地域・社会貢献

「やさしい日本語」の取り組みを行いました

 この度、文学部総合文化学科 建石始教授が担当する1年生対象の基礎ゼミにて、西宮市立図書館の利用案内の小冊子を「やさしい日本語」に変換する作業を行いました。 

 「やさしい日本語」とは、難解な表現、語彙を用いることなく、日本語学習者など日本語を母語としない外国人等にも理解しやすい日本語表現のことで、建石教授は学生とともに、近隣自治体と連携しながら「やさしい日本語」の取り組みを行っています。 

 また、本学では創立150周年を記念して「ユニバーサルマナープログラム」を導入しています。今回の取り組みはその一環として、202311月に西宮市の式典で本学学生がお手伝いをさせていただいた際に、西宮市立図書館様からお話をいただいたことがきっかけで実現しました。 

 授業では、学生たちが建石教授の指導の下、試行錯誤しながら、「やさしい日本語」を使った文章への変換作業に取り組みました。作業には、記述された日本語がどれだけ「やさしい日本語」なのかを診断する「やさにちチェッカー」や、「日本語教育語彙表」、日本語教師や中上級以上の日本語学習者支援のための機能語用例文データベース「はごろも」などのツールを用いながら、一語一語丁寧に変換していきました。 

 神戸女学院では、学院の永久標語でもある「愛神愛隣」の精神を体現するとともに、心のバリアフリーを実践できる人の育成を目指して、今後も「ユニバーサルマナープログラム」を積極的に推進してまいります。

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