派遣留学
留学期間
2022.9-2023.1
台湾

【すい】文藻外語大学

「1月」

 時間の流れは早く、台湾で過ごす最後の1カ月になりました。12月は期末テストで忙しくなる前に、台南や墾丁へ旅行に行きました。また、クリスマスにはルームメイトがお家に招待してくれました。行く前は少し緊張しましたが、ご家族やお友達が温かく迎え入れてくださり、良い思い出になりました。

 今は定期テストを終え、旧正月の雰囲気を感じながら帰国の準備を進めています。この半年間で周りの友人や環境から良い刺激を受け、改めて自分の将来と向き合うことができました。中国語は勉強をすればするほど、自分の能力不足を感じますが、帰国後も自分の目標に向けて勉強を続けていきたいと思います。留学をサポートしてくださった神戸女学院大学の教授や職員の方々、家族や友人に感謝しております。また台湾で出会った方々にも感謝し、留学で身につけた力をこれからの将来につなげていきます。

 今回で最後のブログとなります。ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。留学を目指されている皆さんの夢が叶うことを願っています。

「11月」

 台湾に来てから3か月が経ち、今月は大学と華語センターの両方で中間テストがありました。中国語のテストは、文化紹介のプレゼンテーションでした。緊張しましたが、台湾に来る前と比べて少し成長を実感でき、嬉しかったです。

 また、Conference English and International Etiquetteという授業のメインイベントがありました。この授業では主にInternational Affairsという学部の4年生が行う卒論研究発表会の運営を行います。私も現地の学生と一緒にスタッフとして参加しました。学生主体で運営を行うため、中国語を使うことが多く、難しいこともありましたが、日本人の正規留学生に助けてもらったり、分からないことがあれば自分から聞いたりすることでなんとか無事に終えることができました。チームのリーダーやクラスメイトもとても優しく、私のことを気にかけてくれていました。少し文化祭のような雰囲気もあり楽しかったです。また、来年私も4年生の発表された方々のように卒業論文を発表したいと思いました。

 写真は大学内にあるクリスマスツリーです。11月末に点灯式がありました。たくさんの学生が手にろうそくを持ち、カウントダウンをしました。ツリー以外にもたくさんの装飾がされています。

「10月」

 台湾に来てから1か月が経ちました。たくさんの新しい出会いがあり、目まぐるしい日々を過ごしていたためかあっという間の1ヶ月でした。少しずつではありますが、ここでの生活にも慣れてきたように思います。

 今回は授業の紹介をします。文藻外語大学では中国語(繁体字)を学ぶ留学生向けの語学センターの授業と、現地の大学生が受ける大学の授業の両方を履修することができます。中国語の授業は平日の毎日15時から17時まであり、時代華語というテキストに沿って授業が進んでいきます。また、単元ごとに習った文法や単語の小テストが行われます。先生が毎回丁寧に作文を添削してくださるのでとてもためになります。クラスは15人と少人数なので、先生やクラスメイトとの距離が近く、間違いを恐れることなく発言できる環境です。授業後はクラスメイトと晩ご飯を食べに行くこともよくあります。

 また、私は毎日の中国語の授業以外に、以下の3つのInternational Affairsに関する授業を履修しています。

・Introduction to International Cultural Studies
・English Reading for international Affairs
・Conference English and International Etiquette

 これらの授業は全て英語で行われ、毎週単語やトピックに関する小テストや課題があり、とても充実しています。私は神戸女学院大学で英文学科グローバルスタディーズコースに所属しているので、専門分野のInternational Affairsに関する学部の授業を履修していますが、交換留学生はどの学部の授業でも履修することができます。例えば日本語と中国語間での翻訳通訳の授業や東南アジアの文化など面白そうな授業がたくさんあります。授業ではクラスメイトと英語、中国語の両方を使って会話をしています。文藻外語大学には日本からの留学生もたくさんいるのですが、私は授業を通して台湾人とも交友関係を広げることができています。台湾の友人と仲良くなるほど、もっとお話をしたい、中国語の能力を高めたいという気持ちがさらに強くなりました。

 写真は友人と旗津の灯台を見に行った際に撮影したものです。綺麗な夕日の中、ギターの弾き語りをしている方がおりとても雰囲気が良かったです。

「9月」

 皆さんこんにちは。私は2022年の9月より台湾の文藻外語大学に派遣留学をしているすいです。

 これからこのブログを通して、約半年の留学生活を紹介していきます。私が高校生の頃から読んでいたこの留学生ブログを書く機会をいただいたことをとても嬉しく思います。高校生の皆さんも、留学を検討されている神戸女学院大学の学生もぜひ楽しんで読んでください。

 私は大学から第二外国語で中国語の学習を始めました。授業中はもちろん授業後などの時間を用いて、教授に分からない文法や勉強方法、留学について教えていただきました。また、コロナの影響で留学が1年延期になり中国語学習のモチベーションを保つことが難しくもありましたが、中国語を勉強する友人に感化され、HSK4級を取得することが出来ました。

 7月の下旬までは、今年もコロナのため台湾に渡航はできないと考え、オンラインで留学をしようと考えていました。しかし、思いもよらず授業開始直前で台湾への入国制限が緩和され渡航がすることが出来る様になりました。そこからはビザ申請や入国許可書の取得、航空券の予約など、出発までタスク満載の日々を送りました。台湾の空港到着後はPCR検査を受け、桃園国際空港から高雄にある隔離期間を過ごす防疫ホテルまで4時間半かけてタクシーで移動しました。タクシーの運転手さんが「台湾は美味しい食べ物がたくさんあるよ」と言った中国語が聞き取れたことが嬉しかったです。ホテルでは、隔離されている期間に中秋節という祝日があり、部屋から少し花火を見ることができました。コロナの影響で複雑な手続きや行動の制限など多くの困難がありましたが、今では貴重な経験だったと感じています。

 隔離期間が終わり、文藻外語大学に着くとボランティアの学生が寮の部屋に案内してくれました。これからどんなルームメイトと一緒に暮らすのだろうかと、ドアを開ける時はとても緊張しましたが、ルームメイトが笑顔で優しく迎え入れてくれました。荷物を整理した後にご飯や必要な生活用品を一緒に買いに行ってくれとても助かりました。今は、夜部屋で一緒に話をしたり、音楽を聞く時間がとても幸せです。

 写真は大学の中心にあるグラウンドです。毎日バレーボールやサッカー、ランニングをしている学生でいっぱいです。

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