音楽を総合的に研究し、広い視野で音楽をとらえ俯瞰できる力の育成を目指して、作曲、声楽、器楽といった専攻をあえて設けずに、「音楽芸術表現」として1専攻にまとめています。カリキュラムは、学生、教員が専攻の枠を超え、それぞれの作品や演奏などの研究成果を持ち寄って交流し、刺激を与え、啓発し合うことを念頭に置いて編成しています。多分野の研究者と討論や演奏、意見交換などを活発に行うことで、音楽表現の総合性、学際性を高めていきます。もちろん専門領域の実技も重視し、技術と知識と人格が美しい調べを奏でる、バランスのとれた真の音楽家を養成することが本研究科の目的です。