在学生向け

2021年度後期後半および2022年度の授業方針

2021年12月3日
副学長・教務部長 立石 浩一

 

 11月に入り、国の新型コロナウイルス感染症に関する指針が大きく変更となりました。具体的には、ワクチン接種の広がりを前提とした、飲食店、イベントなどにおける制限の大きな緩和および、今までの感染者数を指標の一つとして入れていた「ステージ」に基づく指針から、医療逼迫度を指標とする「レベル」への感染危険レベルの基準の変更が行われました。
 このような状況下でありますので、大学によっては早々に次年度は対面が基本、などの方針を発表している、というのが現状と本学も認識しています。
 これらを受け、2021年度後期後半および2022年度の授業方針について、下記のように致します。
 


【 I. 2021年度後期後半の授業方針】

1.現在レベル1において遠隔対応となっている授業について、可能なものについて対面化を担当者および学科よりの申請に基づき新たに認める。
 ただし、こちらについては、単純に明日からすべて対面に、というのは、下記の理由から困難になります。

  a.    新型コロナ感染症に伴うリスクを理由として、遠隔授業の申請を行っている学生が存在すること
  b.    対面にすると言っても、例えば200人入る教室にぎっしり、という対応は大学としては現状では困難であること
  c.    そもそも科目の種類単位で今期は遠隔と決めている授業群があり、これについては急な方針変更をすることは、教師・学生双方に準備が必要であり、困難であること。
  d.    上記のような理由で、対面化には準備が必要であること。

2.対面に変更する授業の対面授業開始時期は、1月11日(火)とする。それまでに、教務課より対面に移行する授業のリストを提示する。ただし、すべての科目について対面化するわけではありませんので、掲示を見ること。

3.これに伴い、新たに新型コロナウイルス感染症リスクについての健康リスクによる遠隔対応申請が必要となる学生については、所定の期間(12月22日(水)より1月14日(金))を設定し、新たな遠隔申請をさせるので、教務よりの案内を見ること。

4.感染が再び拡大する、つまりレベル2以上となった場合の方針は、学期当初に通知したままで変更しない。

 

【 II. 2022年度の授業方針】

 キャンパスにおける学びが大学の学びの基本であること自体は、オンラインの時代になっても変更されないと考えます。そこで、下記のようにいたします。

1.  基本方針は下記の通りとする。
 •    レベル1:感染拡大防止に最大限留意しつつの対面授業を基本とし、遠隔授業の方が教育的効果の観点から優れているものについては、遠隔対応を認める。
 •    レベル2:遠隔授業を基本とするが、授業の種類、教育的効果の観点から対面対応が望ましいものについては対面対応を認める。ただし、100名以上が例年登録する、あるいは結果的に登録した授業については遠隔対応を義務づける。
 •    レベル3以上:遠隔授業とする。

2.学生の遠隔対応申請自体は継続する。ただし、手続などの詳細は追って通知する。
3.詳細については1月から3月までの間に決定次第通知する。


 報道によると、オミクロン株というワクチンの効果が不明確な新たな株が発生するなど、新型コロナウイルス感染症に関する状況はまだ予断を許しません。ワクチンを打っているのだからすべて対面にしろ、とは、まだまだ言い切れない状況が続いています。引き続き、感染拡大防止に留意し、適切な行動をとってください。

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