね、日本出身なんて!だって綺麗で清潔で、発展してるんでしょ。」「なんでわざわざフィリピンに来たの?日本の方がずっといいんじゃない?」フィリピンのクラスメイトは、日本の多機能トイレや自動販売機など日本の話をする度に日本に行きたいと声をそろえた。反対に、私は人々が優しく大らかでフレンドリーだとフィリピンの魅力を力説した。

フィリピンの魅力を感じた出来事として、グループプレゼンの準備にあまり貢献できずに落ち込んでいた私に対して、「Hi Yuri!今日授業終わったらご飯食べに行かない?」と数人のクラスメイトが全く気にする様子もなく笑顔で駆け寄ってくれたことがあった。また、タガログ語が理解できない私のために、クラス全員が英語のみで話すことに協力してくれた。最も立場が弱い人の基準に周りが合わせるべきであるという考えが根付いていることを知り、大変感銘を受けた。しかし、これらのエピソードを彼女たちに伝えてもその特別さに気が付かないのか、不思議そうな目で私を見る。つまり、私の感動の対象は彼女たちにとっては当たり前のことなのだ。また、彼女たちにとっての憧れは私にはありふれた日常だ。

留学当初の私は、フィリピンの人々に漂う和やかな空気に憧れ、フィリピン人のように生きたいと考えていたが、「私は日本人であってフィリピン人になることは不可能だ」という当たり前のことに気づいた。自分の生まれ育った環境のマイナス面があったとしても、ネガティブに捉えるのではなく、それを受け入れ、最善を尽くすことが大切だと感じるようになった。そして、自分の置かれた環境の良い部分も、誰かに遠慮することなく大いに利用すべきだと思う。

留学以前の私は、自分を他人と比較し落ち込んだり羨んだりしていたが、いまは自分らしく生きる勇気を授けられたと実感する。今後も自分にしか実現できない人生の旅に自信をもって進んでいきたい。

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