研究・教育

授業紹介「クローバーゼミ」

本学では、全学科の学生が20名程度のクラスに分かれて受講する「クローバーゼミ」という必修科目を1年生後期に開講しています。この授業では、1つのトピックに対して専門分野が異なる3名の教員で授業を担当し、それぞれの専門分野の視点からトピックにアプローチします。学生たちは担当教員の専門分野の視点からそのトピックについて考察し、ディスカッションやグループワーク等を通じて理解を深めていきます。多角的に物事を捉える力を養うことを目指しリベラルアーツ教育を行っている本学ならではの授業の1つです。

11月26日(金)に、「happiness」をトピックとして取り上げているクローバーゼミの授業が行われました。「happinessとは」、「人をhappinessにするとは」について、「MONEY」、「CAREER」、「BEAUTY」、「LOVE」を題材に(「MONEY」があれば「happiness」なのか?など)、今回担当している教員の専門領域であるジェンダーや多様性の視点から考察を行ってきました。まとめの回になるこの日は、これまでの授業で考察してきたことをもとに、自分の意見を発表するとともに、他の学生の意見にも真剣に耳を傾ける授業となりました。終了後、受講していた学生たちにこれまでの授業の感想を聞きました。

「これまでは幸福について"感じる"だけだった。"何が幸福かを考える"ことが新しい。」

「一人一人に違う幸せがあると気づき、それを尊重することが次の幸せに繋がると感じた。」

「社会や文化で定義されていることが必ずしもみんなに当てはまるわけではない。幸福論だけでなく、いろんな場面でそういった定義に縛られていないか考えていきたい。」

このクラスでは、最初の8回は人文科学の分野から演劇を通して「happiness」を考察してきました。次の8回は、音楽(芸術)の分野から「happiness」について考察を行います。

※本学のカリキュラムについては≪こちら

一覧ページへ