派遣留学
留学期間
2022.8-2022.12
フィリピン

【coco】アサンプション大学

「留学を振り返って」

Hello po!
アサンプション大学に留学中のcocoです。

もう間もなく留学を終えるため、今は帰国の準備に追われているところです。
このブログが投稿される頃にはきっと帰国していると思いますが、最後に、この留学で学んだことや感じたことを少し共有させていただきたいと思います。

この留学を通して、一番に人の温かさを感じることが出来ました。
アサンプション大学が小規模であることや、留学生が女学院からの2人だけであることから、お会いした全ての方々が私たちを常に気にかけて下さいました。例えば、学内を少し歩いているだけでも、すれ違う学生や先生方が、たとえお会いしたことがなかったとしても「元気?フィリピンでの生活はどう?」などと声をかけて下さいました。
また何より、寮の友人との出会いは私にとっての宝物となりました。 最初の2ヶ月程は全てオンライン授業だったため、クラスメイトと顔を合わせることなく毎日寮で過ごしていました。初めは寂しく悩む時もありましたが、寮で生活を共にする彼女達の明るさと優しさに沢山救われました。
休日にショッピングモールに行ったり、長期休暇を利用して少し遠いところに旅行に行ったり、寮でお菓子を食べながら映画を見たり、夜遅くまでグループプレゼンテーションの課題をしたりなど、沢山思い出があります。
彼女達にしばらく会うことができなくなるのはとても寂しいですが、共に過ごした日々は決して忘れません。

フィリピンに来て文化や価値観の違いに驚いたことは沢山ありますが、その中でも特に印象に残っていることは国内の貧富の格差です。
大学があるマカティは、フィリピンの経済中心地と言われるほどに高層ビルやショッピングモールが立ち並んでいて、同じ国に貧困があることを初めは想像できませんでした。しかし、ほんの少し街からはずれると、スラム街やストリートチルドレンがいる場所がありました。世界の問題などについて、これまで日本でも学ぶ機会はありましたが、実際にそれを目にした時は想像以上のものに衝撃を受けました。日本だけに留まっていては到底知ることの出来ないものであり、世界に目を向けることの大切さを実感しました。

素敵な友人や先生方との出会いや多くの新しい経験を得る機会を与えてくださった全ての方々に心から感謝しています。
本当にありがとうございました。

Salamat po!
 

「アサンプションでの留学生活」

初めまして。フィリピンのアサンプション大学に留学している英文学科3年のcocoです。
フィリピンに来てから約2ヶ月が経ち、中間テストを終え残り2ヶ月となりました。
今回は、私が履修している授業の内容をそれぞれ少しずつご紹介します。
授業は、アサンプション大学の方針により、オンラインと対面が融合するHyflexという授業形態のもと行われています。取る科目や学科によって2つの割合は異なり、私の授業は10月の中間テストまではオンラインで、それ以降は対面が数回ずつある予定です。

1.PR Principles and Practices (生徒数5名)
ビジネスにおけるPRの役割や、広告やマーケティングとの違いや関わり方、顧客と会社の関係などについて学びます。
2.Communication in the ASEAN Setting (30名)
ASEAN加盟国が行ってきたプロジェクトを学ぶことを通し、ASEAN加盟国同士や他国との関係の維持や、経済の発展におけるコミュニケーションの役割、メディアの重要性などについて考えます。
3.Development Communication (12名)
コミュニケーションの構造や、コミュニケーションにおけるメディア媒体の特徴や役割、
SDGsの観点から見る社会問題などについて学びます。
4.PE (約15名)
毎週対面授業でハンドボールをしています。実技のテストが多くありますが、
毎回和気あいあいとしています。

体育を除く全ての授業においては、先生の説明だけでなく、トピックについて意見を聞かれたりグループワークがあったり、課題ごとについて発表するためのプレゼンテーションがあるため、学生が常に積極的に発言する環境があります。クラスメイトは、社会問題やビジネスについて根拠に基づいた自分の意見をしっかりと持っていて、またそれを分かりやすく発信するスキルがあり、とても刺激を受けます。
私は、初めは授業内容を理解することに必死で、意見を聞かれてもあまり上手く答えることが出来ませんでした。しかし、予習や復習をしっかりと行い、分からないことはクラスメイトや先生に質問することでだんだん英語にも慣れていき、少しずつ積極的に発言できるようになり、今後の自信にも繋がったと思っています。

コロナ禍での留学は初めてであることから、想像していた寮生活や大学生活とは異なり戸惑うこともありますが、それもまた今しかできない貴重な経験だと思っています。また、実際に異国の地で過ごし、日々文化の違いに触れることができていることをとても光栄に思います。
授業や生活に慣れるまではとても大変でしたが、常に陽気で勉強も遊びも様々なことを一緒に経験してくれる寮の友人やクラスメイト、いつも会う度に優しく声をかけてくださったり心配をしてくださったりする先生方のおかげで、楽しく学びの多い毎日を送ることができています。
コロナ禍という大変な状況において留学をさせていただいていることに感謝し、健康に気をつけながら残り2ヶ月を楽しく有意義に過ごしていきたいと思います。

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