認定留学
留学期間
2019.4-2020.1
英国

【明太子】ニューカッスル大学

2019.06.17 留学生ブログ1

はじめまして、文学部 英文学科の明太子です。
今年の4月からイギリスのニューカッスル大学に留学しています。
1ターム目がそろそろ終わりに近づきイギリスの生活にも慣れてきました。

渡英する際、ニューカッスルへ行くのに直行便は高いのでブリュッセル経由ロンドン便で出発したのですが、いきなりブリュッセル便の出発が遅れるアクシデントに見舞われました。ブリュッセルに着いた時には予定の便は離陸後で、次の便に振り替えてもらいましたが空港で5時間も待つことになってしまい、私の留学生活は幸先が悪いように感じました。
ですが実際に暮らしてみると特に不便もなく快適です。ロンドンからけっこう遠いので田舎かと思っていましたが交通は便利だし、ショッピングモールもあるし、自然公園やスタジアムなどもあるなかなかな都会でした。街の人々も親切で私が日本人と分かると、気軽に日本について話そうとしてくれます。

また、イギリスはメシマズ大国と聞いていたのですが、そんなことはなく美味しいものはたくさんあります。見た目で美味しそうと思ったものは美味しいし、まずそうと感じたものはまずいです。見た目は怖いけど意外と美味しいということはあまりないので、変にチャレンジ精神を持たなければ美味しい食事を選ぶことができます。

ニューカッスルはスコットランドに近く、けっこう寒いです。6月なのに気温は晴れの日でも20℃を超えることは滅多になく、ヒートテックは欠かせません。ただ、現地の人にとっては寒くないようで半袖半ズボンの人もいます。なのであまり浮かないように、ニットなど冬の格好は避け、インナーを重ね着したりして寒さを凌いでいます。極暖ヒートテックを持ってくればよかったと思っています。

私が参加しているニューカッスル大学の認定留学コースは、前半の半年間に学部授業に出席出来るレベルの英語研修を受けて、後半に現地学生と同じ学部の授業に出席するというものです。なので今は英語の4技能のレベルアップのための授業を受けています。1クラス13人くらいで授業を受けており、グループでディスカッションしたり自分の意見を発表したりする参加型の授業が多いです。また留学生の1/3以上は中国人のようで、私のクラスも7割以上が中国人です。

イギリスは大学生活でも日常生活でも日本より電子化が進んでおり、こっちで生活するためのアプリが10個くらいスマホに増えました。バスに乗るためのアプリや、大学のジムを使うためのアプリなどがあります。まだあまり慣れていないので、もっと活用できるようになりたいです。
また授業の様子や大学について報告します。ありがとうございました。

2020.01.20 留学生ブログ2

こんにちは。明太子です。
前回書きました留学期間前半の語学コースが終わりました。期末試験の結果所定の基準を満たしたので、今は後半の大学学部の講義に参加しています。
 
前半の期間も前期と後期に分かれており、そのクラスもテストで決まります。クラスは10くらいありますが最初のクラスは留学を申し込む時のIELTSのスコアで決まります。私は5.5だったので上から3つ目くらいでした。テストの4技能のスコアと1000字のエッセイで評価され、次のクラスが決まります。後期では一番上のクラスになったのですが、授業内容やテストに大きな変化はありませんでした。ただ一番上の特典としてエッセイの難易度アップと、スピーキングテストでのプレゼンテーションが加わります。エッセイを書く際に、前期はテーマと参考文献は提供されていましたが、後期は50個くらいの中から自分の分野に合うテーマを選び、自分で参考文献を探さなければいけなくなりました。
 
授業の中には、クラスメイトと協力してこなす課題もあります。前半のクラスメイトは中国人が多かったのですが、後半の学部授業ではイギリス人やスペイン人がグループメンバーになりました。英語はもともと敬語などのない直接的な言語ではありますが、ネイティブと会話をしているとBelieve me!やI'm disappointedなど日本ではあまり使わないようなストレートな表現を耳にします。また、中国の方々はスピーキングが得意なようで会話においてたびたびスラングなどが使われています。ですがチャットでは普通の文章が使われているのでテキスト上での会話は分かりやすいです。一方でネイティブの方は実際の会話でもチャットの中でもナチュラルにスラングが混じっています。初めてリアルなOh, shitを聞いた時は少し感動しましたが、チャットにおけるそういった表現は知らないものも多くて手こずっています。
 
ニューカッスルでは寮で生活しています。神戸女学院でも寮で暮らしていたので特に抵抗を感じることはありませんでした。毎週ハウスキーピングが入るので嬉しいです。
ただ、何か月か生活を続けていると様々な災難に合うこともあります。その中で特に困ったのが、トイレの水の流れが止まらなかったことと、部屋のドア(電子ロック)の機械の調子が悪くなって部屋に入れなかったことです。こういったハプニングの際はINTOに連絡して修理の人を手配してもらいます。私も連絡して修理してもらったのですが、トイレはタンクがあるであろう壁の部分を一度殴って直し、ドアロックの方も機械を金槌で叩いて直す、という直し方でした。しかも何度も同じ現象がおき同じ修理をしてもらっています。トイレや電子ロックは長く丁寧に使い調子が悪くなったら買い替え時、くらいの認識でいた私にとって度々壊れてはダメージを与えることで直るイギリス製が凄いのか脆いのか判断し難いです。というか、調子の悪いところにさらにダメージを与えて直すというのが昭和のテレビのようだな、と思っています。 

留学前はいろいろ不安で様々なものを持ってきてしまいましたが、イギリスは日本以上に進んでいるので基本的に必要なものは何でも手に入ります。レストランやスーパーなどでもベジタリアン用やビーガン用など様々なタイプの人のためにたくさんの料理があり、進んでいるな、と感じました。
大学内でもそう感じる場面はたくさんありますが、男女共有トイレもそのうちの一つです。一度、男女共有であることに気づかず利用したら、トイレ内でクラスメイトの中国人男性に出くわすという経験をし、最先端とはこういうことか、と身をもって学びました。

後半の学部授業に参加する前に夏休みとして2週間ほどの休みがあり、この機会に湖水地方に行ってきましたのでその写真を添付します。湖水地方は、日本のガイドブックにはコッツウォルズと並んで必ずと言ってよいほど紹介されているイギリスらしい美しい自然にあふれる場所になります。イングランドの北西になるので、ロンドンから行くのは簡単ではありませんが、ニューカッスルからなら車で西に一時間半程度で簡単に行けます。今回は同行者の車に乗せてもらって、ローマ帝国が築いた「ハドリアヌスの城壁」という東西117kmの万里の長城のような壁に沿った道路で往復しました。
湖水地方はいくつかの観光地が点在しており、ピーターラビットの作者のポターが住んだボウネス、ワーズワースが住んだグラスミアなどが有名ですが、今回は北部のケズウィックという町の周りを訪ねました。どちらかというと海外からの観光客よりもイギリス人が休暇を楽しみに来る場所とのことです。ナショナルトラストという自然保護団体が土地を購入して保全が保たれているので、開発の手が入らずに昔ながらの景観が保たれています。

次回は学部授業やクリスマスについてなどを報告しようと思います。ありがとうございました。

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