環境・バイオサイエンス学科

入学してすぐ、憧れの学生スタッフに

- 人との関わり方を学んで大人になれた -

銀行勤務 吉岡さん

高校3年生のとき、お父さんと一緒にオープンキャンパスに参加したという吉岡さん。入学を決めたときはお父さんも大賛成だったそうです。学生スタッフの活動や講義を通してどのようなことを学んだのか、振り返ってもらいます。

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ほかの大学とはまったく違ったオープンキャンパス

高校生のときはいろいろな学校のオープンキャンパスに参加していたのですが、神戸女学院大学の学生スタッフは他大学とはまったく違っていました。細かく気を配って誘導してくれるので、とても充実した時間を過ごすことができたんです。年齢はひとつしか変わらないのに私とは全然違っていて、「こういう女性になりたい」と憧れました。それで神戸女学院大学に入学することを決め、1年生からさっそく学生スタッフの活動に参加したんです。
最初の頃は、とにかく明るく元気をモットーに高校生と接していました。でも、あまりに勢いよく話しかけると一歩引かれてしまうこともあるんです。先輩たちをよく見ると人によって対応を変えていて、対人関係にマニュアルはないということを知りました。
3年生からはリーダーとして、活動全体を見渡してリードする立場に。それぞれ個性も経験も異なるメンバーを引っ張っていくという経験はとても勉強になりました。

食について学びながら幅広い科目を受講

環境・バイオサイエンス学科に進学したのは、食について学びたかったから。自分の食生活を振り返ったり、食べ合わせについて調べたりと、生活に直結しているのですごくおもしろかったです。大学時代だけでなく人生を通して役立つ知識なので、教科書は今でも本棚に並べています。
3年生から入ったゼミでは、企業と提携して発酵野菜のサプリメントについて研究。加工処理を施した発酵食品でも、体にいい影響を及ぼすかどうかを検証しました。
食を学びの中心にする一方で、1、2年生のときには心理学や法律学、哲学など、他学部の講義も積極的に受けていました。最初は興味本位だったのですが、知識の幅が広がることによって、人と接するときに会話が広がることに気がついたんです。理系の講義だと、哲学のように答えのない問いに取り組むということはないので、私にとって新しい考え方に触れることができました。

人見知りを克服。就職活動もスムーズに

神戸女学院大学は少人数での講義が大半なので、先生方はひとりひとりの学生を大切に指導してくださいます。レポートを提出する講義では、添削して返却してくださる先生もいらっしゃいました。細かいところまで見ていただくことで、確実に力をつけていくことができる環境だと思います。
また、1クラスあたりの人数が少ないので講義中に発言することが多く、プレゼンテーションもよく行いました。学外でのイベントを企画・開催する「地域創りリーダー養成プログラム」という科目では、司会を任せられたことも。4年間を通して大勢の前で話すトレーニングを重ねることができ、もともと人見知りだった私も、人前で話すことが好きになりました。そのおかげで、就職活動のグループディスカッションや面接では、特別な練習をしなくてもスムーズだったんです。

私はまだ、人を知らない

22年間生きてきて、人にはいろいろな考えがあるということを理解できるようになったつもりでしたが、社会に出て考えの浅さを実感しました。
それを教えてくれたのは、会社の上司のみなさん。私には思いつかないような心配りをしてくださるので、仕事のうえだけでなく人として尊敬しています。
たとえば、先日ミスしてしまったことがあるのですが、ミスしたなかでもいいところを見つけて、「その調子でがんばって」とほめてくださったんです。私が指導する立場だったら、注意するか「気にしなくていいよ」と声をかけるくらいだと思うので、すごく驚きました。でも、プラスの言葉をかけていただいたことで、萎縮せずに引き続き仕事に取り組むことができたんです。
上司のみなさんの言葉と振る舞いにはいつも大人の余裕があり、今の私にはできないことばかりだとつくづく感じます。いつか追いつけるように、もっと人というものを知っていきたいです。

Profile

環境・バイオサイエンス学科
吉岡さん 銀行勤務

城星学園高等学校卒業。2017年3月、人間科学部環境・バイオサイエンス学科卒業。現在は銀行に勤務している。大学1年生のときに学生スタッフのリーダーだった先輩とは未だに交流があり、学生のときから変わらず憧れの存在なのだそう。