環境・バイオサイエンス学科に入学した当初は生物系分野に関心があったのですが、講義を受けているうちに環境問題に興味がわいたので、ゼミは環境科学を選びました。
卒業論文のテーマは水質浄化。本来は廃棄物であるお茶パックの出がらしから炭を作り、汚染土に入れて浄化できるか実験しました。その結果、単純な構造の汚染物質であれば吸着できることが立証できたんです。環境問題は大きなテーマですが、自分にも貢献できることがあるということにやりがいを感じました。
また、理科の先生になることが昔からの夢だったので、研究と平行して教職課程も履修していました。苦手な物理系科目は単位を取得するのに苦労しましたし、介護福祉実習では未知の世界にショックを受けて帰り道に泣いてしまったことも。でも、教員以外の将来像は思い浮かばなかったので、とにかく一直線に免許の取得を目指しました。