派遣留学
留学期間
2019.8-2019.12
フィリピン

【ミッキー】アサンプション大学

2019.11.08 フィリピン留学

こんにちは、フィリピンのアサンプション大学に留学中の英文学科2回生ミッキーです。8月初めにアサンプションに来て早くも3ヶ月経ちました。残り1ヶ月ほどしか残っていませんが、最後まで楽しんで頑張りたいと思います。
  
日本はもう肌寒く、上着が必要な季節だと思いますが、フィリピンは常に夏なので未だに半袖で過ごしています。しかし日本のような蒸し暑さはなくカラッとしているので快適です。ここでは室温18℃が普通なので室内でのみ上着を着ています。来てすぐの頃は雨季だったので突然大雨が降ったり学校が休みになることもよくありましたが、今は雨もほとんど降りません。もうひとつ環境面で特徴的なのは交通渋滞です。アサンプション大学は大都市マニラのマカティ市にあるので車が多く電車もよく遅延します。道路もかなり混雑していて最初は危ないなあと心配でしたが、今まで事故は見たことがなく信号がある所は安全です。大学付近は道路も整備されていて、巨大モールもあるので梅田や三宮のように友達と買い物に行ったりご飯を食べることもできてとても便利です。
  
次に授業についてですが、私はCommunication学科Advertisingコースで以下の5教科を履修しています。
・Effective Oral Communication (Mon. 9:10-12:00)
  Public Speechの授業で、最初はCommunicationの仕組みについて理解を深めてから色んなタイプの話し方について学びます。クラスメートはフィリピン人、ベトナム人、台湾人そして日本人と、とても国際的なクラスです(たまたまですが)。 中間試験前はNonverbal(非言語)がどのようにスピーチに影響するかについて詳しく学びました、とても興味深い授業です。
・Creative Writing (Tue. 9:10-12:00)
  名前の通り"創造性のあるwriting"について学びます。主にポエムやフィクションを書くことを前提に、創造性のある文はどのように書かれるのか深く追求します。英語の語彙力がかなり必要になるのでグループディスカッションでも中々良い案を出せず苦戦しましたが、授業後にパワーポイントを送って貰えるのでそれを使ってしっかり復習したり、課題に時間をかけて高得点を狙ったり何とかついていけています。女学院の英文学科生は卒業論文が英語なので、そのためにも英文の書き方を習得しています。
・Acting and Directing (Wed. 9:10-12:00)
  劇を通して表現の仕方を学びます。授業で使われるのはウィリアム・シェイクスピアのジュリアス・シーザーです。最初の方の授業で教授が"Nervousness will never go away, find the way how to deal with it."(緊張は無くならないからそれを対処する方法を見つけて)と言っていてそれが今でも印象に残っています。一見劇をするためだけの授業内容ですが、社会に出てから緊急事態にいかに焦らず適応するか、どのように表現したらより多くの人の興味を得られるか、といったことも学んでいます。来る前より自分に自信が持てるようになった気がします。
・Development Communication (Thus. 14:00-16:30)
  世界の貧困、環境問題、マスメディアについてCommunicationという枠組みを通して学びます。フィリピンは近年急速に発展しているとはいえ、まだまだ貧困が耐えません。この授業を通してフィリピンの状況をよく知ることが出来ます。日本について聞かれても「いや日本には問題がないね...!」と言われました。笑 日本に居るだけでは知らなかったであろうSDGs(持続可能な開発目標)についてよく理解することができました。地球温暖化や環境問題が深刻化していることを日本でももっとアピールするべきだと思いました。
・Movement and Contemporary Dance (Fri. 11:00-13:00)
  バレエの基礎や柔軟、創作ダンスをします。私はずっとバレエをしていたので柔軟やダンスでの表現が得意なので本当に楽しいです。クラスメートはダンス経験がほとんどないと言っていたけれど、創作の発表の時は堂々としていて感動しました。授業の一環でBallet Philippinesの公演も観に行きました。ここでは終演後、出演者と写真を撮れるのが普通だそうで私も撮ってもらってとてもいい思い出になりました。

かなり主観的な内容になってしまいましたが、どの授業も少人数でとても興味深くて勉強になります。フィリピンの母国語のタガログ語で話されることもありますが、ほとんどの生徒が流暢な英語を話すので今では困ることがありません。その上みんなが本当に優しいので少し戸惑ってもすぐにわかりやすく説明してくれたり助けてくれます。派遣留学の良さは英語"で"勉強することだと思っていて、実際英語力と同じくらいグローバルな知識や表現力も身についていると感じます。

 アサンプション大学ではOrganization(部活)にも力が入っています。私が楽しみにしてたものの1つです。TADCというダンス部に入って、中間明けまではHiphopに、今はJazzに所属しています。学内の発表がたくさんあり、毎日3時間練習した時もありました。コンペティションでは優勝もしているかなり本格的な部活なので部活でも吸収することがたくさんあってとても充実しています。残念ながらコンペティションは2月なので参加出来ないですが、Hiphopではプロのコーチ直々に振りを教えてもらえたり、Jazzではここの学生の日本人とも一緒に練習できるので入って良かったと心から思います。

 最後にこれまでの期間を振り返って、英語だけじゃなくもっとたくさんのことを学んでこれたと実感しています。普段実家の一人部屋でのんびりしていたので、寮生活に変わってかなり苦戦しました。国も人も環境も変わって改めて日本がどんな国か、自分がどんな人か、これからどう勉強すべきか、気が付くことだらけです。アメリカやイギリスでネイティブの英語に触れてスキルを高めるのも良いし、フィリピンのように日本とはかなり違う国で英語力を高めつつ、自分を客観的に見つめ直すのも良いと思います。4ヶ月半と期間は短いので著しい変化は期待出来ないかもしれないですが、絶対に日本に居るだけでは気が付かないことがたくさんあります。アサンプション大学に留学したいな、と思っている方には全力でオススメします!長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!Salamat po!

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