研究・教育

公認心理師資格科目「心理実習」の発表会を行いました(心理・行動科学科)

発表する学生

発表した中野さん(左)と西辻さん(右)

中庭での集合写真

本学では、国家資格「公認心理師」を目指す学生向けに資格科目「心理実習」を開講しています。
この科目は、心理臨床実践を行う外部機関での実習を通じて、臨床現場における公認心理師の役割や仕事の実際、利用者・患者との関係性などを詳細に観察し、さらに他職種との連携などを学ぶ実践的な内容です。
公認心理師が活躍するフィールドとしては、①保健・医療領域、②教育領域、③福祉領域、④司法領域、⑤産業・労働領域といった5つの領域が想定されていますが、本学ではこの5つの領域を網羅した実習先を確保し、学生たちはそれらの施設で実習を行いました。現場での実習に際して学生たちは、小グループによる調査学習やグループディスカッション、プレゼンテーションといったアクティブラーニング形式での事前学習により充実した実習となるよう努力しました。

こうした1年間の学びの総まとめとして、12月14日(火)に学生たちによる発表会を行いました。学生たちは、それぞれの実習先で何を学んだか、学んだことを今後どう生かしていくかついてプレゼンテーションを行い、併せてこれからこの科目を受講する後輩たちへのメッセージも発信しました。

当日発表を行った学生の声を紹介します。
◎中野夏実さん(産業・労働領域の施設での実習について発表)
「心理実習では、現場で働いている方に直接話を聞くことで、詳しい業務内容や仕事に対するやりがいなどを知ることができました。これまでの座学とは違って、現場の雰囲気を肌で感じることができ、とても貴重な体験になりました。」
◎西辻好花さん(医療領域の施設での実習について発表)
「実習では、心理職の方が働かれている現場の雰囲気を肌で感じることができました。実習を終えて、自分が一回り大きくなったような気がしています。ここで得た学びは、今後の自分にとって基盤になると感じています。」

今回受講した学生たちは本科目の1期生です。1期生たちは、これから大学院に進学し公認心理師を目指す学生もいますし、他の分野に進む学生もいます。今回学んだことを糧にして、将来に向けた一歩を踏み出します。

※心理・行動科学科については≪こちら

一覧ページへ